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公開番号
2024152247
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023066321
出願日
2023-04-14
発明の名称
加熱装置、定着装置、画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20241018BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】本発明では、反射部材への伝熱による加熱装置の立ち上げの遅れを抑制することを課題とする。
【解決手段】無端状の定着ベルト42と、定着ベルト42を加圧する加圧ローラ41と、定着ベルト42の内側に設けられ、定着ベルト42を加熱するヒータ43と、定着ベルト42の内側に設けられ、ヒータ43の熱を反射するリフレクタ48と、を有する加熱装置であって、リフレクタ48は、ヒータ43に対向してヒータ43の熱を反射する反射部48aと、定着ベルト42に直接または間接的に熱を伝達する伝熱部48bとを有し、伝熱部48bは、定着ベルト42の長手方向の中央側の、定着ベルト42の側に切り欠き48cを有することを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
無端状のベルト部材と、
前記ベルト部材を加圧する加圧部材と、
前記ベルト部材の内側に設けられ、前記ベルト部材を加熱する加熱体と、
前記ベルト部材の内側に設けられ、前記加熱体の熱を反射する反射部材と、を有する加熱装置であって、
前記反射部材は、前記加熱体に対向して前記加熱体の熱を反射する反射部と、前記ベルト部材に直接または間接的に熱を伝達する伝熱部とを有し、
前記伝熱部は、前記ベルト部材の長手方向の中央側の、前記ベルト部材の側に切り欠きを有することを特徴とする加熱装置。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記切り欠きが、定着装置が対応する最大幅の記録媒体の通過領域全域にわたって設けられる請求項1記載の加熱装置。
【請求項3】
前記伝熱部と前記ベルト部材との間には、前記ベルト部材との摺動性が、前記伝熱部の表面よりも高い摺動部材が設けられる請求項1記載の加熱装置。
【請求項4】
前記摺動部材は金属材により形成される請求項3記載の加熱装置。
【請求項5】
前記摺動部材は、前記伝熱部と接触する部分よりも前記長手方向の内側に、前記摺動部材のその他の部分よりも熱伝導率の低い低熱伝導部を有する請求項3記載の加熱装置。
【請求項6】
前記低熱伝導部は、前記長手方向の前記切り欠きの両端に対応する位置にそれぞれ設けられる請求項5記載の加熱装置。
【請求項7】
前記摺動部材は前記伝熱部と接触する部分の厚みがその他の部分よりも小さい請求項3記載の加熱装置。
【請求項8】
前記摺動部材は、前記伝熱部と接触する部分よりも内側に、前記摺動部材のその他の部分よりも厚みの小さい薄肉部を有する請求項3記載の加熱装置。
【請求項9】
請求項1から8いずれか1項に記載の加熱装置により、記録媒体上の熱を加熱して定着させる定着装置。
【請求項10】
請求項9記載の定着装置を備えた画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱装置、定着装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
定着装置(加熱装置)には、定着ベルト(ベルト部材)の内側にヒータ(加熱体)を設けるとともに、ヒータに対向する反射部材を設け、ヒータの熱を定着ベルト側へ反射して定着ベルトを効率良く加熱する構成のものが従来から存在する。
【0003】
このような定着装置では、反射部材が吸収した熱の逃げ場がなく、画像形成装置で連続した画像形成動作が行われると、反射部材が過度に昇温してしまうという問題があった。
【0004】
例えば特許文献1(特開2015-45713号公報)の定着装置では、反射部材が、ヒータの熱を反射する反射部とは別に、定着ベルトと断熱部材との間に挟まるニップ形成部等を有する。ニップ形成部を定着ベルトに接触させることにより、反射部材の熱を定着ベルトへ逃がすことができ、反射部材の過昇温を抑制できる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のように反射部材からベルト部材に伝熱する構成では、例えば加熱装置の立ち上げ時などに、ベルト部材の熱が逆に反射部材によって奪われることにより、装置の立ち上げが遅くなるという問題がある。
【0006】
本発明では、反射部材への伝熱による加熱装置の立ち上げの遅れを抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明は、無端状のベルト部材と、前記ベルト部材を加圧する加圧部材と、前記ベルト部材の内側に設けられ、前記ベルト部材を加熱する加熱体と、前記ベルト部材の内側に設けられ、前記加熱体の熱を反射する反射部材と、を有する加熱装置であって、前記反射部材は、前記加熱体に対向して前記加熱体の熱を反射する反射部と、前記ベルト部材に直接または間接的に熱を伝達する伝熱部とを有し、前記伝熱部は、前記ベルト部材の長手方向の中央側の、前記ベルト部材の側に切り欠きを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、反射部材への伝熱による加熱装置の立ち上げの遅れを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成装置の概略構成図である。
本発明の一実施形態に係る定着装置の側面断面図である。
リフレクタとニップ形成部材と定着ステーを示す斜視図である。
リフレクタの斜視図である。
定着装置の、長手方向のリフレクタの切り欠きが設けられた位置の側面断面図である。
リフレクタからの熱の流れを示す定着装置の側面断面図である。
定着装置が熱間状態におけるリフレクタと定着ベルト間の熱の伝達の様子を示す図で、(a)図が長手方向端部側、(b)図が長手方向中央側を示す。
リフレクタへの熱の流れを示す定着装置の側面断面図である。
定着装置が冷間状態におけるリフレクタと定着ベルト間の熱の伝達の様子を示す図で、(a)図が長手方向端部側、(b)図が長手方向中央側を示す。
本実施形態の伝熱部と均熱部材、および定着ベルトの長手方向の配置を示す図である。
図10と異なる第二の実施形態の伝熱部と均熱部材、および定着ベルトの長手方向の配置を示す図である。
第三の実施形態の伝熱部と均熱部材、および定着ベルトの長手方向の配置を示す図である。
第四の実施形態の伝熱部と均熱部材、および定着ベルトの長手方向の配置を示す図である。
図2と異なる構成の定着装置の側面断面図である。
本発明と異なるリフレクタの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。以下、本発明の一実施形態に係る加熱装置として、画像形成装置に設けられた定着装置を説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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