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公開番号2024123812
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031521
出願日2023-03-02
発明の名称トンネル内火災検知器の洗浄機構
出願人能美防災株式会社
代理人個人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20240905BHJP(信号)
要約【課題】電気的な制御が不要で低コストに火災検知器を洗浄できるトンネル内火災検知器の洗浄機構を提供する。
【解決手段】本発明に係るトンネル内火災検知器の洗浄機構1は、消火水供給配管25を通じて消火水の供給を受けて消火栓ノズルから放水する消火栓装置1及び火災を検知するトンネル内火災検知器33が設置されるトンネル3内に設けられて、トンネル内火災検知器33を洗浄するものであって、トンネル内火災検知器33の前面カバー37に向けて洗浄水を噴射する洗浄ノズル43と、消火水供給配管25に設けられた消火栓弁27の一次側から分岐されて洗浄ノズル43に洗浄水を供給する洗浄水供給配管45と、洗浄水供給配管45に設けられて流路を開閉する洗浄制御弁47と、を備え、洗浄制御弁47は、消火栓ノズルから放水されている際に発生する圧力より高い圧力で開放するように設定されていることを特徴とするものである。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
消火水供給配管を通じて消火水の供給を受けて消火栓ノズルから放水する消火栓装置及び火災を検知するトンネル内火災検知器が設置されるトンネル内に設けられて、前記トンネル内火災検知器を洗浄するトンネル内火災検知器の洗浄機構であって、
前記トンネル内火災検知器の前面カバーに向けて洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、前記消火水供給配管に設けられた消火栓弁の一次側から分岐されて前記洗浄ノズルに洗浄水を供給する洗浄水供給配管と、該洗浄水供給配管に設けられて流路を開閉する洗浄制御弁と、を備え、
該洗浄制御弁は、前記消火栓ノズルから放水されている際に発生する圧力より高い圧力で開放するように設定されていることを特徴とするトンネル内火災検知器の洗浄機構。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
水噴霧ノズルからトンネル内壁に向けて消火水を噴霧する水噴霧設備がさらに設置されるトンネル内に設けられ、
前記洗浄制御弁は前記消火栓ノズルから放水されている際に発生する圧力および前記水噴霧ノズルから放水されている際に発生する圧力のいずれか高い方の圧力より高い圧力で開放するように設定されていることを特徴とする請求項1記載のトンネル内火災検知器の洗浄機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば高速自動車道等のトンネルに設置されたトンネル内火災検知器を洗浄するトンネル内火災検知器の洗浄機構に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、高速自動車道等のトンネルには、トンネル内で発生する火災から人身や車両を守るため、火災を監視するための火災検知器や、火災を消火するための消火栓装置などの非常用設備が設置されている。
【0003】
火災検知器は、例えば特許文献1のように、トンネル側壁に所定の間隔で設置されている消火栓装置に一体的に設けられる場合や、消火栓装置とは別にトンネル壁面に設置される場合がある。
【0004】
火災検知器は、検知器本体と透光性の前面カバーを有し、検知器本体が前面カバーを介して火災の炎を監視している。トンネル内の塵等の浮遊物が付着して前面カバーが汚損すると検知器本体の火災検知感度が低下するため、火災検知器は前面カバーの汚れを検知する機能を有している。火災検知器が閾値を超える汚れを検知すると、汚損信号が防災受信盤に送信され、これを確認した管理者は火災検知器の清掃を行う。
【0005】
また、火災検知器の前面カバーの汚れ度合いは時間の経過と共に増すので、定期的な清掃も行われている。しかし、火災検知器はトンネル内に多数設けられているため、管理者の手作業による清掃は手間と時間を要するものであった。
そこで、前面カバーを洗浄する洗浄機構を設けた火災検知器が特許文献2に開示されている。
【0006】
特許文献2の火災検知器は、水噴霧ノズルから加圧水を噴射して前面カバーを洗浄する洗浄機構を有している。この洗浄機構によって定期的に前面カバーに水を噴射し、汚れを除去することで、火災検知器の清掃作業の手間を大幅に低減できる。
【0007】
また、特許文献2では、洗浄機構に、消火栓装置に対する給水配管から分岐接続して水噴霧ノズルに接続した洗浄配管と、洗浄配管の途中に設けた電磁弁とを備えることにより、消火栓装置に供給する加圧水を前面カバーの洗浄に利用する方法も提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2016-47313号公報
特開2017-224183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述した特許文献2の方法では、水噴霧ノズルの放水制御に電磁弁を用いるため、防災受信盤に電磁弁を開閉制御するための制御機能を設ける必要がある。また、防災受信盤と電磁弁を電気的に接続するための配線も必要となり、相当なコストアップを伴う。
【0010】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、電気的な制御が不要で、大きなコストアップをともなうことなく火災検知器を洗浄できるトンネル内火災検知器の洗浄機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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