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公開番号2024150034
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063256
出願日2023-04-10
発明の名称シート折り装置、及び、画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B65H 45/14 20060101AFI20241016BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】第1、第2ローラとして団子状ローラを用いている場合であっても、第1、第2ニップが形成されないローラ部とローラ部との隙間に位置するシートの部分に対して、充分な折り処理を施す。
【解決手段】接離機構98によって第1、第2ローラ53、54に対してニップ形成ローラ57を離間させて第1、第2ニップN1、N2に挟持されていないシートPを、挟持した状態の搬送ローラ対51を移動機構99によって軸方向に移動して、第1ローラ53又は第2ローラ54の隙間の位置にあったシートPの非ニップ対向部Pxを第1ニップN1又は第2ニップN2に対応する位置に移動した後に、接離機構98によって第1、第2ローラ53、54に対してニップ形成ローラ57を当接させて第1ニップN1又は第2ニップN2において非ニップ対向部Pxに対する折り処理をおこなう移動折り処理モード(制御モード)が実行される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
軸部に複数のローラ部が軸方向に隙間をあけて設置された第1ローラと、
前記第1ローラに対向するように配置されて、軸部に複数のローラ部が軸方向に隙間をあけて設置された第2ローラと、
前記第1ローラの前記複数のローラ部との間にそれぞれ第1ニップを形成するとともに、前記第2ローラの前記複数のローラ部との間にそれぞれ第2ニップを形成するニップ形成ローラと、
前記第1ニップ又は前記第2ニップに向けてシートを搬送可能な搬送ローラ対と、
前記第1ローラ及び前記第2ローラに対して前記ニップ形成ローラを接離可能な接離機構と、
前記搬送ローラ対を軸方向に移動可能な移動機構と、
を備え、
前記接離機構によって前記第1ローラ及び前記第2ローラに対して前記ニップ形成ローラを離間させて前記第1ニップ及び前記第2ニップに挟持されていないシートを、挟持した状態の前記搬送ローラ対を前記移動機構によって軸方向に移動して、前記第1ローラ又は前記第2ローラの前記隙間の位置にあった当該シートの非ニップ対向部を前記第1ニップ又は前記第2ニップに対応する位置に移動した後に、前記接離機構によって前記第1ローラ及び前記第2ローラに対して前記ニップ形成ローラを当接させて前記第1ニップ又は前記第2ニップにおいて前記非ニップ対向部に対する折り処理をおこなう制御モードが実行されることを特徴とするシート折り装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記移動機構による前記搬送ローラ対の軸方向の最大の移動量が、前記第1ローラの前記複数のローラ部のピッチ、又は、前記第2ローラの前記複数のローラ部のピッチのうち、長い方のピッチよりも長い距離に設定されたことを特徴とする請求項1に記載のシート折り装置。
【請求項3】
1枚のシートに対して複数回の折り処理によって複数の折り目が形成されるときに、最後の折り処理に対して前記制御モードが実行されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート折り装置。
【請求項4】
前記接離機構は、前記第1ローラ及び前記第2ローラに対する前記ニップ形成ローラのニップ圧を調整可能に構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート折り装置。
【請求項5】
前記ニップ圧は、シートの種類、シートの厚さ、複数回の折り処理によって形成される折り目の数、のうち少なくとも1つに基づいて調整されることを特徴とする請求項4に記載のシート折り装置。
【請求項6】
前記制御モードの実行の要否を選択可能に構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート折り装置。
【請求項7】
前記第1ローラと前記第2ローラとの間を通過するシートを前記第2ニップに向けて第1ガイド面によって案内する第1ガイド位置と、前記第1ローラと前記第2ローラとの間を通過するシートに干渉しないように前記第1ローラと前記第2ローラとの間のシート搬送領域から退避する第1退避位置と、の間を第1支点を中心に回動可能な第1可動ガイド部材と、
前記第1ローラと前記第2ローラとの間を通過するシートを前記第1ニップに向けて第2ガイド面によって案内する第2ガイド位置と、前記第1ローラと前記第2ローラとの間を通過するシートに干渉しないように前記シート搬送領域から退避する第2退避位置と、の間を第2支点を中心に回動可能な第2可動ガイド部材と、
を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート折り装置。
【請求項8】
前記第1ローラと前記第2ローラとは、前記ニップ形成ローラの上方に配置され、
前記第1支点と前記第2支点とは、前記ニップ形成ローラの下方に配置されたことを特徴とする請求項7に記載のシート折り装置。
【請求項9】
シートに画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置から排出されたシートに折り処理を施す請求項1又は請求項2に記載のシート折り装置と、を備えたことを特徴とする画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、シートに対して折り処理をおこなうシート折り装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成システムと、に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置に接続される後処理装置であって、シートに対して蛇腹折り等の折り処理を施すシート折り装置が広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
詳しくは、特許文献1におけるシート折り装置は、下方に向けてシートを搬送する搬送ローラ対や、その下流側に配置された第1、第2ローラや、第1、第2ローラにそれぞれ当接して第1、第2ニップを形成するニップ形成ローラや、第1ガイド位置と第1退避位置との間を搬送ローラ対の軸部を中心に回動する第1可動ガイド部材や、第2ガイド位置と第2退避位置との間を搬送ローラ対の軸部を中心に回動する第2可動ガイド部材、などで構成されている。そして、搬送ローラ対によって搬送されるシートが、一対の可動ガイド部材によって、第1、第2ニップのうち一方のニップに向けて案内されながら搬送されたり、他方のニップに向けて案内されながら搬送されたりしながら、第1、第2ローラとニップ形成ローラとによって複数の折り目が形成されて蛇腹折りされることになる。
【0004】
一方、特許文献1には、第1、第2ローラとして、軸部に複数のローラ部が軸方向に隙間をあけて設置された団子状のローラを用いる技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のシート折り装置は、第1、第2ローラとして団子状ローラを用いているため、第1、第2ニップが形成されないローラ部とローラ部との隙間に位置するシートの部分に対して、充分な折り処理を施すことができない不具合が生じてしまう可能性があった。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、第1、第2ローラとして団子状ローラを用いている場合であっても、第1、第2ニップが形成されないローラ部とローラ部との隙間に位置するシートの部分に対して、充分な折り処理を施すことができる、シート折り装置、及び、画像形成システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明におけるシート折り装置は、軸部に複数のローラ部が軸方向に隙間をあけて設置された第1ローラと、前記第1ローラに対向するように配置されて、軸部に複数のローラ部が軸方向に隙間をあけて設置された第2ローラと、前記第1ローラの前記複数のローラ部との間にそれぞれ第1ニップを形成するとともに、前記第2ローラの前記複数のローラ部との間にそれぞれ第2ニップを形成するニップ形成ローラと、前記第1ニップ又は前記第2ニップに向けてシートを搬送可能な搬送ローラ対と、前記第1ローラ及び前記第2ローラに対して前記ニップ形成ローラを接離可能な接離機構と、前記搬送ローラ対を軸方向に移動可能な移動機構と、を備え、前記接離機構によって前記第1ローラ及び前記第2ローラに対して前記ニップ形成ローラを離間させて前記第1ニップ及び前記第2ニップに挟持されていないシートを、挟持した状態の前記搬送ローラ対を前記移動機構によって軸方向に移動して、前記第1ローラ又は前記第2ローラの前記隙間の位置にあった当該シートの非ニップ対向部を前記第1ニップ又は前記第2ニップに対応する位置に移動した後に、前記接離機構によって前記第1ローラ及び前記第2ローラに対して前記ニップ形成ローラを当接させて前記第1ニップ又は前記第2ニップにおいて前記非ニップ対向部に対する折り処理をおこなう制御モードが実行されるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、第1、第2ローラとして団子状ローラを用いている場合であっても、第1、第2ニップが形成されないローラ部とローラ部との隙間に位置するシートの部分に対して、充分な折り処理を施すことができる、シート折り装置、及び、画像形成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
この発明の実施の形態における画像形成システムを示す全体構成図である。
シート折り装置の要部を示す構成図である。
第1、第2ローラと排出ローラ対とを幅方向にみた図である。
第1、第2可動ガイド部材を示す、(A)側面図と、(B)正面図と、である。
折り処理時のシート折り装置の動作の一例を示す図である。
シート折り装置における制御を示すフローチャートである。
図6に続くフローチャートである。
図7に続くフローチャートである。
(A)第1可動ガイド部材が第1ガイド位置に位置している状態を示す拡大図と、(B)第2可動ガイド部材が第2ガイド位置に位置している状態を示す拡大図と、である。
第1、第2ローラに対してニップ形成ローラを接離する接離機構の構成・動作を示す図である。
移動折り処理モード時のシート折り装置の要部の動作を軸方向に示す模式図である。
移動折り処理モード時の制御を示すフローチャートである。
別形態のシート折り装置における移動折り処理モード時の動作の一部を軸方向に示す模式図である。
変形例としての、シート折り装置における操作表示パネルの画面表示を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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