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公開番号
2024128035
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2024108975,2019127143
出願日
2024-07-05,2019-07-08
発明の名称
発泡体およびその製造方法
出願人
DMノバフォーム株式会社
,
大和紡績株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08J
9/14 20060101AFI20240912BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】温感性と緩衝性(クッション性)とを両立できる発泡体を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂および/またはその架橋体からなる樹脂成分と、酸化ジルコニウムとを含む発泡体を調製する。前記酸化ジルコニウムの割合は、前記樹脂成分100質量部に対して0.01~8質量部である。前記発泡体は、前記樹脂成分中に前記酸化ジルコニウムが分散相として平均径10μm以下で分散している。前記発泡体の発泡倍率は10倍以上である。前記分散相の平均径は100nm未満であってもよい。前記熱可塑性樹脂はオレフィン系樹脂を含んでいてもよい。前記樹脂成分はポリエチレン系樹脂であってもよい。前記発泡体は、酸化ケイ素をさらに含んでいてもよい。前記酸化ジルコニウムは、空隙の壁面および/またはスキン層付近に局在化していてもよい。前記発泡体は、熱を放出可能な温感発泡体であってもよい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
熱可塑性樹脂および/またはその架橋体からなる樹脂成分と、酸化ジルコニウムとを含む発泡体であって、前記酸化ジルコニウムの割合が、前記樹脂成分100質量部に対して0.01~8質量部であり、前記樹脂成分中に前記酸化ジルコニウムが分散相として分散し、前記分散相の平均径が10μm以下であり、かつ発泡倍率が10倍以上である発泡体。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記分散相の平均径が100nm未満である請求項1記載の発泡体。
【請求項3】
前記熱可塑性樹脂がオレフィン系樹脂を含む請求項1または2記載の発泡体。
【請求項4】
前記樹脂成分がポリエチレン系樹脂である請求項1~3のいずれか一項に記載の発泡体。
【請求項5】
酸化ケイ素をさらに含む請求項1~4のいずれか一項に記載の発泡体。
【請求項6】
前記酸化ケイ素がシリカゲルである請求項5記載の発泡体。
【請求項7】
前記酸化ジルコニウムが、空隙の壁面および/またはスキン層付近に局在化している請求項1~6のいずれか一項に記載の発泡体。
【請求項8】
熱を放出可能な温感発泡体である請求項1~7のいずれか一項に記載の発泡体。
【請求項9】
原料樹脂成分および酸化ジルコニウムを含む発泡性樹脂組成物を発泡成形する請求項1~8のいずれか一項に記載の発泡体の製造方法。
【請求項10】
前記発泡性樹脂組成物が、マトリックスとしての前記原料樹脂成分中に前記酸化ジルコニウムが分散した分散相を有し、かつ前記分散相の平均径が100nm以下である請求項9記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、温感性および緩衝性を有する発泡体およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
生活用品(こたつ敷き、キッチンマットなど)、アウトドア用品、防災グッズ、ペット
用品、寝装寝具用品などの分野において、温感性(暖かさを付与可能な特性)と緩衝性(
クッション性)とを備えた温感グッズとして、アルミ箔を貼り合わせた発泡シートが汎用
されている。この発泡シートの利用方法としては、熱源である近赤外線や遠赤外線を反射
させて温感性を発現する方法などが挙げられる。
【0003】
特開2019-38198号公報(特許文献1)には、フェノール樹脂発泡層と、この
発泡層の少なくとも一方の面に、可撓性面材を介して設けられた表層とを備え、前記表層
が、保護層で被覆された金属層である発泡樹脂積層板が開示されている。この文献には、
フェノール樹脂発泡層は、断熱材として、種々の分野で採用されていることが記載され、
実施例では、勾配のある屋根に設置され、作業性が向上したことが記載されている。
【0004】
特開2017-141342号公報(特許文献2)には、熱可塑性樹脂とエラストマー
とを含み、スキン領域およびコア領域からなる発泡体が開示されている。この文献には、
発泡成形体が含んでいてもよい任意の成分である充填材として、多数の無機化合物が例示
されているが、粒径は記載されておらず、実施例でも配合されていない。
【0005】
特開2019-38997号公報(特許文献3)には、電子機器の放熱に利用される樹
脂シートとして、粘着剤層付発泡樹脂シートが開示されている。この文献には、粘着剤層
として、平均粒子径0.1μm以上5μm未満の第1の熱伝導性粒子および平均粒子径5
~30μmの第2の熱伝導性粒子を含む熱伝導性粘着剤が記載され、粘着剤層が発泡体で
あってもよいと記載されている。実施例では、粘着剤層として、平均粒子径1μmの水酸
化アルミニウム粉末および平均粒子径8μmの水酸化アルミニウム粉末を含む非発泡の粘
着剤層が調製されている。
【0006】
一方では、発泡樹脂そのものに温感性を与えるため、遠赤外線を放射する金属酸化物な
どを添加した発泡シートも提案されている。
【0007】
実用新案登録第3113678号公報(特許文献4)には、ポリエチレン樹脂に、酸化
アルミニウムまたは酸化チタンまたは酸化ジルコニウムの単独、あるいはこれらの併用が
混合され、かつ表面がシート状の架橋発泡体を少なくとも有する構造の血流増進用シート
が開示されている。
【0008】
特開2003-327733号公報(特許文献5)には、無機系天然鉱物コロマナイト
を焼成して焼成コロマナイトを作成する第1のステップと、前記焼成コロマナイトを5部
程度、金属酸化物を10部~20部、ポリエチレン樹脂を100部の割合で混ぜ、これに
少なくとも発泡剤を加えて混練し発泡させてポリエチレンフォームを得る第2のステップ
と、前記第2のステップにより得られたポリエチレンフォームを任意の厚みにスライスし
てシートを作成する第3のステップとを含むことを特徴とするシートの製造方法が開示さ
れている。
【0009】
特表2004-518793号公報(特許文献6)には、ビヒクル中に約100nm未
満の表面修飾ナノ粒子を含む発泡組成物が開示されている。実施例では、前記表面修飾ナ
ノ粒子として、シランカップリング剤で修飾されたナノシリカが使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2019-38198号公報
特開2017-141342号公報
特開2019-38997号公報
実用新案登録第3113678号公報
特開2003-327733号公報
特表2004-518793号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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