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公開番号2025021677
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023125567
出願日2023-08-01
発明の名称後処理装置及び画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B65H 37/04 20060101AFI20250206BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】針無しの圧着綴じが行われた用紙の束が適切な綴じ力を有し、品質の良い用紙の束を作製できる後処理装置を提供する。
【解決手段】搬送された用紙が一時的に積載される第1の積載手段と、前記第1の積載手段に積載された用紙の束に対して圧着綴じを行う圧着綴じ手段と、制御部と、を有し、前記圧着綴じ手段は、針を用いずに用紙の束を綴じ、前記制御部は、1部目の用紙の束を綴じたときの下記測定方法による駆動電流値及び前記圧着綴じを行う用紙の枚数に基づいて、前記圧着綴じ手段の圧着力及び圧着加圧時間を定めることを特徴とする後処理装置。
[測定方法]
前記圧着綴じ手段は用紙の束を綴じる圧着部材を有しており、圧着部材はモータにより動作し、用紙の束を綴じたときの駆動電流値は、圧着のために前記モータが回転を開始してから回転を停止するまでの間における前記モータに流れる電流の最大値を測定することにより求める。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
搬送された用紙が一時的に積載される第1の積載手段と、
前記第1の積載手段に積載された用紙の束に対して圧着綴じを行う圧着綴じ手段と、
制御部と、を有し、
前記圧着綴じ手段は、針を用いずに用紙の束を綴じ、
前記制御部は、1部目の用紙の束を綴じたときの下記測定方法による駆動電流値及び前記圧着綴じを行う用紙の枚数に基づいて、前記圧着綴じ手段の圧着力及び圧着加圧時間を定める
ことを特徴とする後処理装置。
[測定方法]
前記圧着綴じ手段は用紙の束を綴じる圧着部材を有しており、圧着部材はモータにより動作し、用紙の束を綴じたときの駆動電流値は、圧着のために前記モータが回転を開始してから回転を停止するまでの間における前記モータに流れる電流の最大値を測定することにより求める。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記圧着綴じ手段は、綴じ部の角度を変えて綴じ処理を行うことが可能であり、
前記制御部は、1部目の用紙の束と、2部目の用紙の束とで前記綴じ部の角度を変える制御を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、1部目の用紙の束を綴じたときの駆動電流値と、2部目の用紙の束を綴じたときの駆動電流値との差を求め、この駆動電流値の差及び前記圧着綴じを行う用紙の枚数に基づいて、前記圧着綴じ手段の圧着力及び圧着加圧時間を定める
ことを特徴とする請求項2に記載の後処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、1部目の用紙の束を綴じたときの駆動電流値と、装置にあらかじめ保有された比較用の駆動電流値との差を求め、この駆動電流値の差及び前記圧着綴じを行う用紙の枚数に基づいて、前記圧着綴じ手段の圧着力及び圧着加圧時間を定める
ことを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
【請求項5】
前記圧着綴じ手段は、前記用紙の束当たりの綴じ打数を変更可能であり、
前記制御部は、1部目の用紙の束を綴じたときの駆動電流値に基づいて前記綴じ打数を変更する制御を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
【請求項6】
前記第1の積載手段に積載された用紙の束を揃える揃え手段と、
前記圧着綴じが行われ、排紙された用紙の束が積載される第2の積載手段と、を有し、
前記圧着綴じ手段は、前記揃え手段によって揃えられた用紙の束に対して圧着綴じを行い、
前記第2の積載手段は、積載面の高さが可変であり、
前記制御部は、前記第2の積載手段の積載面の高さを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
【請求項7】
用紙に画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置により画像が形成された用紙を受け取る後処理装置と、を有し、
前記後処理装置は、請求項1~6のいずれかに記載の後処理装置である
ことを特徴とする画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、後処理装置及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
複数枚の用紙を重ねた用紙の束を綴じるために、金属針を用いず、上下の歯型で用紙の束を圧着させる綴じ処理を行う後処理装置が知られている。このような後処理装置では、用紙の束を適切に綴じるために、圧着の条件が適切になるように検討がなされている。
【0003】
特許文献1では、複数枚のシートを圧着させて綴じ合わせる加圧手段を備えたシート綴じ装置が開示されており、シートを加圧する加圧時間を調整可能であることが開示されている。特許文献1によれば、シート束の状態に対応した綴じ処理が可能となるとしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、用紙の繊維方向、枚数、綴じ方法等が変わった場合でも、圧着力及び圧着加圧時間が一定であるため、綴じ条件が不利の場合に満足のできる綴じ力が得られない問題があった。そのため、適切な綴じ力を有する用紙の束を作製できず、作製された用紙の束の品質が満足できるものではなかった。また例えば、用紙の枚数が少ない場合に、過剰な圧着を行って用紙が破れたり、用紙の枚数が多い場合に、綴じ力が不足したりする問題があった。
【0005】
そこで本発明は、針無しの圧着綴じが行われた用紙の束が適切な綴じ力を有し、品質の良い用紙の束を作製できる後処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の後処理装置は、搬送された用紙が一時的に積載される第1の積載手段と、前記第1の積載手段に積載された用紙の束に対して圧着綴じを行う圧着綴じ手段と、制御部と、を有し、前記圧着綴じ手段は、針を用いずに用紙の束を綴じ、前記制御部は、1部目の用紙の束を綴じたときの下記測定方法による駆動電流値及び前記圧着綴じを行う用紙の枚数に基づいて、前記圧着綴じ手段の圧着力及び圧着加圧時間を定めることを特徴とする。
[測定方法]
前記圧着綴じ手段は用紙の束を綴じる圧着部材を有しており、圧着部材はモータにより動作し、用紙の束を綴じたときの駆動電流値は、圧着のために前記モータが回転を開始してから回転を停止するまでの間における前記モータに流れる電流の最大値を測定することにより求める。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、針無しの圧着綴じが行われた用紙の束が適切な綴じ力を有し、品質の良い用紙の束を作製できる後処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成システムの一例を説明するための概略図である。
後処理装置の一例を説明するための概略図である。
綴じユニットの一例を説明するための平面概略図である。
圧着綴じ手段の一例を説明するための斜視概略図であり、奥斜め綴じの一例を説明するための図である。
圧着綴じ手段の一例を説明するための斜視概略図であり、2箇所綴じの一例を説明するための図である。
圧着綴じ手段の一例を説明するための側面概略図(a)~(d)である。
圧着綴じ手段の一例を説明するための側面概略図(a)~(c)であり、圧着力を調整する一例を説明するための図である。
圧着綴じ手段の一例を説明するための側面概略図(a)~(e)であり、圧着加圧時間を調整する一例を説明するための図である。
圧着綴じ手段の一例を説明するための斜視概略図であり、綴じ部の方向を主走査方向に沿った方向にしたときの一例を説明するための図である。
圧着綴じ手段の一例を説明するための斜視概略図であり、綴じ部の方向を副走査方向に沿った方向にしたときの一例を説明するための図である。
圧着綴じの処理の一例を説明するためのフローであり、駆動電流値に基づいて目方向を判断する場合の一例を説明するためのフローである。
2箇所綴じの一例を説明するための要部平面概略図である。
2箇所綴じの他の例を説明するための要部平面概略図である。
圧着綴じの処理の一例を説明するためのフローであり、圧着力及び圧着加圧時間の調整例を説明するためのフローである。
制御ブロック図の一例である。
駆動電流値を説明するための模式図(a)及び(b)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る後処理装置及び画像形成システムについて図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
【0010】
本発明の後処理装置は、搬送された用紙が一時的に積載される第1の積載手段と、前記第1の積載手段に積載された用紙の束に対して圧着綴じを行う圧着綴じ手段と、制御部と、を有し、前記圧着綴じ手段は、針を用いずに用紙の束を綴じ、前記制御部は、1部目の用紙の束を綴じたときの下記測定方法による駆動電流値及び前記圧着綴じを行う用紙の枚数に基づいて、前記圧着綴じ手段の圧着力及び圧着加圧時間を定めることを特徴とする。
[測定方法]
前記圧着綴じ手段は用紙の束を綴じる圧着部材を有しており、圧着部材はモータにより動作し、用紙の束を綴じたときの駆動電流値は、圧着のために前記モータが回転を開始してから回転を停止するまでの間における前記モータに流れる電流の最大値を測定することにより求める。
(【0011】以降は省略されています)

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