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公開番号2024129454
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038675
出願日2023-03-13
発明の名称手差し給送装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B65H 11/00 20060101AFI20240919BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】手差し給送装置に設けられる線状部材によって美観を損ねたり人や物が線状部材に触れることで破損が生じたりするなどの不具合を軽減する。
【解決手段】手差しトレイ72に載置されたシートを本体装置2のシート搬送路に給送する手差し給送装置70であって、上部が開閉するように前記本体装置に取り付けられる開閉部材71と、上部72bが開閉するように前記開閉部材に取り付けられる手差しトレイ72と、一端が前記手差しトレイの一端保持部82に保持され、他端が前記本体装置の他端保持部84に保持された線状部材81と、を有し、前記線状部材は、前記手差しトレイが開いた状態で、前記一端から前記本体装置内又は前記開閉部材に至るまでの部分が、前記手差しトレイの内部に収容されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
手差しトレイに載置されたシートを本体装置のシート搬送路に給送する手差し給送装置であって、
上部が開閉するように前記本体装置に取り付けられる開閉部材と、
上部が開閉するように前記開閉部材に取り付けられる手差しトレイと、
一端が前記手差しトレイの一端保持部に保持され、他端が前記本体装置の他端保持部に保持された線状部材と、を有し、
前記線状部材は、前記手差しトレイが開いた状態で、前記一端から前記本体装置内又は前記開閉部材内に至るまでの部分が前記手差しトレイの内部に収容されていることを特徴とする手差し給送装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の手差し給送装置において、
前記手差しトレイが開いた状態で前記開閉部材が閉じた状態から開いた状態へ移行するとき、前記手差しトレイのシート載置面は、前記他端保持部との間の前記線状部材の張力によって、該手差しトレイの上部側を上方とする上方傾斜状態、水平状態、前記シートが滑り出さない限度で該手差しトレイの上部側を下方とする弱下方傾斜状態のいずれかの状態に保たれることを特徴とする手差し給送装置。
【請求項3】
請求項2に記載の手差し給送装置において、
前記手差しトレイが開いた状態で前記開閉部材が閉じた状態であるときには、前記線状部材に設けられる被当接部が前記手差しトレイに設けられるストッパ部に当接せず、前記線状部材が緩んだ状態になり、
前記手差しトレイが開いた状態で前記開閉部材が開いた状態であるときには、前記被当接部が前記ストッパ部に当接することで、前記他端保持部との間の前記線状部材が張った状態になり、前記いずれかの状態が保たれることを特徴とする手差し給送装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の手差し給送装置において、
前記線状部材の緩みを軽減する緩み軽減部材を有することを特徴とする手差し給送装置。
【請求項5】
請求項4に記載の手差し給送装置において、
前記緩み軽減部材は、前記線状部材に付勢力を加える付勢部材であることを特徴とする手差し給送装置。
【請求項6】
請求項5に記載の手差し給送装置において、
前記付勢部材は、前記線状部材の前記一端と前記手差しトレイの前記一端保持部との間に配置される引張り部材であることを特徴とする手差し給送装置。
【請求項7】
請求項4に記載の手差し給送装置において、
前記緩み軽減部材は、前記開閉部材に取り付けられていることを特徴とする手差し給送装置。
【請求項8】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の手差し給送装置において、
前記線状部材は、前記一端から前記手差しトレイの下端までの部分が、前記手差しトレイの内部に収容されていることを特徴とする手差し給送装置。
【請求項9】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の手差し給送装置において、
前記線状部材は少なくとも1つのプーリに掛け渡されていることを特徴とする手差し給送装置。
【請求項10】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の手差し給送装置において、
前記他端保持部は、前記本体装置の構造体に取り付けられたブラケットであることを特徴とする手差し給送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、手差し給送装置及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、手差しトレイに載置されたシートを本体装置のシート搬送路に給送する手差し給送装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、画像形成装置本体(本体装置)のシート搬送路を開放するための開閉部材と、この開閉部材に対して開閉可能に取り付けられる手差しトレイとを備えた手差し給紙装置が開示されている。この手差し給紙装置において、開閉部材は、画像形成装置本体に対して下部に回動支点を持って上部が開閉する構成になっており、開閉部材を開いてシート搬送路を開放することにより、シート搬送路に詰まったシートのジャム処理がなされる。手差しトレイは、開閉部材に対して下部に回動支点を持って上部が開閉する構成になっている。手差しトレイを開くと、手差しトレイは、手差しトレイの載置面が手差しトレイの上部側(手差しトレイが閉じているときに鉛直方向上方に位置する端部側)を上方とする所定の上方傾斜状態に保持され、載置面に載置されたシートの給送が可能になる。
【0004】
この種の手差し給紙装置では、開いた状態の手差しトレイにシートを載置したまま、開閉部材を開いてしまうと、これに伴って手差しトレイが回動し、手差しトレイの載置面が手差しトレイの上部側を下方とする下方傾斜状態になって、手差しトレイからシートが滑り落ちてしまうという不具合があった。この不具合を解決するために、前記特許文献1に開示の手差し給紙装置には、一端が手差しトレイの内部に保持され、他端が開閉部材を本体装置に対して開閉可能に連結するリンク部材(他端保持部)に保持されたワイヤ(線状部材)が設けられている。この手差し給紙装置では、手差しトレイが開いた状態で開閉部材が閉じた状態から開いた状態へ移行するとき、ワイヤの他端がリンク部材に引っ張られて、手差しトレイ内のワイヤ部分に設けられた位置止め固定部が手差しトレイ内のストッパ部に当接する。これにより、ワイヤの張力によって、開閉部材の開きに伴う手差しトレイの回動が阻止される。その結果、手差しトレイが開いた状態で開閉部材を開いても、手差しトレイの載置面はおおよそ水平な状態に保たれ、手差しトレイからシートが滑り落ちてしまうという不具合が解消される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、従来の手差し給送装置に設けられる線状部材の一部が、手差しトレイが開いた状態において装置外部に位置する状態になるため、人や物が線状部材に触れることで破損が生じたりするなどの不具合があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、手差しトレイに載置されたシートを本体装置のシート搬送路に給送する手差し給送装置であって、上部が開閉するように前記本体装置に取り付けられる開閉部材と、上部が開閉するように前記開閉部材に取り付けられる手差しトレイと、一端が前記手差しトレイの一端保持部に保持され、他端が前記本体装置の他端保持部に保持された線状部材と、を有し、前記線状部材は、前記手差しトレイが開いた状態で、前記一端から前記本体装置内又は前記開閉部材に至るまでの部分が、前記手差しトレイの内部に収容されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、手差し給送装置に設けられる線状部材によって人や物が線状部材に触れることで破損が生じたりするなどの不具合を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における複写機の概略構成を示す説明図。
同複写機において、開閉部材が閉じた状態で手差しトレイも閉じている状態における手差し給紙装置の構成を模式的に示す説明図。
同複写機において、開閉部材が閉じた状態で手差しトレイを途中まで開いた状態における手差し給紙装置の構成を模式的に示す説明図。
同複写機において、開閉部材が閉じた状態で手差しトレイを完全に開いた状態における手差し給紙装置の構成を模式的に示す説明図。
同手差し給紙装置におけるワイヤの配置を模式的に示す断面図。
同ワイヤの他端を保持するワイヤブラケットを示す斜視図。
(a)は、同ワイヤが手差しトレイの基端部の端面から出る箇所を示す斜視図。(b)は、同箇所の拡大図。
手差しトレイが開いた状態で開閉部材が閉じている状態における手差し給紙装置の構成を模式的に示す説明図。
手差しトレイが開いた状態で開閉部材を途中まで開いた状態における手差し給紙装置の構成を模式的に示す説明図。
手差しトレイが開いた状態で開閉部材を完全に開いた状態における手差し給紙装置の構成を模式的に示す説明図。
同ワイヤに設けられる球体ストッパと手差しトレイに設けられるストッパ部とを示す拡大図。
手差しトレイが開いた状態で開閉部材が閉じている状態(図8)におけるワイヤの様子を示す説明図。
手差しトレイが開いた状態で開閉部材を途中まで開いた状態(図9)におけるワイヤの様子を示す説明図。
手差しトレイが閉じた状態で開閉部材が閉じている状態におけるワイヤの様子を示す説明図。
手差しトレイが閉じた状態で開閉部材を完全に開いた状態におけるワイヤ81の様子を示す説明図。
変形例1における手差し給紙装置を模式的に示す説明図。
変形例2における手差し給紙装置を模式的に示す説明図。
変形例3において、手差しトレイが開いた状態で開閉部材が閉じている状態におけるワイヤの様子を示す説明図。
変形例3において、手差しトレイが開いた状態で開閉部材を途中まで開いた状態におけるワイヤの様子を示す説明図。
変形例3において、手差しトレイが閉じた状態で開閉部材が閉じている状態におけるワイヤの様子を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る手差し給送装置としての手差し給紙装置を、画像形成装置である複写機に適用した実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における複写機の概略構成を示す説明図である。
本実施形態の複写機1は、本体装置である画像形成装置本体2と、この画像形成装置本体2の上に配置される画像読取装置3と、画像形成装置本体2の下に配置されたテーブル状の給紙装置4と、画像読取装置3の上に開閉自在に配置された原稿自動搬送装置5とを備える。また、複写機1は、スイッチバック装置42と、手差し給紙装置70とを備えている。
【0010】
画像形成装置本体2は、その内部に像担持体としてドラム状の感光体10を備えている。感光体10の周囲には、図中左側に帯電装置11が配置され、感光体10の回転方向(反時計方向:図中矢印A)に沿って、現像装置12、転写装置13、クリーニング装置14が配置されている。転写装置13は、上下のローラ15,16の間に転写ベルト17を掛け回して構成され、転写ベルト17を転写位置Bで感光体10の周面に押し当てる構成になっている。
(【0011】以降は省略されています)

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