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公開番号2024124016
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031894
出願日2023-03-02
発明の名称注意喚起装置
出願人株式会社豊田中央研究所
代理人個人,個人
主分類G08G 1/16 20060101AFI20240905BHJP(信号)
要約【課題】 注意喚起装置において、気密性を保ちつつ、熱による不具合の発生を抑制する技術を提供する。
【解決手段】 注意喚起装置は、検出部と、光と音を含む、対象者に注意を喚起するための複数種類の警告手段のうち、少なくとも1つを発生させる警告部と、検出部および警告部の少なくとも一つを制御する制御部と、のうちの少なくとも一つを含んで構成される複数の機能モジュールと、機能モジュールを冷却する冷却モジュールと、機能モジュールと冷却モジュールとを接続する接続部であって、機能モジュールと冷却モジュールとを互いに脱着可能にする接続部と、を備え、機能モジュールは、検出部と警告部と制御部とのうちの少なくとも一つを収容する収容部を有し、冷却モジュールは、収容部の内側と冷却モジュールの内側とを連通する第1の開口と、冷却モジュールの内側と冷却モジュールの外部とを連通する第2の開口と、を有する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
物体が接近している対象者に対して注意を喚起する注意喚起装置であって、
前記物体を検出する検出部と、光と音を含む、前記対象者に注意を喚起するための複数種類の警告手段のうち、少なくとも1つを発生させる警告部と、前記検出部および前記警告部の少なくとも一つを制御する制御部と、のうちの少なくとも一つを含んで構成される複数の機能モジュールと、
前記機能モジュールを冷却する冷却モジュールと、
前記機能モジュールと前記冷却モジュールとを接続する接続部であって、前記機能モジュールと前記冷却モジュールとを互いに脱着可能にする接続部と、を備え、
前記機能モジュールは、前記検出部と前記警告部と前記制御部とのうちの少なくとも一つを収容する収容部を有し、
前記冷却モジュールは、前記収容部の内側と前記冷却モジュールの内側とを連通する第1の開口と、前記冷却モジュールの内側と前記冷却モジュールの外部とを連通する第2の開口と、を有する、
注意喚起装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
請求項1に記載の注意喚起装置であって、
前記冷却モジュールは、
複数の前記機能モジュールのうちの2つの機能モジュールのそれぞれに接続しており、
前記2つの機能モジュールのそれぞれの収容部の内側に連通する2つの前記第1の開口を有する、
注意喚起装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の注意喚起装置であって、
複数の前記冷却モジュールを備えており、
前記機能モジュールは、複数の前記冷却モジュールのうちの2つの冷却モジュールのそれぞれに接続している、
注意喚起装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の注意喚起装置であって、
前記冷却モジュールは、筒状部材であり、
前記接続部は、前記筒状部材の端部に設けられ、
前記第1の開口は、前記接続部に形成されており、
前記第2の開口は、前記筒状部材の側壁に形成されている、
注意喚起装置。
【請求項5】
請求項4に記載の注意喚起装置であって、
前記第2の開口は、複数の前記機能モジュールと前記冷却モジュールとを鉛直方向に沿って並べて接続させた状態において、外側の部分が内側の部分に比べ、低い位置にある、
注意喚起装置。
【請求項6】
請求項4に記載の注意喚起装置は、さらに、
前記検出部と前記警告部と前記制御部とのうちの少なくとも二つを電気的に接続する接続ケーブルを備え、
前記冷却モジュールは、前記接続ケーブルの移動を規制する移動規制部を内側に有しており、
前記移動規制部は、前記第2の開口の内側の部分から離れた位置に設けられている、
注意喚起装置。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の注意喚起装置であって、
前記冷却モジュールは、外部の気体を前記収容部内に送る送風部を有する、
注意喚起装置。
【請求項8】
請求項1または請求項2に記載の注意喚起装置であって、
前記機能モジュールは、前記検出部と前記警告部と前記制御部とのうちの少なくとも一つに接する金属製の放熱板を有する、
注意喚起装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、注意喚起装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、歩行者に対して、接近する物体に関する注意を喚起する注意喚起装置が知られている(例えば、特許文献1)。注意喚起装置は、屋外で使用される機会が多く、接近する物体を検出する検出部や歩行者に対して警告を発する警告部、検出部や警告部を制御する制御部は、気密性を有するケースに収容されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-64178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、連続使用によって制御部などで熱が発生すると、気密性を有するケースの内側に熱がこもりやすい。このため、制御部の温度が上昇し、熱暴走などの不具合が発生するおそれがある。したがって、注意喚起装置において、気密性を保ちつつ、熱による不具合の発生を抑制する技術が望まれていた。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、注意喚起装置において、気密性を保ちつつ、熱による不具合の発生を抑制する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
【0007】
(1)本発明の一形態によれば、物体が接近している対象者に対して注意を喚起する注意喚起装置が提供される。この注意喚起装置は、前記物体を検出する検出部と、光と音を含む、前記対象者に注意を喚起するための複数種類の警告手段のうち、少なくとも1つを発生させる警告部と、前記検出部および前記警告部の少なくとも一つを制御する制御部と、のうちの少なくとも一つを含んで構成される複数の機能モジュールと、前記機能モジュールを冷却する冷却モジュールと、前記機能モジュールと前記冷却モジュールとを接続する接続部であって、前記機能モジュールと前記冷却モジュールとを互いに脱着可能にする接続部と、を備え、前記機能モジュールは、前記検出部と前記警告部と前記制御部とのうちの少なくとも一つを収容する収容部を有し、前記冷却モジュールは、前記収容部の内側と前記冷却モジュールの内側とを連通する第1の開口と、前記冷却モジュールの内側と前記冷却モジュールの外部とを連通する第2の開口と、を有する。
【0008】
この構成によれば、機能モジュールは、制御部などを収容する収容部を有しており、気密性を有する。機能モジュールを冷却する冷却モジュールは、収容部の内側と冷却モジュールの内側とを連通する第1の開口と、冷却モジュールの内側と冷却モジュールの外部とを連通する第2の開口と、を有する。これにより、第1の開口と第2の開口とを介して収容部の内側に導入される外部の気体によって制御部などを冷却することができる。したがって、収容部によって気密性を保ちつつ、制御部などにおいて熱によって不具合が発生することを抑制することができる。
【0009】
(2)上記形態の注意喚起装置において、前記冷却モジュールは、複数の前記機能モジュールのうちの2つの機能モジュールのそれぞれに接続しており、前記2つの機能モジュールのそれぞれの収容部の内側に連通する2つの前記第1の開口を有してもよい。この構成によれば、冷却モジュールは、2つの機能モジュールのそれぞれの収容部の内側に連通する2つの第1の開口を有する。これにより、1つの第2の開口を介して2つの機能モジュールのそれぞれの収容部の内側を冷却モジュールの外部と連通させることができる。したがって、1つの冷却モジュールで2つの機能モジュールのそれぞれに収容されている制御部などを冷却することができるため、熱による不具合の発生を効率的に抑制することができる。
【0010】
(3)上記形態の注意喚起装置において、複数の前記冷却モジュールを備えており、前記機能モジュールは、複数の前記冷却モジュールのうちの2つの冷却モジュールのそれぞれに接続していてもよい。この構成によれば、機能モジュールは、自身の内側と外部とが連通可能な2つの冷却モジュールに挟まれるように接続されている。これにより、2つの冷却モジュールのうちの一方において外部から内側に流入する外部の気体は、機能モジュールの収容部の内側を通り、2つの冷却モジュールのうちの他方の内側から外部に排出される。したがって、収容部の内側において気体が流れやすくなるため、収容部に収容されている制御部などを安定して冷却することができる。したがって、熱による不具合の発生を安定して抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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