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公開番号
2024132428
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-01
出願番号
2023043180
出願日
2023-03-17
発明の名称
車両用照明装置及び照明装置
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60Q
1/52 20060101AFI20240920BHJP(車両一般)
要約
【課題】運転者と相手との間でコミュニケーションを取ることができ、車両や歩行者に対する交通の安全性をより一層改善して持続可能な輸送システムの発展に寄与できる車両用照明装置及び照明装置を提供する。
【解決手段】認識部2によって歩行者が進行経路に存在する可能性があると認識された場合で、かつ検出部3によって運転者が歩行者を認識していると検出された場合、エクステリアライト5を第1点灯及び第1消灯のいずれかの状態とし、認識部2によって歩行者が進行経路に存在する可能性があると認識された場合で、かつ検出部3によって運転者が歩行者を認識していないと検出された場合、エクステリアライト5を第2点灯及び第2消灯のいずれかの状態とし、第1点灯の状態と第2点灯の状態とは異なるとともに、第1消灯の状態と第2消灯の状態とは異なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の進行経路に存在する可能性のある相手を認識する認識部と、
前記車両の運転者が前記相手を認識したことを検出する検出部と、
前記車両の外装領域のうち、前記相手が視認できる位置に設けられ、点灯及び消灯するエクステリアライトと、
を備え、
前記認識部によって前記相手が進行経路に存在する可能性があると認識された場合で、かつ前記検出部によって前記運転者が前記相手を認識していると検出された場合、前記エクステリアライトを第1点灯及び第1消灯のいずれかの状態とし、
前記認識部によって前記相手が進行経路に存在する可能性があると認識された場合で、かつ前記検出部によって前記運転者が前記相手を認識していないと検出された場合、前記エクステリアライトを第2点灯及び第2消灯のいずれかの状態とし、
前記第1点灯の状態と前記第2点灯の状態とは異なるとともに、前記第1消灯の状態と前記第2消灯の状態とは異なる、
ことを特徴とする車両用照明装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記エクステリアライトは前記車両の外縁に沿って複数設けられ、
前記第1点灯及び前記第1消灯のいずれかの状態では、前記エクステリアライトの一部が他の前記エクステリアライトと異なる状態としながら前記運転者の視線の移動に応じて移動する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用照明装置。
【請求項3】
前記エクステリアライトにおける前記第2点灯の状態は、前記車両が走行状態であるか停止状態であるかに基づいて点灯状態が異なる、
ことを特徴とする請求項1記載の車両用照明装置。
【請求項4】
前記車両の車室内に設けられたリスクインジケータを備え、
前記リスクインジケータは、前記認識部によって前記相手を認識した場合、前記運転者と前記相手とを結ぶ直線上にリスクマークを表示する、
ことを特徴とする請求項1記載の車両用照明装置。
【請求項5】
前記エクステリアライトは、前記運転者の視線方向に前記リスクマークが存在する場合、前記第1点灯の状態となる、
ことを特徴とする請求項4に記載の車両用照明装置。
【請求項6】
車両の進行経路に存在する可能性のある相手を認識する認識部と、
前記車両の運転者が前記相手を認識したことを検出する検出部と、
点灯及び消灯し、前記車両における前記相手が視認可能な位置に光を照射するライトと、
を備え、
前記認識部によって前記相手が進行経路に存在する可能性があると認識された場合で、かつ前記検出部によって前記運転者が前記相手を認識していると検出された場合、前記ライトを第1点灯の状態の光を照射し、
前記認識部によって前記相手が進行経路に存在する可能性があると認識された場合で、かつ前記検出部によって前記運転者が前記相手を認識していないと検出された場合、前記ライトを第2点灯の状態の光を照射し、
前記第1点灯の状態と前記第2点灯の状態とは異なる
ことを特徴とする照明装置。
【請求項7】
前記ライトは、前記車両と前記相手が交差する位置の路面に光を照射する、
ことを特徴とする請求項6記載の照明装置。
【請求項8】
前記ライトは、前記車両の外装領域のうち、前記相手が視認できる位置に光を照射する、
ことを特徴とする請求項6記載の照明装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両用照明装置及び照明装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、車両の車体前後に設けられた方向指示器以外の灯体は、夜間における前方の視界を確保したり、後続車両に自身の位置を知らせたりするために用いられる。近年、車両や歩行者の安全をさらに確保するために、上述のような燈体に、従来の役割に加え歩行者等への報知機能を持たせる技術が提案されている。
例えば、自動運転モードで走行している車両が歩行者を認識していることを歩行者に対して提示可能な車両用照明装置(車両用照明システム)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このものは、車両の前方から視認可能なコミュニケーションランプと、車両が歩行者を検出した場合にコミュニケーションランプの照明状態を変化させる照明制御装置と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/021063号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の従来技術にあっては、車両そのものが相手(歩行者)を認識しているか否かを相手に報知するものの、運転者が相手を認識しているか否かを反映させることはできない。このため、運転者と相手との間でコミュニケーションを取ることができず、車両や相手に対する交通の安全性を確保するために改善の余地があった。
【0005】
そこで、本発明は、運転者と相手の間でコミュニケーションを取ることができ、車両や相手に対する交通の安全性をより一層改善して持続可能な輸送システムの発展に寄与できる車両用照明装置及び照明装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係る車両用照明装置(例えば、実施形態の車両用照明装置1)は、車両(例えば、実施形態の車両100、他の車両102、自動二輪車103)の進行経路に存在する可能性のある相手(例えば、実施形態の歩行者H)を認識する認識部(例えば、実施形態の認識部2)と、前記車両の運転者が前記相手を認識したことを検出する検出部(例えば、実施形態の検出部3)と、前記車両の外装領域のうち、前記相手が視認できる位置に設けられ、点灯及び消灯するエクステリアライト(例えば、実施形態のエクステリアライト5、グリルライト6、状態表示ライト14a,14b)と、を備え、前記認識部によって前記相手が進行経路に存在する可能性があると認識された場合で、かつ前記検出部によって前記運転者が前記相手を認識していると検出された場合、前記エクステリアライトを第1点灯及び第1消灯のいずれかの状態とし、前記認識部によって前記相手が進行経路に存在する可能性があると認識された場合で、かつ前記検出部によって前記運転者が前記相手を認識していないと検出された場合、前記エクステリアライトを第2点灯及び第2消灯のいずれかの状態とし、前記第1点灯の状態と前記第2点灯の状態とは異なるとともに、前記第1消灯の状態と前記第2消灯の状態とは異なる。
【0007】
このように構成することで、エクステリアライトを介して運転者が相手を認識しているか否について、相手に報知することができる。このように車両用照明装置は、運転者と相手との間でコミュニケーションを取ることができ、車両や相手に対する交通の安全性をより一層改善して持続可能な輸送システムの発展に寄与できる。
【0008】
(2)上記構成において、前記エクステリアライトは前記車両の外縁に沿って複数設けられ、前記第1点灯及び前記第1消灯のいずれかの状態では、前記エクステリアライトの一部が他の前記エクステリアライトと異なる状態としながら前記運転者の視線の移動に応じて移動してもよい。
【0009】
このように構成することで、運転者の視線の動向を、より詳細に相手に報知できる。このため、運転者と相手との間でより緊密なコミュニケーションを取ることができる。
【0010】
(3)上記構成において、前記エクステリアライトにおける前記第2点灯の状態は、前記車両が走行状態であるか停止状態であるかに基づいて点灯状態が異なってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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