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公開番号2024131487
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041764
出願日2023-03-16
発明の名称路面評価装置
出願人本田技研工業株式会社,パシフィックコンサルタンツ株式会社
代理人個人,個人
主分類G08G 1/00 20060101AFI20240920BHJP(信号)
要約【課題】路面プロファイルを効率的かつ精度よく評価する。
【解決手段】路面評価装置10は、複数の車両の走行情報と、複数の車両が走行した道路の情報を含む地図情報とを取得する情報取得部111と、情報取得部111により取得された、道路を所定期間に走行した複数の車両の走行情報に基づいて、所定期間に対応した道路の路面の粗さを示す粗さ値を算出する評価部112と、粗さ値を含む粗さ情報を道路の情報に対応付けて出力する出力部113と、を備える。情報取得部111は、評価部112が第1所定期間よりも後の第2所定期間に対応した粗さ値を算出するとき、第1所定期間に対応した粗さ値に対する第2所定期間に対応した粗さ値の変化率が所定閾値を上回ると推定するとき、変化率が所定閾値以下であると推定したときよりも、第2所定期間に対応した粗さ値の算出に用いる走行情報を多く取得する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の車両の加速度を示す加速度情報を含む、前記複数の車両のそれぞれの走行情報を取得する走行情報取得部と、
前記複数の車両が走行した道路の情報を含む地図情報を取得する地図情報取得部と、
前記走行情報取得部により取得された、前記道路を所定期間に走行した前記複数の車両の前記走行情報に基づいて、前記所定期間に対応した前記道路の路面の粗さを示す粗さ値を算出する算出部と、
前記算出部により算出された前記粗さ値を含む粗さ情報を前記地図情報取得部により取得された前記道路の情報に対応付けて出力する出力部と、を備え、
前記走行情報取得部は、前記算出部が第1所定期間よりも後の第2所定期間に対応した前記粗さ値を算出するとき、前記算出部により算出された前記第1所定期間に対応した前記粗さ値に対する前記第2所定期間に対応した前記粗さ値の変化率が所定閾値を上回るか否かを推定し、前記変化率が前記所定閾値を上回ると推定したとき、前記変化率が前記所定閾値以下であると推定したときよりも、前記第2所定期間に対応した前記粗さ値の算出に用いる前記走行情報を多く取得することを特徴とする路面評価装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
請求項1記載の路面評価装置において、
前記走行情報取得部は、前記変化率の大きさが前記所定閾値を上回ると推定すると、前記第2所定期間の開始時点を変更して前記第2所定期間を延長し、延長後の前記第2所定期間に対応した前記複数の車両の前記走行情報を取得することを特徴とする路面評価装置。
【請求項3】
請求項1記載の路面評価装置において、
前記走行情報取得部は、前記変化率の大きさが前記所定閾値を上回ると推定すると、前記第2所定期間の終了時点を変更して前記第2所定期間を延長し、延長後の前記第2所定期間に対応した前記複数の車両の前記走行情報を取得することを特徴とする路面評価装置。
【請求項4】
請求項1記載の路面評価装置において、
前記走行情報取得部は、前記変化率の大きさが前記所定閾値を上回ると推定すると、前記第2所定期間に対応した前記複数の車両の前記走行情報に加えて、前記第2所定期間に対応した、前記複数の車両以外の他の車両の前記走行情報を取得することを特徴とする路面評価装置。
【請求項5】
請求項1記載の路面評価装置において、
前記所定閾値には、前記第1所定期間と前記第2所定期間との間隔が長いほど大きい値が設定されることを特徴とする路面評価装置。
【請求項6】
請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の路面評価装置において、
前記走行情報取得部は、前記複数の車両の前記走行情報を記憶する記憶装置から前記所定期間に対応する前記複数の車両の前記走行情報を取得し、
さらに、前記走行情報取得部は、前記変化率が前記所定閾値を上回っていて、かつ、前記第2所定期間に対応した前記粗さ値が前記第1所定期間に対応した前記粗さ値よりも小さいとき、前記記憶装置から前記第1所定期間に対応した前記粗さ情報を削除することを特徴とする路面評価装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、路面の凹凸形状を表す路面プロファイルを評価する路面評価装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
この種の装置として、従来、道路を走行中の複数の車両から取得された、走行加速度などを含む走行情報に基づき道路の路面の粗さを評価するようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/059636号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1記載の装置のように複数の車両から取得した走行情報に基づき路面の粗さを評価する方法では、車両の台数が増加したときに、データ量が増大し装置や通信インフラに掛かる負荷が増大するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様である路面評価装置は、複数の車両の加速度を示す加速度情報を含む、複数の車両のそれぞれの走行情報を取得する走行情報取得部と、複数の車両が走行した道路の情報を含む地図情報を取得する地図情報取得部と、走行情報取得部により取得された、道路を所定期間に走行した複数の車両の走行情報に基づいて、所定期間に対応した道路の路面の粗さを示す粗さ値を算出する算出部と、算出部により算出された粗さ値を含む粗さ情報を地図情報取得部により取得された道路の情報に対応付けて出力する出力部と、を備える。走行情報取得部は、算出部が第1所定期間よりも後の第2所定期間に対応した粗さ値を算出するとき、算出部により算出された第1所定期間に対応した粗さ値に対する第2所定期間に対応した粗さ値の変化率が所定閾値を上回るか否かを推定し、変化率が所定閾値を上回ると推定したとき、変化率が所定閾値以下であると推定したときよりも、第2所定期間に対応した粗さ値の算出に用いる走行情報を多く取得する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、路面プロファイルを効率的かつ精度よく評価できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係る路面評価装置を備える路面評価システムの構成の一例を示す図。
車載装置の要部構成を示すブロック図。
走行情報記憶装置の要部構成を示すブロック図。
本発明の実施形態に係る路面評価装置の要部構成を示すブロック図。
車両が走行する道路の地図の一例を示す図。
走行情報の一例を示す図。
合成走行情報の一例を示す図。
路面粗さ値と横加速度との相関関係の導出方法を説明するための図。
路面粗さ値と横加速度との相関関係の導出方法を説明するための図。
路面プロファイル情報の一例を示す図。
路面プロファイル情報の他の例を示す図。
路面プロファイル情報の他の例を示す図。
図9Aの地点Aの路面粗さの変化を説明するための図。
図9Aの地点Aの路面粗さの変化を説明するための図。
図3の演算部で実行される処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図11を参照して本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る路面評価装置は、車両が走行する道路の路面プロファイルを評価するための装置である。図1は、本実施形態に係る路面評価装置を備える路面評価システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、路面評価システム1は、路面評価装置10と、車載端末30と、走行情報記憶装置(以下、単に記憶装置と呼ぶ。)40と、を備える。路面評価装置10および記憶装置40は、例えばサーバ装置により構成される。車載端末30は、通信網2を介して路面評価装置10および記憶装置40と通信可能に構成される。
【0009】
通信網2には、インターネット網や携帯電話網等に代表される公衆無線通信網だけでなく、所定の管理地域ごとに設けられた閉鎖的な通信網、例えば無線LAN、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等も含まれる。
【0010】
車載端末30は、車両20に搭載される。車両20には、複数の車両20-1,20-2,・・・,20-nが含まれる。なお、車両20は、手動運転車両であってもよいし、自動運転車両であってもよい。また、車両20には、車種やグレードが異なる車両が含まれていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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