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公開番号2024127276
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036313
出願日2023-03-09
発明の名称加煙試験器
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人エビス国際特許事務所
主分類G08B 17/10 20060101AFI20240912BHJP(信号)
要約【課題】試験煙を過剰に放出することなく、適正な量の放出により煙感知器の加煙試験を行うことができる加煙試験器を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の加煙試験器は、試験煙を放出して煙感知器の加煙試験を行う加煙試験器であって、加煙試験の際に視認可能な発光部と、前記発光部の点灯または消灯を制御可能なスイッチと、を備え、前記加煙試験器は、試験煙を放出する際に、前記スイッチの接続状態を変更して前記発光部を点灯させ、前記試験煙の放出終了と共に消灯することを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
試験煙を放出して煙感知器の加煙試験を行う加煙試験器であって、
加煙試験の際に視認可能な発光部と、前記発光部の点灯または消灯を制御可能なスイッチと、を備え、
前記加煙試験器は、試験煙を放出する際に、前記スイッチの接続状態を変更して前記発光部を点灯させ、試験煙の放出終了と共に消灯する、
ことを特徴とする加煙試験器。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記スイッチは、試験煙を放出するノズルと接続し、連動するように設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載された加煙試験器。
【請求項3】
試験煙を所定量放出してから自動的に試験煙の放出を停止する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載された加煙試験器。
【請求項4】
試験煙を放出する前記スイッチの接続状態になると第1色で点灯し、前記接続状態になってから所定時間経過後に第2色で点灯し、前記接続状態が解除されると消灯する、
ことを特徴とする請求項1に記載された加煙試験器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、煙感知器を加煙試験するために用いる、加煙試験器に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
加煙試験器は、ガスボンベに充填した試験用ガスや、発煙材を加熱して発生させた試験煙等を煙感知器の周囲に放出して煙感知器を動作させることにより、加煙試験を行う。加煙試験器は、例えば特許文献1、2のように、煙感知器を覆うフードと、試験煙を放出するノズルや発煙ユニットと、試験用ガスが放出されるフード内の空間を有している。加煙試験器は支持棒の先に取り付けられる。
【0003】
煙感知器の加煙試験を行うときには、試験作業者が支持棒を押し上げて加煙試験器のフードを検査対象の煙感知器に被せる。そして、フード内に設置されたコンタクト板を煙感知器に押し付けたり操作ワイヤーを引いたりしてガスボンベのノズルを押し下げる、発煙ユニットへ給電して発煙材を加熱させる等して、試験煙をフード内に放出する。このときフード内は火災が発生したときのように煙がある状態となるので、煙感知器が試験煙を感知して作動し、発報する。このようにして、加煙試験器により煙感知器の作動を試験することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-88877号公報
特開2012-118962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
試験煙の放出は、試験作業者による支持棒の押し上げや操作ワイヤーの引き下げ、発煙ユニットへの給電スイッチのオンオフ等、作業者の操作により行われる。試験煙の放出位置は煙感知器の近くであって天井の付近であるため、試験作業者からの距離が遠く、放出状況を確認しにくい。また、煙感知器は非火災報を防止するため、煙を感知した直後に火災発報せず、一定時間経過後に火災感知を発報する蓄積機能を有している。しかし、作業者は試験煙が足りないために火災発報しないものと思い、煙感知器が発報するまで試験煙を放出してしまい、試験煙原料を過剰に放出して無駄に消費してしまうことがある。
【0006】
また、油脂のミストを試験煙として用いたり、発煙材にパラフィンを用いたりする等、試験煙に油脂等が含まれる場合がある。加煙試験器によりこのような試験煙を煙感知器に過剰に与えると、油脂が煙感知器の中に残留し、煙感知器の内部に汚れが付着してしまう可能性がある。
【0007】
本発明の一実施形態は、試験煙を過剰に放出することなく、適正な量の放出により煙感知器の加煙試験を行うことができる加煙試験器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態における加煙試験器は、試験煙を放出して煙感知器の加煙試験を行う加煙試験器であって、加煙試験の際に視認可能な発光部と、前記発光部の点灯または消灯を制御可能なスイッチと、を備え、前記加煙試験器は、試験煙を放出する際に、前記スイッチの接続状態を変更して前記発光部を点灯させ、前記試験煙の放出終了と共に消灯することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、試験作業者は過剰な試験煙の放出を抑制することができ、ガスボンベの試験煙を必要以上に消費することを防ぐ等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態における加煙試験器等の側面図。
実施形態における加煙試験器を煙感知器に使用した際の側面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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