TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024124861
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-13
出願番号
2023032812
出願日
2023-03-03
発明の名称
物品搬送設備
出願人
株式会社ダイフク
代理人
弁理士法人R&C
主分類
B65G
1/04 20060101AFI20240906BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】複数階層に亘って物品を搬送する物品搬送設備において、物品の保管場所を確保しつつ、物品の搬送効率を高めることが可能な物品搬送設備が望まれる。
【解決手段】物品を搬送する物品搬送設備であって、第1移載装置22を備えた第1昇降搬送装置2と、第2移載装置32を備えた第2昇降搬送装置3と、を備え、第1移載装置22の昇降軌跡である第1昇降軌跡4と第2移載装置32の昇降軌跡である第2昇降軌跡5とが上下方向視で重複しないように配置され、第1昇降軌跡4の下端部を含む一部の領域である第1対象領域と、第2昇降軌跡5の上端部を含む一部の領域である第2対象領域とが、上下方向の同じ範囲に配置されており、第1対象領域及び第2対象領域と上下方向の同じ範囲に配置された重複領域6に、第1移載装置22と第2移載装置32とから物品Wを移載可能であると共に物品Wを保管可能である共用保管部61が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数階層に亘って物品を搬送する物品搬送設備であって、
上下方向に延在するように配置された第1案内体と、前記第1案内体に沿って昇降すると共に移載対象箇所との間で前記物品を移載する第1移載装置と、を備えた第1昇降搬送装置と、
上下方向に延在するように配置された第2案内体と、前記第2案内体に沿って昇降する共に移載対象箇所との間で前記物品を移載する第2移載装置と、を備えた第2昇降搬送装置と、を備え、
前記第1移載装置の昇降軌跡である第1昇降軌跡と、前記第2移載装置の昇降軌跡である第2昇降軌跡とが、上下方向視で重複しないように配置されていると共に、
前記第1昇降軌跡における当該第1昇降軌跡の下端部を含む一部の領域である第1対象領域と、前記第2昇降軌跡における当該第2昇降軌跡の上端部を含む一部の領域である第2対象領域とが、上下方向の同じ範囲に配置されており、
前記第1対象領域及び前記第2対象領域と上下方向の同じ範囲に配置された重複領域に、前記第1移載装置と前記第2移載装置との双方から前記物品を移載可能であると共に前記物品を保管可能である共用保管部が設けられている、物品搬送設備。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
上下方向に延在するように配置され、前記第1昇降搬送装置を収容する第1筒体と、
上下方向に延在するように配置され、前記第2昇降搬送装置を収容する第2筒体と、
前記重複領域において前記第1案内体及び前記第2案内体を収容すると共に、前記共用保管部が設けられた中間筒体と、を備え、
前記第1筒体は、前記中間筒体よりも上側に配置されると共に、その下端部が前記中間筒体に連結され、
前記第2筒体は、前記中間筒体よりも下側に配置されると共に、その上端部が前記中間筒体に連結され、
前記第1筒体と前記第2筒体とは、上下方向視で重複しないように配置されている、請求項1に記載の物品搬送設備。
【請求項3】
上下方向における前記中間筒体を挟んで前記第1筒体とは反対側に、他の部材や装置を配置可能な第1配置空間が設けられ、
上下方向における前記中間筒体を挟んで前記第2筒体とは反対側に、他の部材や装置を配置可能な第2配置空間が設けられている、請求項2に記載の物品搬送設備。
【請求項4】
前記第1筒体と前記中間筒体との連結部、及び、前記第2筒体と前記中間筒体との連結部の少なくとも一方に防火扉が設けられ、
前記第1筒体と前記中間筒体との連結部に設けられる前記防火扉は、上下方向視で前記第1筒体の内部空間と重複すると共に上下方向視で前記第2筒体の内部空間と重複しない領域を開閉するように構成され、
前記第2筒体と前記中間筒体との連結部に設けられる前記防火扉は、上下方向視で前記第2筒体の内部空間と重複すると共に上下方向視で前記第1筒体の内部空間と重複しない領域を開閉するように構成される、請求項2に記載の物品搬送設備。
【請求項5】
前記共用保管部は、前記第1移載装置による前記物品の移載が行われる第1移載箇所と、前記第2移載装置による前記物品の移載が行われる第2移載箇所と、前記第1移載箇所と前記第2移載箇所との間で前記物品を搬送する連携搬送装置と、を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の物品搬送設備。
【請求項6】
前記共用保管部は、前記物品がそれぞれ載置される少なくとも2つの物品載置部を備え、
少なくとも2つの前記物品載置部が、同じ高さに配置されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の物品搬送設備。
【請求項7】
前記第1移載装置と前記第2移載装置とが同じ高さに配置された状態で、同じ高さに配置された少なくとも2つの前記物品載置部のうち、前記第1移載装置と前記第2移載装置との一方の移載装置が前記物品の移載を開始した対象載置部がある場合に、他方の移載装置による前記対象載置部に対する前記物品の移載が禁止される、請求項6に記載の物品搬送設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数階層に亘って物品を搬送する物品搬送設備に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特開2017-114618号公報(特許文献1)には、複数階層に亘って物品を搬送する物品搬送設備に関する技術が開示されている。以下、背景技術の説明において括弧内に示す符号は特許文献1のものである。
【0003】
特許文献1の物品搬送設備は、複数階層に亘って物品を搬送する階間搬送装置(K)を備えている。階間搬送装置(K)は、上下方向に延在するように配置された第1案内体(第1案内マストM1)及び第2案内体(第2案内マストM2)と、第1案内体に案内されて昇降する第1移載装置(第1移動体T1)と、第2案内体に案内されて昇降する第2移載装置(第2移動体T2)と、を備えている。第1案内体は、物品搬送設備の1階から3階に亘って設けられている。第2案内体は、物品搬送設備の3階から5階に亘って設けられている。第1移動体と第2移動体とのそれぞれは、物品を移載対象箇所に移載可能な移載装置を備えている。そして、第1移動体は、1階から3階までの各階に設けられた移載対象箇所に対して物品を搬送し、第2移動体は、3階から5階までの各階に設けられた移載対象箇所に対して物品を搬送する。また、3階の領域には、物品を載置可能な中継用支持台(N)が設けられており、第1移動体と第2移動体とは、中継用支持台(N)を介して物品の受け渡しを行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-114618号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された物品搬送設備では、第1移動体の移動軌跡の上端を含む領域と、第2移動体の移動軌跡の下端を含む領域とが重複する重複領域(ここでは、3階部分)を有している。しかし、第1移動体の移動軌跡と第2移動体の移動軌跡とが、上下方向視で重複するように配置されているため、このような重複領域において第1移動体と第2移動体とが干渉することなく同じ高さに位置することはできない。そのために、第1移動体と第2移動体とが同時に移載動作を行うことできず、設備全体として物品の搬送効率を高めにくいという問題があった。また、上記のような物品搬送設備では多くの物品が各階層に対して搬送されるため、例えば、搬送物品の渋滞回避や搬送順序の入れ替え等のために物品を一時的に保管する場所を確保して、物品の搬送効率の向上を図ることも考えられるが、特許文献1では言及されていない。
【0006】
そこで、複数階層に亘って物品を搬送する物品搬送設備において、物品の保管場所を確保しつつ、物品の搬送効率を高めることが可能な物品搬送設備が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る物品搬送設備は、複数階層に亘って物品を搬送する物品搬送設備であって、
上下方向に延在するように配置された第1案内体と、前記第1案内体に沿って昇降すると共に移載対象箇所との間で前記物品を移載する第1移載装置と、を備えた第1昇降搬送装置と、
上下方向に延在するように配置された第2案内体と、前記第2案内体に沿って昇降する共に移載対象箇所との間で前記物品を移載する第2移載装置と、を備えた第2昇降搬送装置と、を備え、
前記第1移載装置の昇降軌跡である第1昇降軌跡と、前記第2移載装置の昇降軌跡である第2昇降軌跡とが、上下方向視で重複しないように配置されていると共に、
前記第1昇降軌跡における当該第1昇降軌跡の下端部を含む一部の領域である第1対象領域と、前記第2昇降軌跡における当該第2昇降軌跡の上端部を含む一部の領域である第2対象領域とが、上下方向の同じ範囲に配置されており、
前記第1対象領域及び前記第2対象領域と上下方向の同じ範囲に配置された重複領域に、前記第1移載装置と前記第2移載装置との双方から前記物品を移載可能であると共に前記物品を保管可能である共用保管部が設けられている。
【0008】
本構成によれば、第1移載装置と第2移載装置とが、共用保管部に物品を保管できると共に当該共用保管部を介して物品を受け渡すことができるため、物品の保管場所を確保しやすくできると共に、第1移載装置の昇降可能範囲と第2移載装置の昇降可能範囲との全域に亘って物品を搬送することができる。また、本構成によれば、第1移載装置の昇降軌跡と第2移載装置の昇降軌跡とが上下方向視で重複しないように配置されているため、両者を同じ高さに配置した状態とすることができる。従って、第1移載装置と第2移載装置とがそれぞれ昇降する場合に、互いに制約を受けることがないため、設備全体として物品の搬送効率を高め易い。
このように本構成によれば、複数階層に亘って物品を搬送する物品搬送設備において、物品の保管場所を確保しつつ、物品の搬送効率を高めることができる。
【0009】
物品搬送設備のさらなる特徴と利点は、図面を参照して説明する例示的且つ非限定的な実施形態についての以下の記載から明確となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
物品搬送設備の全体正面図
重複領域を模式的に示す平面図
第1筒体、第2筒体、及び中間筒体の配置を模式的に示す平面図
第1移載装置による物品の移載を模式的に示す側面図
連携搬送装置を模式的に示す側面図
制御ブロック図
制御フロー図
別実施形態における重複領域を模式的に示す平面図
別実施形態における重複領域を模式的に示す平面図
別実施形態における第1筒体、第2筒体、及び中間筒体の配置を模式的に示す平面図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社ダイフク
載置台
6日前
株式会社ダイフク
搬送車
14日前
株式会社ダイフク
洗車方法
26日前
株式会社ダイフク
洗車方法
26日前
株式会社ダイフク
物品搬送設備
8日前
株式会社ダイフク
搬送車及び搬送設備
22日前
株式会社ダイフク
天井保管棚、および搬送システム
6日前
個人
箱
26日前
個人
包装体
1か月前
個人
ゴミ箱
19日前
個人
構造体
8か月前
個人
収納用具
4か月前
個人
半蓋半箱筒
10か月前
個人
物品収納具
4か月前
個人
パウチ補助具
14日前
個人
折り畳み水槽
1か月前
個人
掃除楽々ゴミ箱
5か月前
個人
開封用カッター
6か月前
個人
ダンボール宝箱
1か月前
個人
チャック付き袋体
7か月前
個人
折りたたみコップ
7か月前
個人
圧縮収納袋
1か月前
個人
パウチ容器
7か月前
株式会社新弘
容器
21日前
株式会社イシダ
包装装置
26日前
個人
粘着テープ切断装置
3か月前
個人
穿孔紐通し結束器具
9か月前
株式会社新弘
容器
21日前
三甲株式会社
容器
10か月前
個人
粘着テープ剥がし具
2か月前
三甲株式会社
容器
9か月前
三甲株式会社
容器
3か月前
個人
プラスチックバッグ
9か月前
個人
伸縮するゴミ収納器
8か月前
株式会社KY7
封止装置
11か月前
個人
チャック付き保存袋
6か月前
続きを見る
他の特許を見る