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公開番号
2024100119
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-26
出願番号
2023003865
出願日
2023-01-13
発明の名称
梱包バンド
出願人
積水樹脂株式会社
代理人
主分類
B65D
63/10 20060101AFI20240719BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】バンドの厚さが出やすく、かつ厚みむらが生じにくく、しかも、梱包バンドとして必要な引張強度を維持することができる梱包バンドを提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂製の基材の表裏両面それぞれに互いに間隔をあけて多数の菱形の凸部110が形成されており、凸部110が長手方向に千鳥状に配置され、該凸部110、110間に形成された第一の凹部120が一体となされた梱包バンド100において、凸部110と該凸部110から長手方向に千鳥状に配置された他の凸部110とは、側面視において重なる重なり部を有しており、凸部110は、その内側に菱形で第一の凹部120とは離間された第二の凹部130を有するとともに、凸部110の長手方向の端部と第二の凹部130との間の距離Rに対して、前記重なり部の寸法Sは0.5~1.5倍となるように構成する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
熱可塑性樹脂製の基材の表裏両面それぞれに互いに間隔をあけて多数の菱形の凸部が形成されており、前記凸部が長手方向に千鳥状に配置され、該凸部間に形成された第一凹部が一体となされた梱包バンドにおいて、
前記凸部と該凸部から長手方向に千鳥状に配置された他の凸部とは、側面視において重なる重なり部を有しており、
前記凸部は、その内側に菱形で第一の凹部とは離間された第二の凹部を有するとともに、該凸部の長手方向の端部と第二の凹部との間の距離に対して、前記重なり部の寸法は0.5~1.5倍である
ことを特徴とする梱包バンド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、梱包機に用いられる熱可塑性樹脂性の梱包バンドに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、梱包バンドは、ポリプロピレン樹脂を押出して原反を成形し、6~16倍に延伸しエンボス処理により原反の表裏に互いに斜交する凸条を施して作製されている。エンボス処理は、延伸による繊維化された表面層からの毛羽立ちを抑えるためや、延伸による配向を横方向に乱すことによって縦割れを防止するためや、見かけの厚さを増すことによる剛性を高め梱包機のアーチ内の走行性を良くするためなどになされていた。
【0003】
本出願人においても、例えば、特許文献1において、熱可塑性合成樹脂製基材の表裏に互いに斜交する多数の平行凸条が形成されてなる梱包用熱可塑性合成樹脂バンドにおいて、凸条の長手方向の交差角度が10~30度となされた梱包用熱可塑性合成樹脂バンドを提案しており、また、特許文献2において、熱可塑性樹脂を押出成形してなるバンド基材が長手方向に延伸されると共に、その表裏両面に互いに斜交する方向に多数の平行凸条が形成された熱可塑性樹脂バンドであって、互いに斜交する方向の平行凸条によってひし形状に形成される斜交部分の面積が比較的小面積化され、前記小面積化は、凸条の両側面を形成する傾斜面とバンド基材の表面とがなす傾斜角度をそれぞれ120~150度とすることによりなされた熱可塑性樹脂バンドを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-1679号公報
特開2008-87824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、梱包バンドは、昨今の環境問題から需要者から使用量の削減が望まれており、梱包バンドの軽量化が検討されている。軽量化の手法としては、例えば、バンド幅を狭くする方法があるが、引張強度が低下するので、所定の引張強度を保持するためにはバンド幅の狭くする方法にも限界がある。他の方法としては、バンドの厚さを保持しつつ、単位長さ当たりの重量、いわゆる、目付量を減らす方法である。目付量を減らす方法としては、バンド成形時に原反をエンボス加工する工程、つまり、一対のエンボスロールの間に原反を挟んでエンボス加工する工程において、原反を深く押すことで、押された部分が凸条として形成されるので、これにより、同じ厚さの原反であっても、エンボス加工後のバンドの厚さを相対的に増やすことができる。ただ、エンボスの形状として、特許文献のような、互いに斜交する凸条を形成する場合は、エンボスロールで原反を深く押してもバンドの厚さが出ず、強度低下につながり、また、バンドの長手方向に対して厚さのむらが生じやすく、梱包機で使用する際に走行不良が生じやすくなるため、バンドの厚さを増やすことに限界があった。
【0006】
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑み、バンドの厚さが出やすく、かつ厚みむらが生じにくく、しかも、梱包バンドとして必要な引張強度を維持することができる梱包バンドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。すなわち本発明に係る梱包バンドは、熱可塑性樹脂製の基材の表裏両面それぞれに互いに間隔をあけて多数の菱形の凸部が形成されており、前記凸部が長手方向に千鳥状に配置され、該凸部間に形成された第一凹部が一体となされた梱包バンドにおいて、前記凸部と該凸部から長手方向に千鳥状に配置された他の凸部とは、側面視において重なる重なり部を有しており、前記凸部は、その内側に菱形で第一の凹部とは離間された第二の凹部を有するとともに、該凸部の長手方向の端部と第二の凹部との間の距離に対して、前記重なり部の寸法は0.5~1.5倍であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、梱包バンドの厚さむらが生じにくく、しかも、梱包バンドとして必要な引張強度を保持することができるので、当該梱包バンドを用いた梱包機においては、梱包不良が生じにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
従来の梱包バンドの実施の一形態を示す平面図である。
本発明に係る梱包バンドを用いた梱包機の一形態を示す説明図である。
本発明に係る梱包バンドの実施の一形態を示す平面図である。
図3の部分拡大図である。
本発明に係る梱包バンドの他の実施形態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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