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公開番号
2024126564
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023034986
出願日
2023-03-07
発明の名称
現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G03G
15/08 20060101AFI20240912BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】現像装置においてフィルタの機能を長手方向にわたって充分に発揮させる。
【解決手段】内部に収容された現像剤Gを長手方向に循環して搬送する複数の搬送経路B1、B2が設けられている。また、現像装置26の外部に連通する開口部26k1、26k2が、複数の搬送経路B1、B2のうちの1つの搬送経路B2に形成されている。また、現像剤Gを捕集する捕集能力と、現像装置26の外部に通気する通気能力と、を併せ持つフィルタ26t1、26t2が、開口部26k1、26k2を塞ぐように設置されている。そして、フィルタ26t1、26t2は、1つの搬送経路B2において現像剤Gの嵩が高くなる高嵩部B21の捕集能力が、現像剤Gの嵩が低くなる低嵩部B22の捕集能力に比べて、高くなり、高嵩部B21の通気能力が、低嵩部B22の通気能力に比べて、低くなるように形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
像担持体の表面に形成された潜像を現像する現像装置であって、
内部に収容された現像剤を長手方向に循環して搬送する複数の搬送経路と、
前記複数の搬送経路のうちの1つの搬送経路に形成されて、前記現像装置の外部に連通する開口部と、
前記開口部を塞ぐように設置されて、現像剤を捕集する捕集能力と、前記現像装置の外部に通気する通気能力と、を併せ持つフィルタと、
を備え、
前記フィルタは、
前記1つの搬送経路において現像剤の嵩が高くなる高嵩部の前記捕集能力が、現像剤の嵩が低くなる低嵩部の前記捕集能力に比べて、高くなり、
前記高嵩部の前記通気能力が、前記低嵩部の前記通気能力に比べて、低くなるように形成されたことを特徴とする現像装置。
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【請求項2】
前記1つの搬送経路は、前記長手方向の両端部にそれぞれ、隣接する別の搬送経路に連通する連通口が形成され、
前記1つの搬送経路において、前記高嵩部は前記長手方向の両端部であって、前記低嵩部は前記長手方向の中央部であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記1つの搬送経路は、現像剤の搬送方向上流側に相当する前記長手方向の端部の近傍に、トナーが補給されるトナー補給口が形成されたことを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
【請求項4】
前記フィルタは、第1フィルタと、前記第1フィルタに比べて前記捕集能力が低くて前記通気能力が高い第2フィルタと、であって、
前記高嵩部に前記第1フィルタが設置されて、前記低嵩部に前記第2フィルタが設置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項5】
前記フィルタは、複数の同種のフィルタであって、
前記高嵩部に前記同種のフィルタが重ねて設置される枚数が、前記低嵩部に前記同種のフィルタが重ねて設置される枚数よりも多いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項6】
前記フィルタは、前記捕集能力と前記通気能力とがそれぞれ異なる複数種のフィルタであって、
前記高嵩部において前記複数種のフィルタのうち設置されるフィルタの種類と枚数と重ね合わせる順番と、前記低嵩部において前記複数種のフィルタのうち設置されるフィルタの種類と枚数と重ね合わせる順番と、を異ならせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項7】
前記1つの搬送経路は、前記高嵩部に、前記フィルタに向けて直接的に現像剤が飛翔するのを制限する制限部材が設置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
【請求項8】
前記制限部材と前記フィルタとの間に隙間が形成されたことを特徴とする請求項7に記載の現像装置。
【請求項9】
画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
請求項1又は請求項2に記載の現像装置と前記像担持体とを一体的に備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項10】
請求項1又は請求項2に記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、感光体ドラムなどの像担持体に形成された潜像を現像する現像装置と、それを備えたプロセスカートリッジ、画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置に設置される現像装置において、現像装置の内圧の上昇にともない装置外に現像剤が漏出する不具合を防止することを目的として、現像ケースに開口を設けて、その開口をフィルタで塞ぐ技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
一方、特許文献1には、現像ケースに形成した開口を塞ぐフィルタに向けて、装置内の現像剤が直接的に飛翔する不具合を防止することを目的として、フィルタの近傍に庇部材を設置する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の現像装置は、フィルタの機能が長手方向にわたって充分に発揮されなかった。そのため、フィルタによって、現像装置の内圧の上昇を効率的に減じつつ、現像装置の外部への現像剤の漏出を効率的に防ぐことができなかった。
そして、そのような不具合を解決するために、特許文献1のように、庇部材などコストとスペースを要する余計な部材を設置するような方策がとられていた。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、フィルタの機能が長手方向にわたって充分に発揮される、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における現像装置は、像担持体の表面に形成された潜像を現像する現像装置であって、内部に収容された現像剤を長手方向に循環して搬送する複数の搬送経路と、前記複数の搬送経路のうちの1つの搬送経路に形成されて、前記現像装置の外部に連通する開口部と、前記開口部を塞ぐように設置されて、現像剤を捕集する捕集能力と、前記現像装置の外部に通気する通気能力と、を併せ持つフィルタと、を備え、前記フィルタは、前記1つの搬送経路において現像剤の嵩が高くなる高嵩部の前記捕集能力が、現像剤の嵩が低くなる低嵩部の前記捕集能力に比べて、高くなり、前記高嵩部の前記通気能力が、前記低嵩部の前記通気能力に比べて、低くなるように形成されたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、フィルタの機能が長手方向にわたって充分に発揮される、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
作像部を示す断面図である。
現像装置を長手方向に示す図である。
現像装置の第2搬送経路を示す断面図である。
変形例1としての、現像装置の第2搬送経路を示す断面図である。
変形例2としての、現像装置の第2搬送経路を示す断面図である。
変形例3としての、現像装置の第2搬送経路を示す断面図である。
変形例4としての、現像装置の第2搬送経路を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
本実施の形態における画像形成装置1は、複数のプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKが中間転写ベルト40に対向するように並設されたタンデム型のカラー画像形成装置である。また、複数のプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの感光体ドラム21に対向するように現像装置26(図2参照)が設置されている。
(【0011】以降は省略されています)
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