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公開番号2025021414
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2024082373
出願日2024-05-21
発明の名称がん治療装置、及びがん治療システム
出願人株式会社リコー,公立大学法人横浜市立大学
代理人個人,個人
主分類A61N 2/04 20060101AFI20250205BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】磁場が印加された生体の部分の温度上昇を低減可能ながん治療装置を提供する。
【解決手段】本開示の一態様に係るがん治療装置は、生体に磁場を印加するがん治療装置であって、磁場発生部と、前記磁場発生部に駆動電流を供給する電源部と、前記磁場発生部により発生された前記磁場が印加される前記生体の部分の断面に関する情報に基づき、前記電源部から供給される前記駆動電流を制御する制御部と、を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
生体に磁場を印加するがん治療装置であって、
磁場発生部と、
前記磁場発生部に駆動電流を供給する電源部と、
前記磁場発生部により発生された前記磁場が印加される前記生体の部分の断面に関する情報に基づき、前記電源部から供給される前記駆動電流を制御する制御部と、を有する、がん治療装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記断面に関する情報に基づいて得られる、前記磁場の印加による前記生体の発熱量に関する情報に基づいて、前記生体の表面温度が所定の温度上限値を超えないように、前記電源部から供給される前記駆動電流を制御する、請求項1に記載のがん治療装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記断面に関する情報と、前記磁場の印加時間に応じた前記生体の温度に関する情報と、の関係に関する対応情報に基づき、前記生体の発熱量に関する情報を取得する、請求項2に記載のがん治療装置。
【請求項4】
前記温度上限値は、40℃以上45℃以下である、請求項2に記載のがん治療装置。
【請求項5】
前記電源部は、所定の波形を所定の供給周波数で出力することにより、前記駆動電流を供給し、
前記制御部は、前記波形の形状及び前記供給周波数の少なくとも一方を可変することにより、前記駆動電流を制御する、請求項1に記載のがん治療装置。
【請求項6】
前記電源部は、矩形波を前記供給周波数で出力することにより、前記駆動電流を供給し、
前記制御部は、前記矩形波のデューティ比を可変することにより、前記駆動電流を制御する、請求項5に記載のがん治療装置。
【請求項7】
前記所定の波形は、前記生体の表面温度に関する所定の温度上限値に予め対応付けられた上限磁束密度に前記磁場発生部による前記磁場の印加時間を積算した許容磁束密度に対応付けられている、請求項5に記載のがん治療装置。
【請求項8】
前記断面に関する情報は、前記磁場が印加される前記生体の部分の断面積情報を含む、請求項1に記載のがん治療装置。
【請求項9】
前記断面に関する情報は、前記磁場が印加される前記生体の部分の最大断面積情報である、請求項1に記載のがん治療装置。
【請求項10】
前記断面積情報は、前記磁場が印加される前記生体の部分と断面積が等しい円を用いて規格化されており、
前記円の面積、半径又は直径のいずれか1つに対応した温度上限値が、印加される前記磁場の磁束密度に対応付けられている、請求項8に記載のがん治療装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、がん治療装置、及びがん治療システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、様々な種類の療法を用いたがん治療装置が提案されている。
【0003】
緩解療法に適した低コストのがん治療装置を提供するために、がん患部組織に印加する交流磁場を発生する磁場発生器を備えたがん治療装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のがん治療装置では、磁場が印加された生体の部分で発生する渦電流に応じて、該部分の温度が上昇する場合がある。このような温度上昇は、がん治療が施される生体に、体調変化等の影響を与える可能性がある。
【0005】
本開示は、磁場が印加された生体の部分の温度上昇を低減可能ながん治療装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るがん治療装置は、生体に磁場を印加するがん治療装置であって、磁場発生部と、前記磁場発生部に駆動電流を供給する電源部と、前記磁場発生部により発生された前記磁場が印加される前記生体の部分の断面に関する情報に基づき、前記電源部から供給される前記駆動電流を制御する制御部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、磁場が印加された生体の部分の温度上昇を低減可能ながん治療装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第1実施形態に係るがん治療装置の使用状態を示す模式的上面図である。
本開示の第1実施形態に係るがん治療装置の使用状態を示す模式的正面図である。
本開示の第1実施形態に係るがん治療装置の使用状態を示す模式的側面図である。
本開示の第1実施形態に係るがん治療装置における磁場発生部の模式的斜視図である。
本開示の第1実施形態に係るがん治療装置における磁場発生部の切断斜視図である。
本開示の第1実施形態に係るがん治療装置における制御部のハードウェア構成を示すブロック図である。
本開示の第1実施形態に係るがん治療装置における制御部の機能構成を示すブロック図である。
本開示の第1実施形態に係るがん治療装置により供給される駆動電流の波形を示す図である。
本開示の第1実施形態に係るがん治療装置の動作を示すフロー図である。
疑似生体を示す図である。
磁場を印加したときの疑似生体の断面温度分布を示す図である。
疑似生体の第1例とコイルとの大きさの関係を示す図である。
疑似生体の第2例とコイルとの大きさの関係を示す図である。
疑似生体の第3例とコイルとの大きさの関係を示す図である。
疑似生体の中心部からの距離と温度との関係の第1例を示す図である。
疑似生体の中心部からの距離と温度との関係の第2例を示す図である。
疑似生体の中心部からの距離と温度との関係の第3例を示す図である。
本開示の第2実施形態に係るがん治療装置の使用状態を示す模式的側面図である。
本開示の第2実施形態に係るがん治療装置における制御部の機能構成を示すブロック図である。
本開示の第1実施形態に係るがん治療装置の動作を示すフロー図である。
本開示の第3実施形態に係るがん治療装置の使用状態の第1例を示す模式的上面図である。
本開示の第3実施形態に係るがん治療装置の使用状態の第2例を示す模式的上面図である。
本開示の第3実施形態に係るがん治療装置の動作を示すフロー図である。
連続した複数の断面情報から、人工物の大きさ及び位置を求める方法を説明する概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、理解を容易にするために、図面における各部の縮尺と、実際の縮尺とが異なる場合がある。
【0010】
平行、直角、直交、水平、垂直、上下、左右等の方向には、本開示の実施形態の効果を損なわない程度のずれが許容される。角部の形状は、直角に限られず、弓状に丸みを帯びてもよい。平行、直角、直交、水平、垂直には、略平行、略直角、略直交、略水平、略垂直が含まれてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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