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公開番号
2024152636
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2024047118
出願日
2024-03-22
発明の名称
給紙装置、給紙制御方法、およびプログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B65H
1/00 20060101AFI20241018BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】現構成から部品を追加することなくエンドフェンスが正しくセットされているかを判別できる、給紙装置、給紙制御方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】本発明は、上下方向に移動可能であり、記録媒体が積載可能であり、かつ前記上下方向に貫通するスリットを有する昇降テーブルと、前記昇降テーブルに積載された前記記録媒体の搬送方向のサイズに相応する位置に移動可能であり、かつ前記スリットに入り込んだ設置状態および前記スリットに入り込んでいない退避状態に配置可能であるエンドフェンスと、前記昇降テーブルに積載された前記記録媒体の前記エンドフェンスとは反対側の端に設けられる前側板と、前記前側板に設けられ、発光部および受光部を有するエンドフェンス位置確認用センサと、を備え、前記エンドフェンス上には、前記発光部から発光された光を第1反射率で反射させる反射領域と、前記発光部から発光された光を前記第1反射率とは異なる第2反射率で反射させる非反射領域と、が設けられる。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向に移動可能であり、記録媒体が積載可能であり、かつ前記上下方向に貫通するスリットを有する昇降テーブルと、
前記昇降テーブルに積載された前記記録媒体の搬送方向のサイズに相応する位置に移動可能であり、かつ前記スリットに入り込んだ設置状態および前記スリットに入り込んでいない退避状態に配置可能であるエンドフェンスと、
前記昇降テーブルに積載された前記記録媒体の前記エンドフェンスとは反対側の端に設けられる前側板と、
前記前側板に設けられ、発光部および受光部を有するエンドフェンス位置確認用センサと、を備え、
前記エンドフェンス上には、前記発光部から発光された光を第1反射率で反射させる反射領域と、前記発光部から発光された光を前記第1反射率とは異なる第2反射率で反射させる非反射領域と、が設けられる、給紙装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記エンドフェンス位置確認用センサは、前記搬送方向における前記エンドフェンスまでの距離を計測可能とする測距センサである、請求項1に記載の給紙装置。
【請求項3】
前記非反射領域は、スリットを含む、請求項1または2に記載の給紙装置。
【請求項4】
前記昇降テーブルの上方に設けられ、前記搬送方向に前記エンドフェンスを移動可能に連結するガイドレールをさらに備える、請求項1に記載の給紙装置。
【請求項5】
前記エンドフェンスは、回転ヒンジにより前記ガイドレールに対して回転可能に連結され、前記設置状態または前記退避状態に移動する、請求項4に記載の給紙装置。
【請求項6】
前記受光部による光の受光位置に基づいて、前記エンドフェンスの姿勢を判定する判定部をさらに備える、請求項1に記載の給紙装置。
【請求項7】
前記判定部は、前記受光位置が、基準位置から予め設定された設定距離内である場合、前記エンドフェンスの姿勢が正常位置であると判定し、前記受光位置が、前記基準位置から前記設定距離外である場合、前記エンドフェンスの姿勢が異常位置であると判定する、請求項6に記載の給紙装置。
【請求項8】
前記設置状態にある前記エンドフェンスの固定位置の軸線上に配置され、発光部および受光部を有する測距センサと、
前記回転ヒンジによる前記エンドフェンスの回転軸と反対の端部に配置され、前記測距センサからの光を第3反射率で反射させる反射領域、および前記測距センサからの光を前記第3反射率とは異なる第4反射率で反射させる非反射領域を有する測距面と、
を備える、請求項5に記載の給紙装置。
【請求項9】
前記回転ヒンジによる前記エンドフェンスの回転軸と反対の端部に配置され、発光部および受光部を有する測距センサと、
前記設置状態にかる前記エンドフェンスの固定位置の軸線上に配置され、前記測距センサからの光を第3反射率で反射させる反射領域、および前記測距センサからの光を前記第3反射率とは異なる第4反射率で反射させる非反射領域を有する測距面と、
を備える、請求項5に記載の給紙装置。
【請求項10】
上下方向に移動可能であり、記録媒体が積載可能であり、かつ前記上下方向に貫通するスリットを有する昇降テーブルと、前記昇降テーブルに積載された前記記録媒体の搬送方向のサイズに相応する位置に移動可能であり、かつ前記スリットに入り込んだ設置状態および前記スリットに入り込んでいない退避状態に配置可能であるエンドフェンスと、前記昇降テーブルに積載された前記記録媒体の前記エンドフェンスとは反対側の端に設けられる前側板と、前記前側板に設けられ、発光部および受光部を有するエンドフェンス位置確認用センサと、を備え、前記エンドフェンス上には、前記発光部から発光された光を第1反射率で反射させる反射領域と、前記発光部から発光された光を前記第1反射率とは異なる第2反射率で反射させる非反射領域と、が設けられる給紙装置で実行される給紙制御方法であって、
前記受光部による光の受光位置に基づいて、前記搬送方向における前記エンドフェンスまでの距離を計測する工程と、
前記受光位置に基づいて、前記エンドフェンスの姿勢を判定する工程と、
を含む給紙制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、給紙装置、給紙制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
昇降テーブルの一例である大容量給紙テーブル(以下、LCTという)を搭載した大型印刷機(給紙装置の一例)において、印刷紙等の記録媒体を規則正しく積載するために、印刷紙のサイズに相応する位置に壁(以下、エンドフェンスという)を作る構成が開発される。また、エンドフェンスを柱状のものとして、安価に構成する技術が開発されている。
【0003】
特許文献1には、LCTを搭載した大容量の給紙装置において用紙幅を検知するために、検知センサをフェンス(例えば、サイドフェンス)等のLCT以外の位置に配置することで、LCTの昇降と無関係にフェンスの位置に応じて用紙サイズを検知可能とする構成が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記の技術では、紙サイズを変えて給紙する際、エンドフェンスとLCTの位置を合わせて移動させる機械的な構成が必要となる。しかしながら、この構成で、エンドフェンスとLCTを移動させる操作を繰り返すと、紙サイズの変更時におけるエンドフェンスおよびLCTの移動で、エンドフェンスがLCTに乗り上げて正しくセットされない不具合が生じる場合がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、現構成から部品を追加することなくエンドフェンスが正しくセットされているかを判別できる、給紙装置、給紙制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、上下方向に移動可能であり、記録媒体が積載可能であり、かつ前記上下方向に貫通するスリットを有する昇降テーブルと、前記昇降テーブルに積載された前記記録媒体の搬送方向のサイズに相応する位置に移動可能であり、かつ前記スリットに入り込んだ設置状態および前記スリットに入り込んでいない退避状態に配置可能であるエンドフェンスと、前記昇降テーブルに積載された前記記録媒体の前記エンドフェンスとは反対側の端に設けられる前側板と、前記前側板に設けられ、発光部および受光部を有するエンドフェンス位置確認用センサと、を備え、前記エンドフェンス上には、前記発光部から発光された光を第1反射率で反射させる反射領域と、前記発光部から発光された光を前記第1反射率とは異なる第2反射率で反射させる非反射領域と、が設けられる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、現構成から部品を追加することなくエンドフェンスが正しくセットされているかを判別できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1Aは、第1の実施の形態にかかる画像形成システムの構成の一例を示す図である。
図1Bは、第1の実施の形態にかかる画像形成システムの制御部のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2は、第1の実施の形態にかかる画像形成システムの給紙装置が有する給紙トレイの一例を用紙の長手方向から示した図である。
図3は、第1の実施の形態にかかる画像形成システムの給紙装置が有する給紙トレイの一例を用紙等の記録媒体の短手方向から示した図である。
図4は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置において記録媒体をセットする際のガイドフレームとエンドフェンスの動きの一例を説明するための図である。
図5Aは、第1の実施の形態にかかる画像形成システムにおけるエンドフェンスの位置の測定処理の一例を説明するための図である。
図5Bは、第1の実施の形態にかかる画像形成システムにおけるエンドフェンスの位置の測定処理の一例を説明するための図である。
図6は、第1の実施の形態にかかる画像形成システムにおける記録媒体の補充時におけるエンドフェンスの動作の一例を説明するための図である。
図7は、第1の実施の形態にかかる画像形成システムの給紙装置が有するエンドフェンスの構成の一例を説明するための図である。
図8は、第1の実施の形態にかかる画像形成システムの給紙装置が有するエンドフェンスの構成の一例を説明するための図である。
図9は、第1の実施の形態にかかる画像形成システムの給紙装置が有するエンドフェンスの構成の一例を説明するための図である。
図10は、第1の実施の形態にかかる画像形成システムにおけるエンドフェンスの姿勢の検出処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図11は、第1の実施の形態にかかる画像形成システムにおける反射有効エリアの設定処理の一例を説明するための図である。
図12は、第2の実施の形態にかかる画像形成システムにおけるエンドフェンスの構成の一例を説明するための図である。
図13は、第3の実施の形態にかかる画像形成システムの給紙装置が有するエンドフェンスの構成の一例を説明するための図である。
図14は、第4の実施の形態にかかる画像形成システムの給紙装置が有するエンドフェンスの構成の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、給紙装置、給紙制御方法、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
(第1の実施の形態)
図1Aは、第1の実施の形態にかかる画像形成システムの構成の一例を示す図である。本実施の形態にかかる画像形成システム200は、図1Aに示すように、給紙装置210、前処理液塗布装置220、インクジェットプリンタ230、乾燥装置240、および排紙装置250を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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