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公開番号
2024122422
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023029950
出願日
2023-02-28
発明の名称
車両
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60W
50/02 20120101AFI20240902BHJP(車両一般)
要約
【課題】自動運転キットの異常の予兆を検出する。
【解決手段】車両(1)は、該車両に着脱可能に構成された自動運転キット(20)と通信可能に構成されるとともに、自動運転キットからの指示に基づいて、車両の各部に自動運転制御に係る制御指示を与えるインターフェース部(102)と、車両の予防安全機能を実現する予防安全装置(103)とを備える車両である。予防安全装置は、車両の周辺環境に係る周辺環境情報と、車両の車内の環境に係る車内環境情報との少なくとも一方を取得する取得手段(1031)と、周辺環境情報及び車内環境情報の少なくとも一方に基づいて、自動運転キットの運転性能を評価する性能評価手段(1032)とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に着脱可能に構成された自動運転キットと通信可能に構成されるとともに、前記自動運転キットからの指示に基づいて、前記車両の各部に自動運転制御に係る制御指示を与えるインターフェース部と、前記車両の予防安全機能を実現する予防安全装置とを備える車両であって、
前記予防安全装置は、
前記車両の周辺環境に係る周辺環境情報と、前記車両の車内の環境に係る車内環境情報との少なくとも一方を取得する取得手段と、
前記周辺環境情報及び前記車内環境情報の少なくとも一方に基づいて、前記自動運転キットの運転性能を評価する性能評価手段と、
を備えることを特徴とする車両。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記性能評価手段は、
前記周辺環境情報及び前記車内環境情報の少なくとも一方に基づいて、前記周辺環境及び前記車内の環境の少なくとも一方が前記車両の走行に及ぼす影響の程度を示す環境レベルを取得し、
前記取得された環境レベルに応じて前記自動運転キットの運転性能を評価する
ことを特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記周辺環境情報は、前記車両の周辺を走行する他車両の速度、前記車両が走行している道路が自動車専用道路であるか否か、前記車両が走行している道路の見通しに係る情報、前記車両が走行している時間帯、前記車両が走行している道路の交通量、及び、前記車両が走行している道路の死角の程度を示す情報の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項4】
前記車内環境情報は、前記車内で立ち乗りしている人の数、及び、前記車内にいる高齢者の数の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の技術分野に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の車両として、例えば、車両に着脱可能な自動運転キットからの指示に従った制御指示が車両の機能部に出力されることによって、自動運転される車両が提案されている(特許文献1参照)。尚、車両の走行計画に基づいて目標トラジェクトリを生成する第1ユニットと、車両が目標トラジェクトリに追従するように車両走行制御を行う第2ユニットとを備える車両制御システムであって、第2ユニットは、車両と障害物との衝突を予防するように走行制御量への介入を行う車両制御システムが提案されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-123146号公報
特開2021-062780号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自動運転キットにより自動運転される車両において、自動運転キットの機能に異常が発生すると、自動運転を継続することができなくなるという技術的問題点がある。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、自動運転キットの異常の予兆を検出することができる車両を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る車両は、車両に着脱可能に構成された自動運転キットと通信可能に構成されるとともに、前記自動運転キットからの指示に基づいて、前記車両の各部に自動運転制御に係る制御指示を与えるインターフェース部と、前記車両の予防安全機能を実現する予防安全装置とを備える車両であって、前記予防安全装置は、前記車両の周辺環境に係る周辺環境情報と、前記車両の車内の環境に係る車内環境情報との少なくとも一方を取得する取得手段と、前記周辺環境情報及び前記車内環境情報の少なくとも一方に基づいて、前記自動運転キットの運転性能を評価する性能評価手段と、を備えるというものである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る車両の構成を示すブロック図である。
実施形態に係る予防安全装置の動作の一例を示すフローチャートである。
環境情報と環境レベルとの関係を示す情報の一例である。
総合環境レベルと閾値との関係を示す情報の一例である。
実施形態に係る予防安全装置の動作の他の例を示すフローチャートである。
実施形態に係る予防安全装置の動作の他の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
車両に係る実施形態について図1乃至図6を参照して説明する。
【0009】
(車両の構成)
図1において、車両1は、走行制御システム10、駆動アクチュエータ11、制動アクチュエータ12、操舵アクチュエータ13、認識センサ14、走行状態センサ15、外部環境センサ16、車内環境センサ17及び通信装置18を備える。
【0010】
車両1には、自動運転装置20が接続されている。自動運転装置20は、車両1に対して着脱可能な、車両1から独立した装置である。自動運転装置20は、着脱自在なコネクタによって走行制御システム10と有線結合されていてよい。ここで、走行制御システム10は車両1に固有のシステムである。走行制御システム10は、車両1とともに自動車メーカから提供される。これに対して、自動運転装置20は、走行制御システム10とは別の主体によって設計・開発されることが多い。尚、自動運転装置20は、自動運転キット(Autonomous Driving Kit:ADK)と称されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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