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公開番号
2024152385
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023066540
出願日
2023-04-14
発明の名称
シート収容装置及び画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B65H
1/26 20060101AFI20241018BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】剛性の低いカバー部材を用いても、新たな補強部材を配置することなく、ユーザーの押し込みによるカバー部材の撓みを抑制する。
【解決手段】装置本体に対して挿抜可能なシート収容部材32と、シート収容部材の挿抜時にユーザーが操作する取手部材31と、シート収容部材の抜出方向前方に取り付けられるカバー部材33と、を備えたシート収容装置であって、取手部材をシート収容部材に保持する取手保持部材40が、カバー部材とシート収容部材との間に配置され、取手保持部材には、カバー部材のシート収容部材側への撓みを抑制する撓み抑制部43が設けられている。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
装置本体に対して挿抜可能なシート収容部材と、
前記シート収容部材の挿抜時にユーザーが操作する取手部材と、
前記シート収容部材の抜出方向前方に取り付けられるカバー部材と、を備えたシート収容装置であって、
前記取手部材を前記シート収容部材に保持する取手保持部材が、前記カバー部材と前記シート収容部材との間に配置され、
前記取手保持部材には、前記カバー部材の前記シート収容部材側への撓みを抑制する撓み抑制部が設けられていることを特徴とするシート収容装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のシート収容装置において、
前記撓み抑制部は、前記シート収容部材側へ撓む前記カバー部材が突き当たる突当面を有する突当面部材によって構成されていることを特徴とするシート収容装置。
【請求項3】
請求項2に記載のシート収容装置において、
前記突当面部材は、前記突当面を構成する板部材と、前記板部材における前記突当面とは反対面に形成される補強リブとを含むことを特徴とするシート収容装置。
【請求項4】
請求項3に記載のシート収容装置において、
前記反対面上における前記補強リブの長さは、当該長さ方向における前記突当面の領域長の半分以上であることを特徴とするシート収容装置。
【請求項5】
請求項3に記載のシート収容装置において、
前記反対面に形成される前記補強リブの数は2つ以上であることを特徴とするシート収容装置。
【請求項6】
請求項5に記載のシート収容装置において、
前記取手部材と前記取手保持部材との間には、前記取手部材を前記抜出方向前方とは反対方向に向けて付勢する圧縮スプリングが配置されており、
前記取手保持部材には、前記圧縮スプリングを外部から視認するための視認窓が設けられており、
前記視認窓は、前記2つ以上の補強リブ間に設けられていることを特徴とするシート収容装置。
【請求項7】
請求項2乃至6のいずれか1項に記載のシート収容装置において、
前記カバー部材には、前記突当面に突き当たる突起部が設けられていることを特徴とするシート収容装置。
【請求項8】
請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート収容装置を有することを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート収容装置及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、装置本体に対して挿抜可能なシート収容部材と、シート収容部材の挿抜時にユーザーが操作する取手部材と、シート収容部材の抜出方向前方に取り付けられるカバー部材とを備えたシート収容装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、装置本体のガイドレース上をスライドすることで装置本体に対して挿脱される給紙カセット(シート収容部材)の正面パネル(カバー部材)に取手部材が取り付けられたシート収容装置が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、従来のシート収容装置では、ユーザーがカバー部材を押してシート収容部材を装置本体へ挿入させようとすると、カバー部材が撓んでしまうことがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、装置本体に対して挿抜可能なシート収容部材と、前記シート収容部材の挿抜時にユーザーが操作する取手部材と、前記シート収容部材の抜出方向前方に取り付けられるカバー部材と、を備えたシート収容装置であって、前記取手部材を前記シート収容部材に保持する取手保持部材が、前記カバー部材と前記シート収容部材との間に配置され、前記取手保持部材には、前記カバー部材の前記シート収容部材側への撓みを抑制する撓み抑制部が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ユーザーの押し込みによるカバー部材の撓みを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。
同プリンタにおいて給紙トレイがプリンタ本体に収納されている状態を示す斜視図。
同プリンタにおいて給紙トレイがプリンタ本体から引き出された状態を示す斜視図。
本実施形態における給紙トレイを示す斜視図。
同給紙トレイのロック機構の周辺を装置下方から見たときの斜視図。
(a)は、ロック位置をとるロック機構を装置側方から見たときの斜視図。(b)は、非ロック位置をとるロック機構を装置側方から見たときの斜視図。
同給紙トレイのロック機構と連動して給紙トレイをプリンタ本体内に収納した状態にロックするプリンタ本体側の構成を示す斜視図。
(a)は、収納位置をとる取手部材を示す下面図。(b)は、引出位置をとる取手部材を示す下面図。
同取手部材及びトレイ部材の断面図。
同取手部材とホルダとが互いに組付けられた構造体を、プリンタ本体の内部側(裏側)から見たときの斜視図。
(a)は、同取手部材が収納位置をとるときの図10に示す構造体を上方から見たときの斜視図。(b)は、同取手部材が引出位置をとるときの図10に示す構造体を上方から見たときの斜視図。
実施形態の給紙トレイにおけるトレイカバーを、プリンタ本体の内部側(裏側)から見たときの斜視図。
ホルダから突当面部材を取り除いた状態における同給紙トレイの取手部材の付近を下方から見たときの斜視図。
同給紙トレイの取手部材の付近を下方から見たときの斜視図。
(a)は、同ホルダを下方から見たときの斜視図。(b)は、同ホルダを上方から見たときの斜視図。
同給紙トレイの取手部材の付近を示す断面図。
同ホルダに設けられる視認窓から見える圧縮スプリングを示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明に係るシート収容装置を適用した画像形成装置として、電子写真方式で画像を形成する電子写真プリンタ(以下、単にプリンタという)について説明する。
本実施形態では、本発明のシート収容装置を、電子写真方式の画像形成装置のシート収容装置に適用した例であるが、他の方式(例えばインクジェット方式)の画像形成装置、あるいは、画像形成装置以外の装置などにも、適用することが可能である。
【0009】
図1は、実施形態に係るプリンタ100を示す概略構成図である。
図1に示すプリンタ100は、モノクロプリンタであり、その装置本体には画像形成部2が設けられている。画像形成部2は、表面に画像を担持する像担持体としての感光体1と、感光体1の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラと、感光体1上の潜像を可視画像化する現像手段としての現像装置と、感光体1の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード等を備える。また、感光体1の周囲には表面を露光する露光手段としてのLEDヘッドアレイが配設されている。
【0010】
作像動作が開始されると、画像形成部2の感光体1が図1の反時計回りに回転駆動され、帯電ローラによって感光体1の表面が所定の極性に一様に帯電される。外部の機器から入力される画像情報に基づいて、LEDヘッドアレイから感光体1の帯電面に光が照射されて、感光体1の表面に静電潜像が形成される。このように感光体1上に形成された静電潜像に、現像装置によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
(【0011】以降は省略されています)
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