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公開番号2024154596
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023068508
出願日2023-04-19
発明の名称定着装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20241024BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】非通紙部温度上昇の抑制と用紙最端部の異常画像の抑制を精度よく両立させる。
【解決手段】本発明の定着装置は、可撓性を有するスリーブ状の回転部材(定着ベルト51)と、回転部材の内周と摺動する摺動部材(摺動シート54)と、回転部材を挟んで摺動部材と対向し、回転部材との間に未定着トナー像を担持した記録媒体を通すニップ部を形成する加圧部材(加圧ローラ52)と、回転部材を加熱する熱源(ハロゲンヒータ55)と、熱源の輻射熱を記録媒体のサイズに対応して遮蔽する可動式遮蔽部材59と、を有し、記録媒体をニップ部に通して未定着トナー像を記録媒体に定着させる定着装置34において、可動式遮蔽部材の動作温度又は遮蔽量の少なくとも一方を、未定着トナー像の作像条件に対応して変更可能にしたことを特徴とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
可撓性を有するスリーブ状の回転部材と、
前記回転部材の内周と摺動する摺動部材と、
前記回転部材を挟んで前記摺動部材と対向し、前記回転部材との間に未定着トナー像を担持した記録媒体を通すニップ部を形成する加圧部材と、
前記回転部材を加熱する熱源と、
前記熱源の輻射熱を前記記録媒体のサイズに対応して遮蔽する可動式遮蔽部材と、
を有し、
前記記録媒体を前記ニップ部に通して前記未定着トナー像を前記記録媒体に定着させる定着装置において、
前記可動式遮蔽部材の動作温度又は遮蔽量の少なくとも一方を、前記未定着トナー像の作像条件に対応して変更可能にしたことを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記作像条件が、前記未定着トナー像の画像面積率を含むことを特徴とする請求項1の定着装置。
【請求項3】
前記作像条件が、トナーの重ね率を含むことを特徴とする請求項1の定着装置。
【請求項4】
前記作像条件が、前記記録媒体の端部からの余白の大きさを含むことを特徴とする請求項1の定着装置。
【請求項5】
前記作像条件が、画像形成に使用するトナーの色数を含むことを特徴とする請求項1の定着装置。
【請求項6】
前記熱源が、ハロゲンヒータ又は誘導コイルであることを特徴とする請求項1の定着装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は定着装置及び画像形成装置に係り、特にベルト方式の定着装置において、ベルトの非通紙部温度上昇と用紙最端部の異常画像発生を抑制した定着装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置においては、電子写真記録・静電記録・磁気記録等の画像形成プロセスにより、画像転写方式もしくは直接方式により未定着トナー画像が記録媒体としての記録材シート・印刷紙・感光紙・静電記録紙などに形成される。未定着トナー画像を定着させるための定着装置の一例として、ベルト方式の定着装置(例えば特許文献1:特開2014-240945号公報)が知られている。
【0003】
ベルト方式の定着装置は低熱容量の薄肉定着ベルトを使用する。定着ベルトの熱は、ニップ部を通過する用紙によって奪われるが、非通紙領域では用紙が定着ベルトに接触しないため熱が奪われない。
【0004】
このため、定着ベルトが加熱源によって過剰に加熱されて、定着ベルトの表面温度が用紙の左右両外側領域で過度に上昇する「端部温度上昇」が発生し、定着ベルトや加圧ローラが破損する恐れがある。「端部温度上昇」はプリント速度を遅くすれば抑制可能であるが、生産性が低下するデメリットがある。
【0005】
そこで、例えば特許文献1(特開2014-240945号公報)のベルト方式の定着装置では、定着ベルトの非通紙部の温度が高くなる領域に、ヒータの熱を遮蔽する可動式遮蔽部材を配置している。非通紙部の温度が高くなった場合、この可動式遮蔽部材をヒータの熱を遮るように動かし、端部温度上昇を抑制する。可動式遮蔽部材を必要に応じて遮蔽位置に移動させることで、端部温度上昇を抑え、生産性を低下させることなく良好な定着を行うことができる。
【0006】
一方、ベルト方式の定着装置では、画像面積率やトナーの重ね率に対応して、ヒータの発熱量を変えることが行われている。画像面積率が大きいほど、またトナーの重ね率が大きいほど、トナーの吸熱量が増大するのでヒータの発熱量(デューティ)を増大する。
【0007】
このように、画像面積率やトナーの重ね率に対応してヒータの発熱量を変えているが、従来は、ヒータの発熱量に関わらず、定着ベルトの端部温度が一定温度に上昇した時に可動式遮蔽部材を回動制御していた。このため、可動式遮蔽部材の動作温度を例えば高印字率画像(ヒータ発熱量大)に合わせると、高印字率画像を印字する際の端部温度上昇は可動式遮蔽部材で問題なく抑制することができる反面、低印字率画像(ヒータ発熱量小)を印字する際に可動式遮蔽部材による端部温度低下の影響で通紙部端部温度まで温度低下が大きくなり、通紙部端部で異常画像が生じるという課題があった。
【0008】
これとは反対に、可動式遮蔽部材の動作温度を低印字率画像(ヒータ発熱量小)に合わせると、低印字率画像を印字する際の端部温度上昇は可動式遮蔽部材で問題なく抑制することができると共に、通紙部端部の異常画像発生も防止することができる。しかしながら、高印字率画像(ヒータ発熱量大)を印字する際に可動式遮蔽部材による温度低下が間に合わず、端部温度上昇を引き起こすという課題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、可動式遮蔽部材の動作温度又は遮蔽量を作像条件に対応して変更することで、非通紙部温度上昇の抑制と用紙最端部の異常画像の抑制を精度よく両立させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するため、本発明の定着装置は、可撓性を有するスリーブ状の回転部材と、前記回転部材の内周と摺動する摺動部材と、前記回転部材を挟んで前記摺動部材と対向し、前記回転部材との間に未定着トナー像を担持した記録媒体を通すニップ部を形成する加圧部材と、前記回転部材を加熱する熱源と、前記熱源の輻射熱を前記記録媒体のサイズに対応して遮蔽する可動式遮蔽部材と、を有し、前記記録媒体を前記ニップ部に通して前記未定着トナー像を前記記録媒体に定着させる定着装置において、前記可動式遮蔽部材の動作温度又は遮蔽量の少なくとも一方を、前記未定着トナー像の作像条件に対応して変更可能にしたことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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