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公開番号
2024155134
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023069577
出願日
2023-04-20
発明の名称
媒体処理装置及び画像形成システム
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人武和国際特許事務所
主分類
B65H
45/20 20060101AFI20241024BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】ジャム発生時にガイド部材を変形または破損させずにシートを排出する技術を提供する。
【解決手段】媒体処理装置は、第一ガイド部材及び第二ガイド部材を制御して、搬送部によって搬送されたシートを、第一ニップ及び第二ニップに交互に進入させることによって、シートを折り畳む折り処理と、折り処理の実行中にシートセンサによってシートが詰まったことが検知された場合に、第一ガイドセンサ及び第二ガイドセンサの検知結果に基づいて、詰まったシートを、第一ローラ及びニップ形成ローラに第一下流側搬送路に排出させるか、第二ローラ及びニップ形成ローラに第二下流側搬送路に排出させるかを切り替えるジャム処理とを実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
上流側搬送路、分岐位置で前記上流側搬送路から分岐した第一下流側搬送路、及び前記分岐位置で前記上流側搬送路から前記第一下流側搬送路と反対側に分岐した第二下流側搬送路が内部に形成された筐体と、
前記上流側搬送路に沿ってシートを搬送する搬送部と、
前記第一下流側搬送路に対面して配置された第一ローラと、
前記第二下流側搬送路に対面して配置された第二ローラと、
前記第一ローラとの間に第一ニップを形成し、前記第二ローラとの間に第二ニップを形成するニップ形成ローラと、
前記搬送部によって搬送される前記シートを前記第一ニップに案内する第一ガイド位置、及び前記シートとの干渉を避けた第一退避位置に移動可能な第一ガイド部材と、
前記搬送部によって搬送される前記シートを前記第二ニップに案内する第二ガイド位置、及び前記シートとの干渉を避けた第二退避位置に移動可能な第二ガイド部材と、
前記第一ガイド部材が前記第一退避位置にあることを検知する第一ガイドセンサと、
前記第二ガイド部材が前記第二退避位置にあることを検知する第二ガイドセンサと、
前記上流側搬送路、前記第一下流側搬送路、及び前記第二下流側搬送路の前記シートを検知するシートセンサと、
コントローラとを備え、
前記コントローラは、
前記第一ガイド部材及び前記第二ガイド部材を制御して、前記搬送部によって搬送された前記シートを、前記第一ニップ及び前記第二ニップに交互に進入させることによって、前記シートを折り畳む折り処理と、
前記折り処理の実行中に前記シートセンサによって前記シートが詰まったことが検知された場合に、前記第一ガイドセンサ及び前記第二ガイドセンサの検知結果に基づいて、詰まった前記シートを、前記第一ローラ及び前記ニップ形成ローラに前記第一下流側搬送路に排出させるか、前記第二ローラ及び前記ニップ形成ローラに前記第二下流側搬送路に排出させるかを切り替えるジャム処理とを実行することを特徴とする媒体処理装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記第二下流側搬送路に進入した前記シートを前記筐体から排出する排出部を備え、
前記筐体には、前記第一下流側搬送路に進入した前記シートにアクセス可能な開口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項3】
情報を報知する報知部を備え、
前記コントローラは、前記ジャム処理において、前記第一下流側搬送路及び前記第二下流側搬送路のどちらから前記シートを取り出すかを、前記報知部を通じて報知することを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項4】
前記シートセンサは、
前記上流側搬送路の前記シートを検知する上流側センサと、
前記第一下流側搬送路の前記シートを検知する第一下流側センサと、
前記第二下流側搬送路の前記シートを検知する第二下流側センサとを含み、
前記コントローラは、前記ジャム処理において、
詰まった前記シートを前記第一下流側搬送路に排出する場合に、前記第二下流側センサによって前記シートが検知されなくなるまで、前記第一ローラ及び前記ニップ形成ローラに搬送を継続させ、
詰まった前記シートを前記第二下流側搬送路に排出する場合に、前記第一下流側センサによって前記シートが検知されなくなるまで、前記第二ローラ及び前記ニップ形成ローラに搬送を継続させることを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項5】
前記第一ローラを手動で回転させる第一把持部と、
前記第二ローラを手動で回転させる第二把持部と、
前記シートを前記第一下流側搬送路に搬送する方向の前記第一把持部の回転を前記第一ローラに伝達し、前記第一把持部の逆向きの回転を前記第一ローラに伝達しない第一伝達部と、
前記シートを前記第二下流側搬送路に搬送する方向の前記第二把持部の回転を前記第二ローラに伝達し、前記第二把持部の逆向きの回転を前記第二ローラに伝達しない第二伝達部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項6】
前記ニップ形成ローラを回転させるモータと、
前記ニップ形成ローラの回転トルクが閾値を超えた場合に、前記モータから前記ニップ形成ローラへの駆動力の伝達を解除するトルクリミッタとを備えることを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項7】
前記コントローラは、前記ジャム処理において、
前記第一ガイド部材が前記第一退避位置にあることが前記第一ガイドセンサで検知されない場合に、前記第一ローラ及び前記ニップ形成ローラに前記シートを前記第一下流側搬送路に排出させ、
前記第二ガイド部材が前記第二退避位置にあることが前記第二ガイドセンサで検知されない場合に、前記第二ローラ及び前記ニップ形成ローラに前記シートを前記第二下流側搬送路に排出させることを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項8】
前記シートセンサは、
前記上流側搬送路の前記シートを検知する上流側センサと、
前記第一下流側搬送路の前記シートを検知する第一下流側センサと、
前記第二下流側搬送路の前記シートを検知する第二下流側センサとを含み、
前記コントローラは、
前記ジャム処理で前記第一下流側搬送路に前記シートを排出する場合において、
前記第一下流側センサで前記シートが検知されている場合に、前記シートを第一距離搬送し、
前記第一下流側センサで前記シートが検知されていない場合に、前記第一下流側センサで前記シートが検知されてからさらに前記第一距離搬送し、
前記ジャム処理で前記第二下流側搬送路に前記シートを排出する場合において、
前記第二下流側センサで前記シートが検知されている場合に、前記シートを第二距離搬送し、
前記第二下流側センサで前記シートが検知されていない場合に、前記第二下流側センサで前記シートが検知されてからさらに前記第二距離搬送することを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項9】
前記ニップ形成ローラは、
前記第一ローラとの間に前記第一ニップを形成する第一ニップ形成ローラと、
前記第二ローラとの間に前記第二ニップを形成する第二ニップ形成ローラとを含むことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項10】
前記シートに画像を形成する画像形成装置と、
請求項1に記載の媒体処理装置と、を備える画像形成システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体処理装置及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、画像形成装置によって画像が形成されたシートを折り畳む「折り処理」を実行可能な媒体処理装置(後処理装置)が知られている。媒体処理装置は、搬送ローラ対によって搬送されたシートを、2つのガイド部材で第一ニップ及び第二ニップに交互に進入させることによって、シートを山折り及び谷折りする構成が一般的である。
【0003】
ここで、搬送ローラ対、第一ニップ、及び第二ニップで囲まれた領域は、ジャム発生時にシートを除去するのが困難な残紙除去困難領域となる。そこで、ジャム発生時に残紙除去困難領域からシートを排出することによって、ジャム処理を容易にする技術がある(例えば、特許文献1を参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の後処理装置において、シートがガイド部材に引っ掛かったまま、残紙除去困難領域から無理にシートを排出しようとすると、ガイド部材を変形または破損させる可能性がある。
【0005】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、シートを折り畳む折り処理を実行可能な媒体処理装置において、ジャム発生時にガイド部材を変形または破損させずにシートを排出する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、上流側搬送路、分岐位置で前記上流側搬送路から分岐した第一下流側搬送路、及び前記分岐位置で前記上流側搬送路から前記第一下流側搬送路と反対側に分岐した第二下流側搬送路が内部に形成された筐体と、前記上流側搬送路に沿ってシートを搬送する搬送部と、前記第一下流側搬送路に対面して配置された第一ローラと、前記第二下流側搬送路に対面して配置された第二ローラと、前記第一ローラとの間に第一ニップを形成し、前記第二ローラとの間に第二ニップを形成するニップ形成ローラと、前記搬送部によって搬送される前記シートを前記第一ニップに案内する第一ガイド位置、及び前記シートとの干渉を避けた第一退避位置に移動可能な第一ガイド部材と、前記搬送部によって搬送される前記シートを前記第二ニップに案内する第二ガイド位置、及び前記シートとの干渉を避けた第二退避位置に移動可能な第二ガイド部材と、前記第一ガイド部材が前記第一退避位置にあることを検知する第一ガイドセンサと、前記第二ガイド部材が前記第二退避位置にあることを検知する第二ガイドセンサと、前記上流側搬送路、前記第一下流側搬送路、及び前記第二下流側搬送路の前記シートを検知するシートセンサと、コントローラとを備え、前記コントローラは、前記第一ガイド部材及び前記第二ガイド部材を制御して、前記搬送部によって搬送された前記シートを、前記第一ニップ及び前記第二ニップに交互に進入させることによって、前記シートを折り畳む折り処理と、前記折り処理の実行中に前記シートセンサによって前記シートが詰まったことが検知された場合に、前記第一ガイドセンサ及び前記第二ガイドセンサの検知結果に基づいて、詰まった前記シートを、前記第一ローラ及び前記ニップ形成ローラに前記第一下流側搬送路に排出させるか、前記第二ローラ及び前記ニップ形成ローラに前記第二下流側搬送路に排出させるかを切り替えるジャム処理とを実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シートを折り畳む折り処理を実行可能な媒体処理装置において、ジャム発生時にガイド部材を変形または破損させずにシートを排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成システムの全体構成を示す図。
本実施形態に係る後処理装置の内部構造を示す図。
本実施形態に係る折り処理部の詳細構成を示す図。
本実施形態に係る後処理装置の動作を制御する制御ブロックのハードウェア構成図。
折り処理のフローチャート。
折り処理における用紙の状態を示す図。
本実施形態に係るジャム処理のフローチャート。
変形例1に係るジャム処理のフローチャート。
変形例2に係る折り処理部の詳細構成を示す図。
変形例3に係る折り処理部の詳細構成を示す図。
変形例4に係る折り処理部の詳細構成を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る画像形成システム1について、図面を参照しながら説明する。図1は、画像形成システム1の全体構成を示す図である。画像形成システム1は、用紙P(シート)に画像を形成し、画像が形成された用紙Pに対して後処理を施す機能を有する。図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置2と、後処理装置3(媒体処理装置)とで構成される。
【0010】
画像形成装置2は、用紙Pに画像を形成し、画像を形成した用紙Pを後処理装置3に排出する。画像形成装置2は、用紙Pが収容されるトレイと、トレイに収容された用紙Pを搬送する搬送部と、搬送部によって搬送された用紙Pに画像を形成する画像形成部とを主に備える。画像形成部は、インクを用いて画像を形成するインクジェット方式でもよいし、トナーを用いて画像を形成する電子写真方式でもよい。画像形成装置2の構成は既に周知なので、詳細な説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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