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公開番号2024143580
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056337
出願日2023-03-30
発明の名称洗車方法
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B60S 3/04 20060101AFI20241003BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の表面に残存するイオンデポジットをより低減する。
【解決手段】洗車機を用いた洗車方法は、洗浄工程と、車形情報取得工程と、仕上げ洗浄工程と、を含む。洗浄工程においては、洗浄液ノズルから洗浄液を車両の表面へ噴射する。仕上げ洗浄工程においては、車両の車形情報に基づいて高圧ノズルを車両の上方において車両の形状に追従させて昇降させるとともに、高圧の純水を高圧ノズルから噴射させることにより、車両の表面に付着した洗浄液の少なくとも一部を除去する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
洗浄液を噴射する洗浄液ノズルと、高圧の純水を噴射する高圧ノズルと、を含み、車両に対し該車両の前後方向に相対移動する洗車機本体と、前記車両の外形の少なくとも一部に関する情報である車形情報を取得する車形情報取得部と、を備えた洗車機が実行する洗車方法であって、
前記車形情報取得部が前記車形情報を取得する車形情報取得工程と、
前記洗浄液ノズルからの前記洗浄液の前記車両の表面への噴射を含む前記車両の洗浄工程と、
前記車形情報取得工程および前記洗浄工程より後に実行する、前記車両の表面に付着した前記洗浄液の少なくとも一部を除去する仕上げ洗浄工程と、を含み、
前記仕上げ洗浄工程において、前記洗車機本体を車両の前後方向に相対移動させつつ、少なくとも前記車形情報に基づいて前記高圧ノズルを前記車両の上方において前記車両の形状に追従させて昇降させるとともに、前記純水を前記高圧ノズルから噴射させる洗車方法。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記高圧ノズルは、前記洗浄液ノズルによる前記洗浄液の噴射圧よりも高い噴射圧にて純水を噴射する請求項1に記載の洗車方法。
【請求項3】
前記高圧ノズルが噴射する前記純水の圧力は、前記洗浄液ノズルによる前記洗浄液の噴射圧よりも高く、2MPa以下である請求項1または2に記載の洗車方法。
【請求項4】
前記仕上げ洗浄工程において、少なくとも一つの前記高圧ノズルが、前記車両の平面視において前記車両よりも左右外側の少なくとも一方の側に位置し、かつ、前記純水を鉛直方向よりも前記車両の左右方向における中央の側に向かって噴射する請求項1または2に記載の洗車方法。
【請求項5】
前記洗車機本体が、さらに、前記高圧ノズルより下方、かつ、前記車両の平面視において前記高圧ノズルよりも前記車両の左右の少なくとも一方の側に位置し、前記純水を前記洗浄液ノズルによる前記洗浄液の噴射圧よりも高い噴射圧にて噴射する側面高圧ノズルを含み、
前記仕上げ洗浄工程において、前記純水を前記側面高圧ノズルから前記車両の側面の少なくとも一部に噴射させる請求項1または2に記載の洗車方法。
【請求項6】
前記仕上げ洗浄工程において、前記側面高圧ノズルが前記純水を水平方向よりも前記車両の上方の側に噴射する請求項5に記載の洗車方法。
【請求項7】
前記洗浄工程の少なくとも一部期間と前記車形情報取得工程の少なくとも一部期間とが重複する請求項1または2に記載の洗車方法。
【請求項8】
前記洗車機本体がさらにブロワを含み、
前記洗浄工程より後に、前記洗車機本体を車両の前後方向に相対移動させつつ前記ブロワから前記車両に向かって送風させることにより、前記車両に付着した前記洗浄液の水切りを行う水切り工程を含み、
前記仕上げ洗浄工程を前記水切り工程より後に実行する請求項1または2に記載の洗車方法。
【請求項9】
前記純水の電気伝導率が前記洗浄液の電気伝導率よりも低い請求項1または2に記載の洗車方法。
【請求項10】
前記純水の電気伝導率が0μS/cm以上、6μS/cm以下である請求項1または2に記載の洗車方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、洗車機を用いて車両を洗浄する洗車方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
洗車機によって洗車を行う際に用いられる洗車用水としては、地表水、地下水などを水源とする上水(水道水)、または工業用水などが用いられている。例えば、水道水は、消毒用の塩素の残留物、および、ナトリウム、カルシウムマグネシウムなどのミネラル類を含んでいる。そのため、洗車後、車両表面に残った水滴がそのまま乾燥した場合、これらの不純物がイオンデポジット(ウォータースポット)として車両表面に残ってしまう。
【0003】
近年、このイオンデポジットを低減するために、洗車用水として純水を用いる洗車機が開発されている。
【0004】
純水を用いた洗浄が可能な洗車機として、全ての洗車工程において純水を用いる全純水型洗車機、および最終の濯ぎ工程にのみ純水を用いる仕上げ純水型洗車機が従来技術として知られている。通常の洗浄用水と比較して、純水の使用にはコストがかかる。仕上げ純水型洗車機は、純水の使用量を低減できるため、コスト面でメリットがある。仕上げ純水型洗車機として、例えば、特許文献1に記載の洗車装置がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-60329号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1には、純水を生成する純水生成装置を備え、当該純水生成装置により生成された純水をブラシ洗浄ユニットによって洗浄された車両に噴霧して仕上げ洗浄を行う仕上げ洗浄ユニットを含む車両洗浄システムが開示されている。特許文献1に記載の車両洗浄システムでは、ブラシ洗浄装置による洗浄の後、仕上げ洗浄ユニットによる仕上げ洗浄が行われている。
【0007】
このような仕上げ純水型洗車機において、さらなるイオンデポジットの低減が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る洗車方法は、洗浄液を噴射する洗浄液ノズルと、高圧の純水を噴射する高圧ノズルと、を含み、車両に対し該車両の前後方向に相対移動する洗車機本体と、前記車両の外形の少なくとも一部に関する情報である車形情報を取得する車形情報取得部と、を備えた洗車機が実行する洗車方法であって、前記車形情報取得部が前記車形情報を取得する車形情報取得工程と、前記洗浄液ノズルからの前記洗浄液の前記車両の表面への噴射を含む前記車両の洗浄工程と、前記車形情報取得工程および前記洗浄工程より後に実行する、前記車両の表面に付着した前記洗浄液の少なくとも一部を除去する仕上げ洗浄工程と、を含み、前記仕上げ洗浄工程において、前記洗車機本体を車両の前後方向に相対移動させつつ、少なくとも前記車形情報に基づいて前記高圧ノズルを前記車両の上方において前記車両の形状に追従させて昇降させるとともに、前記純水を前記高圧ノズルから噴射させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、車両の表面に残存するイオンデポジットをより低減する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態に係る洗車機を示す概略正面図である。
本開示の実施形態に係る洗車機を示す概略側面図である。
本開示の実施形態に係る洗車機の構成を示すブロック図である。
本開示の実施形態に係る洗車方法示すフローチャートである。
本開示の実施形態に係る仕上げ洗浄工程における洗車機本体および車両を示す工程正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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