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公開番号2024123435
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023030842
出願日2023-03-01
発明の名称路面情報通報システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G08G 1/00 20060101AFI20240905BHJP(信号)
要約【課題】ユーザのニーズを反映しつつ、路面の異常を適切に通報することが可能な路面情報システムを提供する。
【解決手段】車両が走行中に路面の異常を検出した場合に、路面を管理する管理者に異常を通報する路面情報通報システムであって、車両の周辺状況を撮影することにより異常を検出する検出装置と、検出装置の撮影によって得られた撮影データを管理者2に送信することを許可する所定のアプリケーション10と、撮影データを管理者に送信することが車両の搭乗者によって選択されたことを判定する送信判定部12と、搭乗者によって選択された撮影データを管理者に送信する撮影データ送信部13と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両が走行中に路面の異常を検出した場合に、前記路面を管理する管理者に前記異常を通報する路面情報通報システムであって、
前記車両の周辺状況を撮影することにより前記異常を検出する検出装置と、
前記検出装置の撮影によって得られた撮影データを前記管理者に送信することを許可する所定のアプリケーションと、
前記撮影データを前記管理者に送信することが前記車両の搭乗者によって選択されたことを判定する送信判定部と、
前記搭乗者によって選択された前記撮影データを前記管理者に送信する撮影データ送信部と、を備えている
ことを特徴とする路面情報通報システム。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
請求項1に記載の路面情報通報システムであって、
前記検出装置は、前記車両の搭乗者が所定の操作を行うことによって前記車両の前記周辺状況を撮影することおよび前記所定の操作を行うことなく前記車両の前記周辺状況を撮影することが可能である
ことを特徴とする路面情報通報システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の路面情報通報システムであって、
前記搭乗者によって選択された前記撮影データに基づき前記管理者が前記異常を認識することができることを判断する撮影データ判定部をさらに備え、
前記撮影データ送信部は、前記撮影データ判定部によって前記撮影データから前記異常を認識することができないと判定された場合に、前記撮影データを前記管理者に送信することを中止する
ことを特徴とする路面情報通報システム。
【請求項4】
請求項1または2に記載の路面情報通報システムであって、
前記所定のアプリケーションは、前記車両の識別情報もしくは前記車両の搭乗者に関する情報の少なくとも一方の情報を登録することにより使用することが可能であり、
前記撮影データ送信部は、前記搭乗者が前記撮影データを前記管理者に送信するときに、前記少なくとも一方の情報を併せて前記管理者に送信する
ことを特徴とする路面情報通報システム。
【請求項5】
請求項1または2に記載の路面情報通報システムであって、
前記車両の現在位置を取得する位置情報取得部と、
前記車両の現在位置に基づいて前記異常が検出された地点に関する情報を取得する異常検出地点取得部と、
前記異常が検出された地点に関する情報に基づいて、地図情報に前記撮影データおよび前記異常が検出された地点をまとめた異常検出地点マップを生成する異常検出地点マップ生成部と、をさらに備え、
前記撮影データ送信部は、前記撮影データを前記管理者に送信するときに、前記異常検出地点マップを併せて前記管理者に送信する
ことを特徴とする路面情報通報システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の走行する路面にコンディションの悪い地点が存在した場合に、その地点を通報するための路面情報通報システムに関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、路面の損傷を識別する処理を自律的に改善することのできるシステムが開示されている。特許文献1の装置では、車両に搭載されたカメラなどの撮影部で撮影した画像を、識別器によって入力し、その識別器の出力に基づいて路面の損傷を識別する。識別器は、学習サーバから受信した、学習済みの識別器を構成するための構成情報に基づいて実装されている。また、識別器による識別結果を管理サーバが受信し、必要に応じて管理サーバのユーザ(管理者)によって行われてよく、例えば、路面の損傷を判定する専門家によって行われるように構成されている。また、撮影部は、所定の時間間隔で画像を撮影し、識別部が所定の時間間隔以内に、路面の損傷を識別するように構成されている。識別部によって、撮影部の撮影間隔以内に路面の損傷が認識されるため、所定の時間間隔を車両の速度に応じて適切に選択することで、路面を途切れることなく撮影して損傷を識別する。このように、特許文献1では、路面を絶え間なく撮影し、撮影した画像データを識別器によって損傷の程度を識別させる。そして、識別した結果を管理サーバに送信し、それをサーバのユーザ(管理者)である路面の損傷を判定する専門家が必要に応じて識別結果を訂正して識別器に学習させることにより、学習用データの質を向上させ、識別器の識別性能を向上させている。
【0003】
特許文献2には、センサによって検出した路面状態の情報を、センサの精度に応じて適切に登録することを目的とした路面情報登録システムが開示されている。特許文献2のシステムでは、第1センサを有する第1車両と、第1センサより精度の高い第2センサを有する第2車両とを備え、第1センサによって路面状態の異常を検出した場合には、その路面異常地点を自動的にデータベースへ仮登録する。そして、その仮登録された路面異常地点に第2センサを搭載した第2車両を向かわせて、同様に異常を検出した場合には、その路面異常地点の登録を確定するように構成されている。特許文献2では、このような構成により、各センサにより検出した路面状態に関する情報をセンサの精度に応じて適切に登録することができる、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-139316号公報
特開2020-144747号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のシステムでは、路面を絶え間なく撮影した画像を識別器に識別させるので、識別器の識別性能は向上するものの、管理サーバに送信される画像の数や回数が膨大になるので、通信にかかるコストが増大してしまう。特許文献2に記載のシステムでは、路面の異常を検出した場合、検出された路面の異常に関する情報が自動的に管理サーバに送信される。そのため、その異常のある路面を走行した運転者や搭乗者などのユーザが、異常の程度などからその異常について補修する必要がない、あるいは、直ちに補修しなくてもよいと感じるような場合であっても、その異常が管理サーバに送信される場合がある。言い換えれば、センサによって検出された路面の異常を一律に送信するので、ユーザの利便性とは関係なく路面の異常が検出されて管理サーバに送信される。その結果、路面の異常が補修されるまでに時間を要してしまい、ユーザの利便性が低下するなどの不都合が生じるおそれがあった。
【0006】
本発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであって、ユーザのニーズを反映しつつ、路面の異常を適切に通報することが可能な路面情報システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の目的を達成するために、車両が走行中に路面の異常を検出した場合に、前記路面を管理する管理者に前記異常を通報する路面情報通報システムであって、前記車両の周辺状況を撮影することにより前記異常を検出する検出装置と、前記検出装置の撮影によって得られた撮影データを前記管理者に送信することを許可する所定のアプリケーションと、前記撮影データを前記管理者に送信することが前記車両の搭乗者によって選択されたことを判定する送信判定部と、前記搭乗者によって選択された前記撮影データを前記管理者に送信する撮影データ送信部と、を備えていることを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明において、前記検出装置は、前記車両の搭乗者が所定の操作を行うことによって前記車両の前記周辺状況を撮影することおよび前記所定の操作を行うことなく前記車両の前記周辺状況を撮影することが可能であってよい。
【0009】
また、本発明において、前記搭乗者によって選択された前記撮影データに基づき前記管理者が前記異常を認識することができることを判断する撮影データ判定部をさらに備え、前記撮影データ送信部は、前記撮影データ判定部によって前記撮影データから前記異常を認識することができないと判定された場合に、前記撮影データを前記管理者に送信することを中止することとしてよい。
【0010】
また、本発明において、前記所定のアプリケーションは、前記車両の識別情報もしくは前記車両の搭乗者に関する情報の少なくとも一方の情報を登録することにより使用することが可能であり、前記撮影データ送信部は、前記搭乗者が前記撮影データを前記管理者に送信するときに、前記少なくとも一方の情報を併せて前記管理者に送信することとしてよい。
(【0011】以降は省略されています)

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