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公開番号2024158187
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073170
出願日2023-04-27
発明の名称結束具
出願人未来工業株式会社
代理人個人
主分類B65D 63/10 20060101AFI20241031BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 容易に製造することができる結束具を提供する。
【解決手段】 結束具2は、合成樹脂製であって、可撓性を有して被保持物1を取り囲む板状の帯状部3と、その帯状部3の基端3a側に設けられた締結部4とを備える。締結部4は、帯状部3がその先端3bから挿入されて貫通する挿入路4aと、挿入された帯状部3に係合して、その帯状部3の反挿入方向への移動を規制する係合部4bとを有する。帯状部4は、中間に湾曲部3eを有する非直線状に形成されている。帯状部4には、その板面から突出するようにして、係合部4bと係合する被係合部3cが、帯状部3の長手方向に複数並んで設けられる。複数の被係合部3c、3cは、帯状部3の長手方向に延びる補強リブ3iによって繋がれている。補強リブ3iは、その補強リブ3iが設けられている帯状部3の長手方向の任意の位置で、帯状部3の幅方向3xに対し、一つのみ設けられる。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
被保持物を取り囲んで保持する合成樹脂製の結束具であって、
可撓性を有して前記被保持物を取り囲む板状の帯状部と、その帯状部の基端側に設けられた締結部とを備え、
前記締結部は、前記帯状部がその先端から挿入されて貫通する挿入路と、挿入された前記帯状部に係合して、その帯状部の反挿入方向への移動を規制する係合部とを有し、
前記帯状部は、中間に湾曲した湾曲部を有する非直線状に形成されており、
前記帯状部には、その板面から突出するようにして、前記係合部と係合する被係合部が、帯状部の長手方向に複数並んで設けられ、
前記被係合部は、少なくとも前記湾曲部に設けられ、
前記被係合部のうち、少なくとも前記湾曲部に位置する複数の被係合部は、前記帯状部の長手方向に延びる補強リブによって繋がれており、
前記帯状部は、前記補強リブを含めて可撓性を有し、
前記補強リブは、その補強リブが設けられている前記帯状部の長手方向の任意の位置で、前記帯状部の幅方向に対し、一つのみ設けられる、結束具。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記補強リブは、一線上に設けられる、請求項1に記載の結束具。
【請求項3】
前記補強リブは、前記帯状部の幅方向の中央位置に設けられる、請求項2に記載の結束具。
【請求項4】
前記帯状部は、前記湾曲部によって折り返されて、その両端部側が間隔をあけて向かい合うように形成されている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の結束具。
【請求項5】
前記帯状部の先端部分は、内側に曲がって傾斜している、請求項4に記載の結束具。
【請求項6】
被保持物を取り囲んで保持する合成樹脂製の結束具であって、
可撓性を有して前記被保持物を取り囲む板状の帯状部と、その帯状部の基端側に設けられた締結部とを備え、
前記締結部は、前記帯状部がその先端から挿入されて貫通する挿入路と、挿入された前記帯状部に係合して、その帯状部の反挿入方向への移動を規制する係合部とを有し、
前記帯状部は、中間に湾曲した湾曲部を有する非直線状に形成されており、
前記帯状部には、その板面から突出するようにして、前記係合部と係合する被係合部が、帯状部の長手方向に複数並んで設けられ、
前記被係合部は、少なくとも前記湾曲部に設けられ、
前記帯状部の板面から突出形成された補強リブが、前記帯状部の長手方向に延びており、
前記帯状部は、前記補強リブを含めて可撓性を有し、
前記帯状部における表裏両面の形状は、前記帯状部の幅方向に対し、樹脂成形でのアンダーカット部分が存在しない形状である、結束具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、被保持物を取り囲んで保持する合成樹脂製の結束具に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、合成樹脂等からなる結束バンドにおいて、そのバンド部分に湾曲部を有するものがあった。例えば、特許文献1に開示される結束用バンドは、図10に示すように、結束用バンド体本体11が、その略中央位置が湾曲したU字状に形成され、さらに、その結束用バンド体本体11が複数、継なぎ部12により一体に連結されたアッセンブリとされていた。このアッセンブリの成形は、はじめに、通常の型抜き作業等によって、フラットな形態のアッセンブリを得、その略中央を一対の板状ヒーター間に挟んで加熱し、続いて、アッセンブリを、U字状の溝を上面に形成した下ヒーターと、蒲鉾状の上ヒーターとで挟圧し、最後に、冷却して保形することにより行われた。
【0003】
また、特許文献2に開示される分岐部結束バンドは、図11に示すように、そのバンド片22に、湾曲した巻付部を有していた。この結束バンド21にあっては、バンド片22が直線状に延伸された結束バンドを成形し、その後、バンド片を加熱して軟化した状態で、棒状体に巻き付け、この状態で硬化させることで、湾曲した巻付部を賦形していた。
【0004】
また、特許文献3に開示される結束バンドにおいては、図12に示すように、結束バンドを丸み状にして円形状の容器30に収め、熱を加え、そして冷やすことで、丸み状に湾曲した結束バンド31を形成していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-245963号公報
特開2005-27462号公報
特開2005-324857号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、前記従来の結束バンドにおいては、湾曲した部分を形成するのに、真っすぐな状態の結束バンドに対し、湾曲させ、加熱、冷却して賦形する必要があり、面倒であった。
【0007】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、容易に製造することができる結束具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係る結束具は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る結束具は、被保持物を取り囲んで保持する合成樹脂製の結束具であって、可撓性を有して前記被保持物を取り囲む板状の帯状部と、その帯状部の基端側に設けられた締結部とを備える。前記締結部は、前記帯状部がその先端から挿入されて貫通する挿入路と、挿入された前記帯状部に係合して、その帯状部の反挿入方向への移動を規制する係合部とを有する。前記帯状部は、中間に湾曲した湾曲部を有する非直線状に形成されている。前記帯状部には、その板面から突出するようにして、前記係合部と係合する被係合部が、帯状部の長手方向に複数並んで設けられる。この被係合部は、少なくとも前記湾曲部に設けられる。そして、前記被係合部のうち、少なくとも前記湾曲部に位置する複数の被係合部は、前記帯状部の長手方向に延びる補強リブによって繋がれており、前記帯状部は、前記補強リブを含めて可撓性を有する。ここで、前記補強リブは、その補強リブが設けられている前記帯状部の長手方向の任意の位置で、前記帯状部の幅方向に対し、一つのみ設けられる。
【0009】
この結束具によると、結束具は、帯状部を備え、その帯状部で被保持物を取り囲んで保持する。ここで、帯状部は、中間に湾曲部を有する。帯状部には、被係合部が、帯状部の長手方向に複数並んで設けられ、少なくとも湾曲部に位置する複数の被係合部は、帯状部の長手方向に延びる補強リブによって繋がれている。また、この補強リブは、帯状部の長手方向の任意の位置で、帯状部の幅方向に対し、一つのみであり、樹脂成形の金型の型締め・型開き方向を、帯状部の幅方向とすることで、帯状部の離型を支障なく行うことができ、この結束具を樹脂成形によって容易に製造することができる。
【0010】
また、請求項2に記載の発明に係る結束具は、請求項1に記載の結束具において、前記補強リブは、一線上に設けられる。これにより、金型をシンプルにすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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