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公開番号
2024129562
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-27
出願番号
2023038859
出願日
2023-03-13
発明の名称
単列円すいころ軸受
出願人
NTN株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16C
19/36 20060101AFI20240919BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】軸受を円滑に交換し軸受交換コストを低減すると共に、軸受交換後の信頼性を確保し得る単列円すいころ軸受を提供する。
【解決手段】単列円すいころ軸受1は、内外輪2,3と、これら内外輪2,3間に介在される複数の円すいころ4と、これら円すいころ4を保持する保持器5とを備える。内外輪2,3は、それぞれ円周方向に複数分割され互いに連結された内外輪分割体2A,3Aを含む。保持器5は、円周方向に複数のセグメント8に分割されたセグメント保持器である。セグメント保持器は、4個以上で且つ偶数個のセグメント8を有する。内輪2の幅方向両端部における外周部には、円周方向に隣接する内輪分割体2Aを連結するための連結用リングがそれぞれ設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内外輪と、これら内外輪間に介在される複数の円すいころと、これら円すいころを保持する保持器とを備えた単列円すいころ軸受であって、
前記内外輪は、それぞれ円周方向に複数分割され互いに連結された軌道輪分割体を含み、
前記保持器は、円周方向に複数のセグメントに分割されたセグメント保持器である単列円すいころ軸受。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の単列円すいころ軸受において、前記セグメント保持器は、4個以上で且つ偶数個のセグメントを有する単列円すいころ軸受。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の単列円すいころ軸受において、前記セグメント保持器は、炭素繊維またはガラス繊維を含む樹脂製である単列円すいころ軸受。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の単列円すいころ軸受において、前記内輪の幅方向両端部における外周部には、円周方向に隣接する内輪分割体を連結するための連結用リングがそれぞれ設けられている単列円すいころ軸受。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の単列円すいころ軸受において、前記内外輪は円周方向に二分割される内外輪分割体を含み、半周分の内外輪分割体と、これら内外輪分割体間に介在される半周分の前記円すいころと、これら円すいころを保持する半周分の前記セグメントと、を含む半周分の軸受ユニットを2個備える単列円すいころ軸受。
【請求項6】
請求項5に記載の単列円すいころ軸受において、半周分の前記軸受ユニットには、半周分の前記内外輪分割体、半周分の前記円すいころ、および半周分の前記セグメントを分離不能に保持するための治具が着脱自在に設けられる単列円すいころ軸受。
【請求項7】
請求項6に記載の単列円すいころ軸受において、前記内輪に嵌合される軸と、前記半周分の前記軸受ユニットとを固定するための固定具が設けられる単列円すいころ軸受。
【請求項8】
請求項6に記載の単列円すいころ軸受において、前記内外輪分割体には、前記治具を取り付けるための取付孔が設けられている単列円すいころ軸受。
【請求項9】
請求項1または請求項2に記載の単列円すいころ軸受において、風力発電装置の主軸受に使用される単列円すいころ軸受。
【請求項10】
請求項1または請求項2に記載の単列円すいころ軸受において、外径が1m以上の単列円すいころ軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、単列円すいころ軸受に関し、例えば、風力発電装置の主軸受用または産業機械用の特に外径1m以上の大型円すいころ軸受に適用される技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
風力発電装置のロータ支持に使用される主軸受は、外径1m以上の超大型サイズが使用される。近年、風力発電装置の大型化に伴い、主軸受も大型化する。このことから、2個の軸受間の作用点距離を伸ばすことでコンパクト化が可能となる単列円すいころ軸受の背面組み合わせが使用されることが多い。
【0003】
仮に主軸受に異常が発生した場合、軸、ハウジングの周辺部品を含めたユニットを、クレーン車を使用しユニット毎交換する。洋上に設置された風力発電装置においては、大型クレーン船を用いた大掛かりな工事となるため、多額のコストを要する。そのため、ナセル内で、軸受のみを交換することが望まれる。
軸受を現場で交換するニーズは過去から一般産業機械においてもあり、軸受を2つ割りにする先行技術が存在する(特許文献1,2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2017/007922号
国際公開2022/105956号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、風力発電装置のナセル内で予め径方向に分割された軸受に交換する際に、適切な治具を使用しなければ、軸受の交換作業が円滑に進まず、最悪の場合、軸受を交換できない可能性がある。
対象となる軸受は大型軸受であることから、分割された保持器を組立時に連結して一体型とする場合、保持器の連結部に過大な応力が作用し、前記連結部に異常が発生する恐れがある。
【0006】
本発明の目的は、軸受を円滑に交換し軸受交換コストを低減すると共に、軸受交換後の信頼性を確保し得る単列円すいころ軸受を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の単列円すいころ軸受は、内外輪と、これら内外輪間に介在される複数の円すいころと、これら円すいころを保持する保持器とを備えた単列円すいころ軸受であって、
前記内外輪は、それぞれ円周方向に複数分割され互いに連結された軌道輪分割体を含み、
前記保持器は、円周方向に複数のセグメントに分割されたセグメント保持器である。
この明細書において、単列円すいころ軸受を、単に、軸受と称す場合がある。
【0008】
この構成によると、内外輪および保持器が円周方向に複数分割された構造にすることで、所望の装置から単列円すいころ軸受のみを円滑に交換し得る。この場合、装置の軸、ハウジング等の周辺部品をそのまま再利用することが可能となり、大型クレーン等を用いて装置からユニット毎交換する従来構造等よりも、軸受交換コストを低減し得る。保持器は、複数のセグメントに分割されたセグメント保持器であるため、軸受の運転時にそれらセグメントを締結することなく使用する。このため、従来構造のように保持器の連結部等に過大な応力が発生することなく軸受交換後の信頼性を確保し得る。
【0009】
前記セグメント保持器は、4個以上で且つ偶数個のセグメントを有してもよい。この場合、内外輪が円周方向に二分割される半周分の軸受ユニットに、半周分のセグメントを余すことなく収めることができる。これにより、軸受交換作業をさらに円滑に行うことが可能となる。
【0010】
前記セグメントは、炭素繊維またはガラス繊維を含む樹脂製であってもよい。炭素繊維またはガラス繊維は繊維状であるため、炭素繊維またはガラス繊維を含まない樹脂製のセグメントよりも効率的に熱膨張係数を低下させることができる。したがって、膨張時にセグメント同士の周方向隙間が零になることを確実に防止し得る。
(【0011】以降は省略されています)
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