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公開番号
2024153547
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-29
出願番号
2024003531
出願日
2024-01-12
発明の名称
媒体供給装置及び画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人武和国際特許事務所
主分類
B65H
3/54 20060101AFI20241022BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】積層された複数のシート状の媒体の分離性を向上させる媒体供給装置を提供する。
【解決手段】積載されたシート状の媒体を媒体毎に分離して供給する媒体供給装置において、媒体の供給方向との交差方向に対向配置され、当該媒体の両側端部に接触又は離間する端部整合部材と、端部整合部材に設けられ、当該端部整合部材の高さ方向を回転軸の方向とする回転部材と、を備え、回転部材は、当該端部整合部材が媒体に接触する状態で、回転により両側端部の一部分に対する断続的な押圧をする、媒体供給装置による。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
積載されたシート状の媒体を媒体毎に分離して供給する媒体供給装置であって、
前記媒体の供給方向との交差方向に対向配置され、当該媒体の両側端部に接触又は離間する端部整合部材と、
前記端部整合部材に設けられ、当該端部整合部材の高さ方向を回転軸の方向とする回転部材と、
を備え、
前記回転部材は、
当該端部整合部材が前記媒体に接触する状態で、回転により前記両側端部の一部分に対する断続的な押圧をする、
ことを特徴とする媒体供給装置。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記回転部材は、前記媒体の供給方向における前端近傍に設けられている、
請求項1に記載の媒体供給装置。
【請求項3】
前記回転部材は、前記回転軸との直交方向の形状が楕円形状である、
請求項1又は2に記載の媒体供給装置。
【請求項4】
前記回転部材は、前記回転軸との直交方向の形状が円形状であり、
当該回転軸が偏心している、
請求項1又は2に記載の媒体供給装置。
【請求項5】
前記回転部材は、前記媒体に接触する接触面に螺旋溝を有する。
請求項1に記載の媒体供給装置。
【請求項6】
前記螺旋溝の溝間隔は、前記高さ方向における下方から上方に向かって広くなっている、
請求項5に記載の媒体供給装置。
【請求項7】
前記螺旋溝の溝角度は、前記高さ方向における上方から下方に向かって鋭くなっている、
請求項5又は6に記載の媒体供給装置。
【請求項8】
前記回転部材は、前記高さ方向における下方から上方に向けてテーパー形状をなしている、
請求項1に記載の媒体供給装置。
【請求項9】
前記媒体の供給速度に応じて前記回転部材の回転速度を制御する制御部を備える、
請求項1に記載の媒体供給装置。
【請求項10】
前記媒体が収容位置から供給方向に移動した状態で停止したことを検知する媒体検知部を備え、
前記制御部は、前記媒体検知部において前記媒体の停止を検知したときに、前記回転部材を逆回転させる、
請求項9に記載の媒体供給装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体供給装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
積載したシート状の媒体を、最上位から順に分離して供給する媒体供給装置が知られている。当該媒体供給装置は、媒体に画像を形成する画像形成装置に対して媒体を供給する機能を提供する装置であり、画像形成装置と一体的に設置されるものが知られている。なお、画像形成装置と一体の場合、媒体供給装置は画像形成装置の最下部に設置されることが多い。
【0003】
積層されている状態から媒体を分離させて供給する技術として、搬送方向に対する水平方向に、対向配置されたシート両端側のシートガイド部材のそれぞれに、螺旋溝をもつ回転部材を設け、螺旋溝に嵌ったシート部材がスクリュー上側に進むほど押圧され撓むようにすることで、多数積載されて密着している媒体を分離する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている技術では、シート部材の裁断加工精度等の要因により、積載状態からの分離が困難な場合がある。例えば、シート部材の端部に返し(バリ)が存在している場合、シート部材の両端部を押圧するだけでは密着したまま撓むだけでシート部材同士の分離には至らない、という課題がある。
【0005】
本発明は、積層された複数のシート状の媒体の分離性を向上させる媒体供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、積載されたシート状の媒体を媒体毎に分離して供給する媒体供給装置に関し、前記媒体の供給方向との交差方向に対向配置され、当該媒体の両側端部に接触又は離間する端部整合部材と、前記端部整合部材に設けられ、当該端部整合部材の高さ方向を回転軸の方向とする回転部材と、を備え、前記回転部材は、当該端部整合部材が前記媒体に接触する状態で、回転により前記両側端部の一部分に対する断続的な押圧をする、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、積層された複数のシート状の媒体の分離性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成装置の全体構成を示す図。
媒体供給装置が備えるシートトレイの平面図。
媒体供給装置が備えるシートトレイの正面図。
媒体供給装置が備えるシートトレイの平面図。
媒体供給装置が備えるシートトレイの左側面図。
上記シートトレイが備える回転部材の別の実施形態を説明する図。
上記シートトレイが備える回転部材の別の実施形態を説明する図。
上記シートトレイが備える回転部材の別の実施形態を説明する図。
上記シートトレイが備える回転部材の別の実施形態における課題を説明する図。
媒体がシートトレイと本体部に跨って停止したときの対応を説明する図。
上記シートトレイが備える回転部材の別の実施形態を説明する図。
媒体供給装置が備える制御ブロックの構成を例示する図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、画像形成装置の実施形態としてのMFP1の全体構成を示す図である。MFP1は、シート状の媒体の一例である用紙Pに画像を形成する機能を備える。図1に示すように、MFP1は、画像形成部10と、用紙Pを画像形成部10へと供給する媒体供給装置としてのシートトレイユニット100と、を備える。
【0010】
画像形成部10は、用紙Pに画像を形成し、画像を形成した用紙Pを排出する。画像形成部10は、用紙Pを積載して収容する媒体供給部としてのシートトレイユニット100から、用紙Pをピックアップして搬送する搬送部11を備える(図3参照)。搬送部11によって搬送された用紙Pが画像形成部10による画像形成位置に移動して、その用紙Pに対して画像が形成される。画像形成部10において画像形成処理を行う方式は、周知のものとして複数知られており、例えば、インクを用いて画像を形成するインクジェット方式や、トナーを用いて画像を形成する電子写真方式が知られている。本発明に係る媒体供給装置は、いずれの画像形成方式にも適用可能なものである。なお、画像形成部10の構成は既に周知なので、詳細な説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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