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公開番号2024112554
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-21
出願番号2023017675
出願日2023-02-08
発明の名称表示機、信号機
出願人常盤電業株式会社,個人
代理人個人
主分類G08G 1/095 20060101AFI20240814BHJP(信号)
要約【課題】 効率よく着雪の成長を抑制することが可能な表示機及び信号機を提供する。
【解決手段】 複数の光源配設部3は、所定の間隔をあけて互いに略平行に配置される。表示機1(光源配設部3)の後方には、光源配設部3の長手方向に対して直交するように回転軸15が水平方向に配置される。回転軸15には、複数の掻き出し部材17が固定される。回転軸15は、駆動部21によって回転可能である。駆動部21によって回転軸15を回転させると、回転軸15とともに、掻き出し部材17が回転動作する。この際、隣り合う光源配設部3の隙間19に存在している除去対象物23(雪や枯葉等の異物など)が掻き出し部材17によって掻き出されて除去される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光源が併設された光源配設部と、
複数の前記光源配設部を、所定の間隔をあけて連結する連結部と、
隣り合う前記光源配設部の隙間の詰まりを除去する掻き出し部材と、
前記掻き出し部材を隣り合う前記光源配設部の隙間において移動させる駆動部と、
を具備し、
前方からの風雪が、隣り合う前記光源配設部の間の隙間から後方に抜けることが可能であり、前記駆動部によって前記掻き出し部材を動作させ、隣り合う前記光源配設部の間の隙間の除去対象物を除去可能であることを特徴とする表示機。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記光源配設部の後方において、複数の前記掻き出し部材が固定された回転軸を有し、
前記駆動部は、前記回転軸を回転させることで、それぞれの前記掻き出し部材を隣り合う前記光源配設部の間の隙間に沿って回転させることが可能であることを特徴とする請求項1記載の表示機。
【請求項3】
前記駆動部は、掻き出し動作を停止する際に、前記掻き出し部材が隣り合う前記光源配設部の間の隙間から後方に退避した位置で前記回転軸を停止させることを特徴とする請求項2記載の表示機。
【請求項4】
前記回転軸が複数配置され、それぞれの前記回転軸に固定された前記掻き出し部材は、前記光源配設部の異なる部位に対して前記除去対象物を除去可能であることを特徴とする請求項2に記載の表示機。
【請求項5】
前記駆動部は、複数の前記掻き出し部材が固定された固定部材を、隣り合う前記光源配設部の間の隙間に沿って往復動作させることが可能であることを特徴とする請求項1記載の表示機。
【請求項6】
前記掻き出し部材は、前記除去対象物に対する抵抗によって、弾性変形可能な弾性部材で構成されることを特徴とする請求項1記載の表示機。
【請求項7】
複数の前記光源配設部は、水平方向に向けて配置され、
前記掻き出し部材は、隣り合う前記光源配設部の間と、前記表示機の下方に付着する氷柱又は水滴を除去することが可能であることを特徴とする請求項1記載の表示機。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれかの表示機を用いた信号機であって、
略矩形に配置された複数の前記光源配設部において、前記光源が、正面視で略円形となるように配置されていることを特徴とする信号機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、特に雪国において、着雪を防止することが可能な交通用信号機などの表示機に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、地球環境の変化に伴い、冬季における強風下の多量な降雪による被害が問題となっている。豪雪は、道路交通の障害物となるばかりではなく、暴風雪により交通信号機のランプなどに着雪することで、交通信号色の発光を遮り、交通信号機を視認することができない事態をまねく。このため、交通信号機などの表示機の着雪対策が望まれる。
【0003】
このような、着雪対策としては、信号機を覆うようなフードやカバーを設ける方法がある(例えば特許文献1、特許文献2)。
【0004】
また、発熱体を用いて、着雪を融解する方法がある(例えば特許文献3、特許文献4)。
【0005】
しかし、特許文献1や特許文献2のように、大掛かりなフード等を設ける方法は、着雪が起こりにくくなるとしても、一度着雪が起こると、着雪部が成長し、信号機の視認性を妨げることとなる。
【0006】
また、特許文献3のように、熱源として赤外線を用いる場合、電気エネルギーを光に変換するため、変換と吸収に係る効率が悪く、発光面の着雪を除去する十分な熱量を得るには、極めて多量の電気エネルギーを要する困難さがある。
【0007】
また、特許文献4は、カバーを設けて、熱源となる光を吸収して発熱させる暗色部を形成するものであるが、光をエネルギー伝達手段に用いる場合の効率の悪さ、およびこのような物を被せることにより通常時において信号機の視認性の妨げとなるという問題がある。
【0008】
これに対し、複数の光源配設部を、所定の間隔をあけて配置し、前方からの風雪が、隣り合う光源配設部の間の隙間から後方に抜けるようにした表示機が提案されている(特許文献5)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2008-305025号公報
実開2009-190554号公報
実用新案登録第3161877号公報
特開2012-108861号公報
特開2021-26658号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特許文献5によれば、前方からの風雪が隣り合う光源配設部の間の隙間から後方に通り抜けるため、光源配設部の隙間を適切に設定することで、光源配設部の前面への着雪を抑制することができる。しかし、風の強さや向き、雪片の大きさや水分量など様々な要因で着雪形態は変化する。このため、あらゆる条件で着雪を完全に抑制するには、過剰に光源配設部の間隔を広くする必要があるが、この場合には通常時における視認性の低下にもつながる。
(【0011】以降は省略されています)

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