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公開番号2024129587
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038898
出願日2023-03-13
発明の名称媒体収納装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類B65H 1/04 20060101AFI20240919BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】収納空間を拡張する機能と、収納空間の環境を維持する機能を併用できる媒体収納装置を提供する。
【解決手段】シート状の媒体を収納する収納空間を有する収納手段と、収納空間を拡張可能にする空間拡張手段と、収納空間の拡張度合いを検知する検知手段と、収納空間の温湿度環境を調整可能にする環境調整手段と、拡張度合いに応じて環境調整手段の動作量を制御する制御手段と、を備えることで、収納空間を拡張する機能と、収納空間の環境を維持する機能を併用できる媒体収納装置による。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
シート状の媒体を収納可能とする収納空間を備える収納部と、
前記収納部に備えられ、前記収納空間を拡張可能にする空間拡張部と、
前記収納空間の拡張度合いを検知する拡張検知部と、
前記収納空間の温湿度環境を調整する環境調整部と、
前記拡張度合いに応じて前記環境調整部の動作量を制御する制御部と、
を備える、
ことを特徴とする媒体収納装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記拡張度合い及び前記媒体に関する情報に基づいて前記動作量を制御する、
請求項1に記載の媒体収納装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記拡張度合いを予め規定される複数の閾値を対比し、各閾値に対応する前記動作量を用いて、前記環境調整部の動作又は停止を含む動作量を決定し、
決定された動作量に基づいて当該環境調整部の動作を制御する、
請求項1又は2に記載の媒体収納装置。
【請求項4】
前記拡張度合いに対応させた前記動作量の調整量を任意に設定可能にする動作量設定部をさらに備える、
請求項1に記載の媒体収納装置。
【請求項5】
前記動作量設定部は、前記収納空間の拡張時における前記調整量を設定可能にする、
請求項4に記載の媒体収納装置。
【請求項6】
前記動作量設定部は、前記収納空間の非拡張時における前記調整量を設定可能にする、
請求項4に記載の媒体収納装置。
【請求項7】
シート状の媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部に前記媒体を搬送する搬送部と、
前記搬送部を介して前記画像形成部に供給される前記媒体を収納する媒体収納部と、
を備え、
前記媒体収納部が請求項1に記載の媒体収納装置である、
ことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体収納装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
シート状の媒体を積層して収納媒体収納装置が知られている。媒体収納装置は、シート状の媒体に画像を形成する画像形成装置における媒体の収納部に適用されることで、画像形成部に対し供給する媒体を収納し供給する機能を発揮する。また、媒体の収納空間に収納可能な媒体よりも大きな媒体への対応を目的として、収納空間を拡張可能に構成した媒体収納装置が知られている。
【0003】
媒体の品質を維持することを目的として、媒体の収納空間の温度環境や湿度環境を保つ機能を備える技術が開示されている(特許文献1を参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている技術のように、媒体の収納空間の環境を維持する機能と、従来から知られているような収納空間の拡張機能を併用する場合、収納空間の気密性が損なわれることが懸念される。例えば、気密性が損なわれると、従来から開示されているような、除湿ヒータなどで収納空間を一定の室調に保つ機能が本来要求される性能を発揮できない。また、エアなどを用いて媒体を浮上させて分離させるような媒体収納装置であれば、気密性が損なわれる状態になると、収納空間の気流制御を最適状態に保つことは困難である。
【0005】
すなわち、従来技術によれば、収納空間を拡張する機能と、収納空間の環境を維持する機能を併用させるには課題がある。
【0006】
本発明は、収納空間を拡張する機能と、収納空間の環境を維持する機能を併用できる媒体収納装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記技術的課題を解決するため、本発明の一態様は、媒体収納装置に関し、シート状の媒体を収納可能とする収納空間を備える収納部と、前記収納部に備えられ、前記収納空間を拡張可能にする空間拡張部と、前記収納空間の拡張度合いを検知する拡張検知部と、前記収納空間の温湿度環境を調整する環境調整部と、前記拡張度合いに応じて前記環境調整部の動作量を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、収納空間を拡張する機能と、収納空間の環境を維持する機能を併用できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成装置の外観図。
画像形成装置の機能ブロック図。
媒体収納装置の平面図。
媒体収納装置の正面図。
収納空間を拡張した状態の媒体収納装置の平面図。
収納空間を拡張した状態の媒体収納装置の正面図。
収納空間の拡張度合いを検知する検知部を説明する図。
収納空間の拡張度合いを検知する検知部を説明する図。
収納空間の拡張度合いを検知する検知部を説明する図。
収納空間の拡張度合いを検知する検知部を説明する図。
媒体収納装置における制御処理の流れを例示するフローチャート。
媒体収納装置における制御処理の流れを例示するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本発明の要旨]
以下、本発明に係る媒体収納装置及び画像形成装置の実施形態について説明する。本発明に係る媒体収納装置は、シート状の媒体を収納可能な収納空間を有するシート収納部において、収納空間を拡張可能な構造を有するものを前提としている。そして、収納空間の拡張度合いを段階的に検知可能な検知手段と、収納空間の温湿度環境を変化させる温湿度環境変化手段と、を備えている。これらを前提にして、本発明に係る媒体収納装置は、拡張度合いの検知結果に応じて温湿度環境変化手段の動作条件の動作量を調整することで、拡張された収納空間に適した温湿度環境を維持できる機能を提供するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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