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公開番号
2024127316
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023036397
出願日
2023-03-09
発明の名称
建設機械
出願人
日立建機株式会社
代理人
弁理士法人広和特許事務所
主分類
E02F
9/20 20060101AFI20240912BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】フックを用いない作業を行う場合に、フックを所定の保持位置に保持する。
【解決手段】油圧ショベル1の作業装置8は、ブーム9と、ブーム9の先端に取付けられた中間アーム13と、中間アーム13の先端に取付けられた先端アーム14と、ワイヤロープ23に支持されたフック24と、ワイヤロープ23が巻回されるウインチ22と、ワイヤロープ23を支持する中間シーブ25および先端シーブ26と、ウインチ22にワイヤロープ23の巻取り動作または繰出し動作を行わせるウインチ用方向制御弁44とを備える。そして、中間アーム13の回動動作および先端アーム14の回動動作に応じて、ウインチ22によるワイヤロープ23の巻取り量または繰出し量の適正値を演算する演算装置46を備え、演算装置46は、演算結果に応じてウインチ用方向制御弁44に駆動信号を出力する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
自走可能な車体と、前記車体に設けられた作業装置とからなり、
前記作業装置は、基端が前記車体に回動可能に取付けられたブームと、前記ブームの先端に回動可能に取付けられた中間アームと、前記中間アームの先端に回動可能に取付けられた先端アームと、前記先端アームから下方に延びるロープに支持されたフックと、前記ロープが巻回されるウインチと、前記中間アームの動作に連動しつつ前記ロープを支持する中間シーブと、前記先端アームの動作に連動しつつ前記ロープを支持する先端シーブと、前記ウインチに前記ロープの巻取り動作または繰出し動作を行わせるウインチ制御装置と、を備えてなる建設機械において、
前記ブームに対する前記中間アームの回動動作および前記中間アームに対する前記先端アームの回動動作に応じて、前記ウインチによる前記ロープの巻取り量または繰出し量の適正値を演算する演算装置を備え、
前記演算装置は、演算結果に応じて前記ウインチ制御装置に駆動信号を出力することを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記ブームに対する前記中間アームの角度を検出する中間アーム角度検出器と、前記中間アームに対する前記先端アームの角度を検出する先端アーム角度検出器と、を備え、
前記演算装置は、前記中間アーム角度検出器によって検出された前記中間アームの角度と前記先端アーム角度検出器によって検出された前記先端アームの角度とに基づいて前記中間シーブと前記先端シーブとの間のシーブ間距離を演算すると共に前記シーブ間距離に応じて前記ウインチの目標回転量を演算し、前記目標回転量に応じた駆動信号を前記ウインチ制御装置に出力することを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項3】
前記ロープの張力を検出する張力検出器を備え、
前記演算装置は、前記張力検出器により検出された前記ロープの張力に応じて前記ウインチの目標回転量を演算し、前記目標回転量に応じた駆動信号を前記ウインチ制御装置に出力することを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項4】
前記ウインチによる前記ロープの巻取り動作または繰出し動作を行わせるときに操作されるウインチ操作装置を備え、
前記演算装置は、前記ウインチ操作装置が操作されていないときに、前記中間アームの回動動作および前記先端アームの回動動作に応じて前記ウインチによる前記ロープの巻取り量または繰出し量の適正値を演算することを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、フックを支持するロープの巻取り動作、繰出し動作を行うウインチを備えた建設機械に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
土木作業に用いられる建設機械は、自走可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体に設けられた作業装置とを備えている。作業装置は、上部旋回体に回動可能に取り付けられたブームと、ブームの先端に回動可能に取り付けられたアームと、アームの先端に回動可能に取り付けられた作業具(アタッチメント)とを含んで構成され、作業内容に応じて作業具を交換することができる。例えば土砂等の掘削作業を行うときには、アームの先端にバケットが取付けられ、杭打ち用の立坑等の掘削作業を行うときには、アームの先端にアースオーガが取付けられる。
【0003】
一方、バケット等の作業具とは別にクレーン作業用のフックを備えた油圧ショベルが知られている。フックを備えた油圧ショベルは、アームの先端から下方に延びるワイヤロープに支持されたフックと、ワイヤロープの巻取り動作、繰出し動作を行うウインチと、ワイヤロープを支持するシーブとを備えている(特許文献1)。フックを備えた油圧ショベルがバケットを用いて掘削作業を行う場合には、走行時、上部旋回体の旋回時等においてフックが揺動し、油圧ショベルあるいは油圧ショベルの周囲に配置された資材等に衝突するのを防止する必要がある。
【0004】
特許文献1の油圧ショベルは、ブームとアームとの連結部に中間シーブが取付けられると共にアームとバケットとの連結部に先端シーブが取付けられ、フックが取付けられたワイヤロープは、ウインチから中間シーブ、先端シーブを介してアームの先端へと案内される。そして、特許文献1の油圧ショベルは、アームの先端に設けられた二又部の内側にバー材を固定し、このバー材にフックを掛け止めすることにより、フックを用いたクレーン作業等を行わないときには、掘削作業の邪魔にならないようにフックをアームに対して固定する構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭56-40185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一方、例えば作業具としてアースオーガが取付けられる作業装置においては、ブームの先端に、複数のアーム部材が互いに回動可能に連結された多関節式のアームが取付けられることがある。しかし、多関節式のアームを有する作業装置にクレーン作業用のフックを設けた場合には、特許文献1のように、アームに対してフックを固定しておくことが困難である。
【0007】
即ち、ブームに連結されるアーム部材に中間シーブを取付け、アースオーガに連結されるアーム部材に先端シーブを取付けた場合には、複数のアーム部材が回動変位することにより、中間シーブと先端シーブとの間隔が変化することになる。このため、特許文献1のようにアームに対してフックを固定した場合には、中間シーブと先端シーブとの間隔が短くなったときには、ウインチとフックとの間でワイヤロープが弛みを生じてしまい、中間シーブと先端シーブとの間隔が長くなったときには、ワイヤロープの張力が過大となってウインチから無理にワイヤロープが繰出されるという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、フックを用いない作業を行う場合に、フックを所定の位置に保持することができるようにした建設機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、自走可能な車体と、前記車体に設けられた作業装置とからなり、前記作業装置は、基端が前記車体に回動可能に取付けられたブームと、前記ブームの先端に回動可能に取付けられた中間アームと、前記中間アームの先端に回動可能に取付けられた先端アームと、前記先端アームから下方に延びるロープに支持されたフックと、前記ロープが巻回されるウインチと、前記中間アームの動作に連動しつつ前記ロープを支持する中間シーブと、前記先端アームの動作に連動しつつ前記ロープを支持する先端シーブと、前記ウインチに前記ロープの巻取り動作および繰出し動作を行わせるウインチ制御装置と、を備えてなる建設機械において、前記ブームに対する前記中間アームの回動動作および前記中間アームに対する前記先端アームの回動動作に応じて、前記ウインチ制御装置による前記ロープの巻取り量および繰出し量の適正値を演算する演算装置を備え、前記演算装置は、演算結果に応じて前記ウインチ制御装置に駆動信号を出力することを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、中間アームに対する先端アームの回動動作に応じて、ウインチ制御装置によるロープの巻取り量および繰出し量を調整することができる。これにより、作業装置を用いてクレーン作業以外の作業を行う場合でも、中間アームおよび先端アームの動作に関わらず、フックを所定の位置に保持しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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