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公開番号2024142342
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023054444
出願日2023-03-30
発明の名称栽培方法、および栽培システム
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類A01G 31/04 20060101AFI20241003BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】栽培槽10による占有面積を有効活用して、葉菜類Sの生産性を向上させること。
【解決手段】半陰性の葉菜類Sを栽培する栽培システム500は、成長後期の葉菜類Scが設置され、上方が開放された栽培槽10を備えるとともに、栽培槽10の少なくとも一部の下方に、成長中期の葉菜類Sbが設置される栽培槽20、および成長前期の葉菜類Saが設置される栽培槽30を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
栽培システムを用いて半陰性の葉菜類を栽培する栽培方法であって、
前記栽培システムは、
上方が開放された第1の区画を備えるとともに、
前記第1の区画の少なくとも一部の下方に、第2の区画および第3の区画を備え、
前記葉菜類を前記第3の区画に設置する第1の設置工程と、
前記第1の設置工程で設置された前記葉菜類を栽培する第1の栽培工程と、
前記第3の区画で栽培された前記葉菜類を前記第2の区画へ移動し、新たな前記葉菜類を前記第3の区画に設置する第2の設置工程と、
前記第2の設置工程で移動または設置された前記葉菜類を栽培する第2の栽培工程と、
前記第2の区画で栽培された前記葉菜類を前記第1の区画へ移動し、前記第3の区画で栽培された前記葉菜類を前記第2の区画へ移動し、新たな前記葉菜類を前記第3の区画に設置する第3の設置工程と、
前記第3の設置工程で移動または設置された前記葉菜類を栽培する第3の栽培工程と、
前記第1の区画で栽培された前記葉菜類を収穫するとともに、前記第2の区画で栽培された前記葉菜類を前記第1の区画へ移動し、前記第3の区画で栽培された前記葉菜類を前記第2の区画へ移動し、新たな前記葉菜類を前記第3の区画に設置する第4の設置工程と、
前記第4の設置工程で移動または設置された前記葉菜類を栽培する第4の栽培工程と、
を行うとともに、
前記第4の設置工程および前記第2の栽培工程を繰り返して行う栽培方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1の区画は、前記第2の区画よりも前記葉菜類を設置する面積が大きく、
前記第3の設置工程および前記第4の設置工程において、前記第2の区画で栽培された前記葉菜類を前記第1の区画へ移動するときに、前記葉菜類の株間隔を大きくする請求項1記載の栽培方法。
【請求項3】
前記第2の区画は、前記第3の区画より前記葉菜類を設置する面積が大きく、
第2の設置工程、前記第3の設置工程および前記第4の設置工程において、前記第3の区画で栽培された前記葉菜類を前記第2の区画へ移動するときに、前記葉菜類の株間隔を大きくする請求項1または2記載の栽培方法。
【請求項4】
前記第2の区画は、前記第3の区画よりも照射光の光合成有効光量子束密度が多くなるように配置されている請求項1記載の栽培方法。
【請求項5】
前記照射光は、斜め上方から照射され、
前記第2の区画は、前記照射光の照射方向の水平成分Dhに対向する方向において、前側が開放されており、
前記第3の区画は、前記照射光の照射方向の水平成分Dhに対向する方向において、前記第2の区画よりも後側に配置されている請求項4記載の栽培方法。
【請求項6】
前記第1の区画は、前記照射光の照射方向の水平成分Dhに対向する方向において、前記第2の区画よりも前側に配置される部分を含む請求項4記載の栽培方法。
【請求項7】
前記照射光は太陽光である請求項4~6の何れか記載の栽培方法。
【請求項8】
前記第1の区画、前記第2の区画、および前記第3の区画のそれぞれにおける前記葉菜類を設置する面積が、前記第1の区画>前記第2の区画>前記第3の区画の関係である請求項1記載の栽培方法。
【請求項9】
半陰性の葉菜類を栽培する栽培システムであって、
成長後期の前記葉菜類が設置され、上方が開放された第1の区画を備えるとともに、
前記第1の区画の少なくとも一部の下方に、成長中期の前記葉菜類が設置される第2の区画、および成長前期の前記葉菜類が設置される第3の区画を備えた栽培システム。
【請求項10】
半陰性の葉菜類を栽培する栽培システムであって、
前記葉菜類を設置する第1の設置トレーが配置され、上方が開放された第1の区画を備えるとともに、
前記第1の区画の少なくとも一部の下方に、前記葉菜類を設置する第2の設置トレーが配置された第2の区画、および前記葉菜類を設置する第3の設置トレーが配置された第3の区画を備え、
前記第2の設置トレーに設けられる複数の植え穴の相互間隔は、前記第3の設置トレーに設けられる複数の植え穴の相互間隔よりも大きい栽培システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、栽培方法、および栽培システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1では、上段に栽培用水耕槽を設け、下段に育苗槽を設けてなる栽培棚と、人工培地を保持する溝を1つ以上有する板状体で上記水耕槽と育苗槽内で共用される育成板とからなることを特徴とする簡易型植物栽培装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭63-276430号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、栽培システムによる占有面積を有効活用して、葉菜類Sの生産性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1は、栽培システムを用いて半陰性の葉菜類を栽培する栽培方法であって、栽培システムは、上方が開放された第1の区画を備えるとともに、第1の区画の少なくとも一部の下方に、第2の区画および第3の区画を備え、葉菜類を第3の区画に設置する第1の設置工程と、第1の設置工程で設置された葉菜類を栽培する第1の栽培工程と、第3の区画で栽培された葉菜類を第2の区画へ移動し、新たな葉菜類を第3の区画に設置する第2の設置工程と、第2の設置工程で移動または設置された葉菜類を栽培する第2の栽培工程と、第2の区画で栽培された葉菜類を第1の区画へ移動し、第3の区画で栽培された葉菜類を第2の区画へ移動し、新たな葉菜類を第3の区画に設置する第3の設置工程と、第3の設置工程で移動または設置された葉菜類を栽培する第3の栽培工程と、第1の区画で栽培された葉菜類を収穫するとともに、第2の区画で栽培された葉菜類を第1の区画へ移動し、第3の区画で栽培された葉菜類を第2の区画へ移動し、新たな葉菜類を第3の区画に設置する第4の設置工程と、第4の設置工程で移動または設置された葉菜類を栽培する第4の栽培工程と、を行うとともに、第4の設置工程および第2の栽培工程を繰り返して行う栽培方法である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば栽培システムによる占有面積を有効活用して、葉菜類Sの生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係る栽培方法を適用する栽培システムの一例の概略図である。
本実施形態に係る栽培システムに備えられた設置台の一例を示す平面図である。
比較例に係る栽培システムの説明図である。
本実施形態に係る栽培システムの説明図である。
本実施形態に係る栽培方法の説明図である。
本実施形態に係る栽培システムにおける植え穴を示す平面図である。
本実施形態に係る栽培品質の説明図である。
本実施形態に係る栽培サイクルの説明図である。
本実施形態に係る栽培システムの変形例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、本発明の実施形態に係る栽培方法を適用する栽培システムの一例としての水耕栽培システム500の概略図である。図1に示すように、水耕栽培システム500は、上段に配置された栽培槽10と、栽培槽10の下段に配置された栽培槽20とを備えている。
【0009】
栽培槽10、20はサイフォン管40Hを介して接続された同容積の槽であり、それぞれ槽内下部に養液Lを貯留可能である。本実施形態では、養液Lとして、水を主成分として栄養分を含有させた液体を使用しているが、養液Lはこれに限られるものではなく、単なる水や水を主成分としない液体であってもよい。
【0010】
栽培槽10、20の上部には、それぞれ、養液Lによって生育する植物Sの設置台としての設置トレー200が配置されている。植物Sは葉Hと根Nを有する植物であり、本実施形態では、例えばレタスや小松菜などの葉野菜を想定している。図1では、設置トレー200には植物Sが1つ設置されているが、実際には複数の植物Sが設置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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