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公開番号2024155047
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069423
出願日2023-04-20
発明の名称定着装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20241024BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】フリッカの抑制と良好な定着性を確保する。
【解決手段】互いに接触してニップ部Nを形成する一対の回転体21,22と、一対の回転体21,22の少なくとも一方を加熱する加熱源23とを備え、加熱源23が第一の加熱動作と第二の加熱動作とに切り替えて制御可能であって、ニップ部Nに進入する記録媒体Pを加熱し、記録媒体Pに画像を定着させる定着装置において、記録媒体Pがニップ部Nに進入する直前に、第一の加熱動作から第二の加熱動作に切り替えられる場合に、第二の加熱動作を、記録媒体Pがニップ部Nへ進入するタイミングよりも加熱源23の熱がニップ部Nに達するまでの遅延時間分だけ前に開始し、第二の加熱動作の直前に行われる第一の加熱動作を、加熱源23への供給電力のデューティが40%以下で、1制御周期以上継続して行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
互いに接触してニップ部を形成する一対の回転体と、
前記一対の回転体の少なくとも一方を加熱する加熱源とを備え、
前記加熱源が第一の加熱動作と第二の加熱動作とに切り替えて制御可能であって、
前記ニップ部に進入する記録媒体を加熱し、前記記録媒体に画像を定着させる定着装置において、
前記記録媒体が前記ニップ部に進入する直前に、第一の加熱動作から第二の加熱動作に切り替えられる場合に、
前記第二の加熱動作を、前記記録媒体が前記ニップ部へ進入するタイミングよりも前記加熱源の熱が前記ニップ部に達するまでの遅延時間分だけ前に開始し、
前記第二の加熱動作の直前に行われる前記第一の加熱動作を、前記加熱源への供給電力のデューティが40%以下で、1制御周期以上継続して行うことを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記第二の加熱動作の直前に行われる前記第一の加熱動作を、前記加熱源への供給電力のデューティが10%以上40%以下で、1制御周期以上継続して行う請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
交流電源から前記加熱源への電力供給及び電力遮断を切り替えるスイッチ部と、
前記交流電源のゼロクロスタイミングを検知するゼロクロス検知部とを備え、
前記第一の加熱動作は、前記ゼロクロスタイミングに基づいて前記スイッチ部を前記交流電源の1半波のうち所定の位相角で通電制御する位相制御であり、
前記第二の加熱動作は、前記ゼロクロスタイミングに基づいて前記スイッチ部を前記交流電源の1半波ごとに全通電又は非通電に制御する半波制御である請求項1又は2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記第一の加熱動作及び前記第二の加熱動作のそれぞれの制御周期は、前記交流電源の連続する20個の半波を1制御周期とし、
前記交流電源の周波数が50Hzの場合、前記第一の加熱動作及び前記第二の加熱動作のそれぞれの制御周期を200msecとし、
前記交流電源の周波数が60Hzの場合、前記第一の加熱動作及び前記第二の加熱動作のそれぞれの制御周期を167msecとする請求項1又は2に記載の定着装置。
【請求項5】
前記第二の加熱動作の直前に行われる前記第一の加熱動作を、前記加熱源への供給電力のデューティが40%以下で、1制御周期の整数倍の時間継続して行う請求項1又は2に記載の定着装置。
【請求項6】
記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記記録媒体に画像を定着させる請求項1又は2に記載の定着装置とを備えることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
複写機、プリンタなどの画像形成装置として、トナー画像を用紙などの記録媒体に形成する電子写真方式の画像形成装置が知られている。
【0003】
電子写真方式の画像形成装置においては、トナー画像を用紙などの記録媒体に定着させるため、記録媒体上のトナー画像を加熱して、トナー画像を記録媒体に定着させる定着装置が設けられている。
【0004】
一般的に、定着装置は、互いに接触してニップ部を形成する一対の回転体、一対の回転体の少なくとも一方を加熱する加熱源などを備えている。交流電源から加熱源へ電力が供給されて、加熱源が発熱すると、回転体が画像を定着可能な目標温度となるまで加熱される。この状態で、回転体同士の間(ニップ部)に記録媒体が進入すると、記録媒体上の未定着画像が加熱され、未定着画像が記録媒体に定着される。
【0005】
ところで、加熱源に対する電力供給に伴って交流電圧に急激な変動が生じると、定着装置と電源系統を共にする蛍光灯がちらつくなどのフリッカと称される現象が発生することがある。
【0006】
このようなフリッカの発生を抑制するため、従来では、定着装置の加熱源の制御方法として、半波制御と位相制御を用いる方法が提案されている(例えば、特開2010-286649号公報参照)。
【0007】
しかしながら、従来の方法では、フリッカの発生を抑制しつつ、良好な定着性を確保することができなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本発明は、フリッカの抑制と良好な定着性の確保を実現することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明は、互いに接触してニップ部を形成する一対の回転体と、前記一対の回転体の少なくとも一方を加熱する加熱源とを備え、前記加熱源が第一の加熱動作と第二の加熱動作とに切り替えて制御可能であって、前記ニップ部に進入する記録媒体を加熱し、前記記録媒体に画像を定着させる定着装置において、前記記録媒体が前記ニップ部に進入する直前に、第一の加熱動作から第二の加熱動作に切り替えられる場合に、前記第二の加熱動作を、前記記録媒体が前記ニップ部へ進入するタイミングよりも前記加熱源の熱が前記ニップ部に達するまでの遅延時間分だけ前に開始し、前記第二の加熱動作の直前に行われる前記第一の加熱動作を、前記加熱源への供給電力のデューティが40%以下で、1制御周期以上継続して行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、フリッカの抑制と良好な定着性の確保を実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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