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公開番号
2025021247
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023125049
出願日
2023-07-31
発明の名称
画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G03G
15/00 20060101AFI20250205BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】誤差要素を少なくした転写FF制御を実施することができる、画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】本発明は、画像コントローラからの印刷画像に応じて像担持体上に潜像を形成する画像形成部と、前記像担持体上の前記潜像を現像する現像ユニットに現像高圧電源から流れる現像電流をモニタする現像電流モニタ部と、前記現像ユニットにより現像された可視像を記録シートに転写し、転写バイアスが供給される転写ユニットと、前記印刷画像を前記可視像の搬送方向の一定区間毎に複数の分割領域に分割し、前記分割領域毎の前記現像電流を記憶するメモリと、前記各分割領域の先端が前記転写ユニットの転写開始位置に到達するタイミングを通知するタイマと、前記タイミングが通知される度に、前記分割領域毎の前記現像電流に応じて、前記転写バイアスを決定する決定部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
画像コントローラからの印刷画像に応じて像担持体上に潜像を形成する画像形成部と、
前記像担持体上の前記潜像を現像する現像ユニットに現像高圧電源から流れる現像電流をモニタする現像電流モニタ部と、
前記現像ユニットにより現像された可視像を記録シートに転写し、転写バイアスが供給される転写ユニットと、
前記印刷画像を前記可視像の搬送方向の一定区間毎に複数の分割領域に分割し、前記分割領域毎の前記現像電流を記憶するメモリと、
前記各分割領域の先端が前記転写ユニットの転写開始位置に到達するタイミングを通知するタイマと、
前記タイミングが通知される度に、前記分割領域毎の前記現像電流に応じて、前記転写バイアスを決定する決定部と、
を備える画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記像担持体に当接するベルト部材と、
前記可視像を前記ベルト部材に転写する一次転写ユニットと、を備え、
前記転写ユニットは、前記ベルト部材の前記可視像を前記記録シートに転写する、前記転写バイアスが供給される二次転写ユニットであり、
前記タイマは、前記可視像の搬送方向における前記分割領域の先端が前記二次転写ユニットによる二次転写開始位置に到達するタイミングを通知し、
前記決定部は、前記タイミングが通知される度に、前記メモリで記憶した前記分割領域毎の前記現像電流に応じて前記転写バイアスを決定する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記決定部は、前記各分割領域においてモニタされる前記現像電流の平均値または積分値に応じて、前記転写バイアスを決定する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記決定部は、前記印刷画像の画素データの画素数をカウントした画素カウント値に基づいて、前記分割領域毎の画像面積率を算出し、前記画像面積率に応じて前記一次転写ユニットに供給する一次バイアスを決定する、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
画像形成装置で実行される画像形成方法であって、
画像コントローラからの印刷画像に応じて像担持体上に潜像を形成するステップと、
前記像担持体上の前記潜像を現像する現像ユニットに現像高圧電源から流れる現像電流をモニタするステップと、
前記現像ユニットにより現像された可視像を記録シートに転写し、転写バイアスが供給されるステップと、
前記印刷画像を前記可視像の搬送方向の一定区間毎に複数の分割領域に分割し、前記分割領域毎の前記現像電流を記憶するステップと、
前記各分割領域の先端が転写開始位置に到達するタイミングを通知するステップと、
前記タイミングが通知される度に、前記分割領域毎の前記現像電流に応じて、前記転写バイアスを決定するステップと、
を含む画像形成方法。
【請求項6】
コンピュータを、
画像コントローラからの印刷画像に応じて像担持体上に形成される潜像を現像する現像ユニットに現像高圧電源から流れる現像電流をモニタする現像電流モニタ部と、
前記潜像を現像した可視像の搬送方向の一定区間毎に前記印刷画像を分割した各分割領域の先端が、前記現像ユニットにより現像された可視像を記録シートに転写しかつ転写バイアスが供給される転写ユニットの転写開始位置に到達するタイミングを通知するタイマと、
前記タイミングが通知される度に、前記分割領域毎の前記現像電流に応じて、前記転写バイアスを決定する決定部と、
して機能させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
画像形成装置にて、1枚の印刷画像の中で、画像の濃淡に応じて、転写バイアスを制御することで、高い転写率を実現する技術(以下、転写FF(フィードフォワード)制御と称する)が開発されている。転写FF制御では、印刷画像を画像搬送方向の一定区間毎の複数の分割領域に分割し、分割領域内の画素数(画素カウント値)をカウントし、画素カウント値と分割領域の面積の割合である画像面積率を算出し、分割領域が転写される場合に、その分割領域の画像面積率に応じて、転写バイアス値(電流または電圧)を制御する。これにより、画像の濃淡に応じて転写バイアスを制御し、高い転写率を得ることができる。
【0003】
特許文献1には、環境および印字パターンが画像1枚内の部分毎で変化しても、これに細かく対応し、安定した転写効率を確保して良好な画像が得られるようにすることを目的として、画像信号のB/W比に応じて、転写帯電器の転写電流をエンジン制御用のCPUによってタイムリーに制御し、転写効率を確保する手段が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の転写FF制御は、画素カウント値(画像面積率)に基づいて画像の濃淡を推定し、転写バイアスを設定している。そのため、印刷機の設置環境、トナーの電荷量、帯電ユニットや感光体の状態、帯電および現像に印加する高圧電源の出力精度等が、誤差要素となる場合がある。また、特許文献1記載の技術は、印刷機の設置環境、トナーの帯電量、帯電ローラや感光体の状態、帯電や現像に印加する高圧電源の出力精度等により、現像されるトナー量が計算値(理論値)と実際とで誤差が生じており、画素カウント値に基づく画像面積率に応じた転写部に印加するバイアス値の制御では、誤差要素が含まれてしまう。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、誤差要素を少なくした転写FF制御を実施することができる、画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像コントローラからの印刷画像に応じて像担持体上に潜像を形成する画像形成部と、前記像担持体上の前記潜像を現像する現像ユニットに現像高圧電源から流れる現像電流をモニタする現像電流モニタ部と、前記現像ユニットにより現像された可視像を記録シートに転写し、転写バイアスが供給される転写ユニットと、前記印刷画像を前記可視像の搬送方向の一定区間毎に複数の分割領域に分割し、前記分割領域毎の前記現像電流を記憶するメモリと、前記各分割領域の先端が前記転写ユニットの転写開始位置に到達するタイミングを通知するタイマと、前記タイミングが通知される度に、前記分割領域毎の前記現像電流に応じて、前記転写バイアスを決定する決定部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、誤差要素を少なくした転写FF制御を実施することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、従来のレーザービームプリンタの転写FF制御の概略構成の一例を示す図である。
図2は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置における転写FF制御の一例を説明するための図である。
図3は、印刷画像の濃淡に応じた現像電流と転写バイアスの設定値との関係の一例を説明するための図である。
図4は、第2の実施の形態にかかる画像形成装置における転写FF制御の一例を説明するための図である。
図5は、第3の実施の形態にかかる画像形成装置における転写FF制御の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
図1は、従来のレーザービームプリンタの転写FF制御の概略構成の一例を示す図である。従来のレーザービームプリンタは、感光体101、帯電ユニット102、レーザ駆動部103、現像ユニット104、現像高圧電源105、転写ユニット106、転写高圧電源107、制御基板108、画像処理ビデオコントローラ111、画素カウンタ112等を有する画像形成装置の一例である。
(【0011】以降は省略されています)
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