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公開番号
2024094834
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-10
出願番号
2022211662
出願日
2022-12-28
発明の名称
歩行者保護装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
主分類
B60R
21/36 20110101AFI20240703BHJP(車両一般)
要約
【課題】車幅方向の中央側に配置されるワイパピボットの左右で膨張するような左エアバッグと右エアバッグとを備える構成としていても、左エアバッグ及び右エアバッグの膨張完了時に、カウルの上面側を、的確に広く覆い可能な歩行者保護装置を提供すること。
【解決手段】左エアバッグ40Lと右エアバッグ40Rとが、それぞれ、左右の一対のワイパ10L,10Rにおいて車幅方向の中央側に配置されるワイパピボット12Rの左右で膨張する構成とされる。左エアバッグ,右エアバッグにおいてカウル6の上面側を覆うカウルカバー部52L,52Rが、膨張完了時に、相互に接近する側の端側部位55,60を、ワイパピボットの上方となる位置で接触させるような構成とされる。一方のカウルカバー部52Rの端側部位55が、膨張完了時に、歩行者とワイパピボットとの接触を抑制可能に、ワイパピボットの上方を覆う構成とされている。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
車両におけるフードパネルの後端近傍に配設されるとともに、それぞれ、内部に膨張用ガスを流入させた膨張完了時に、車幅方向側で並設される左エアバッグと右エアバッグとを、備えて、
前記左エアバッグと前記右エアバッグとが、膨張完了時に、ともに、車幅方向に略沿うように配置されて、カウルの上面側を覆うカウルカバー部を、備える構成の歩行者保護装置であって、
前記左エアバッグと前記右エアバッグとが、それぞれ、左右の一対のワイパにおいて車幅方向の中央側に配置されるワイパピボットの左右で膨張する構成とされて、
前記各カウルカバー部が、膨張完了時に、相互に接近する側の端側部位を、前記ワイパピボットの上方となる位置で接触させるような構成とされ、
少なくとも一方の前記カウルカバー部の前記端側部位が、膨張完了時に、歩行者と前記ワイパピボットとの接触を抑制可能に、前記ワイパピボットの上方を覆う構成とされていることを特徴とする歩行者保護装置。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
一方の前記カウルカバー部の端側部位が、下方端側部位として、膨張完了時の端縁を、前記ワイパピボットに隣接させる構成とされ、
他方の前記カウルカバー部の端側部位が、上方端側部位として、前記ワイパピボットから前記下方端側部位にかけての上方を覆うように、構成されていることを特徴とする請求項1に記載の歩行者保護装置。
【請求項3】
前記左エアバッグと前記右エアバッグとが、それぞれ、膨張完了時に車体側に配置される車体側壁部と、歩行者側に配置される歩行者側壁部と、を備える構成とされ、
前記上方端側部位と前記下方端側部位とが、膨張完了時に上下方向側で重なって配置される領域の内部に、前記車体側壁部と前記歩行者側壁部とを連結して膨張完了時の厚さを規制する厚さ規制部材を、配設させていることを特徴とする請求項2に記載の歩行者保護装置。
【請求項4】
前記上方端側部位が、前記下方端側部位側となる端縁を、上方に持ち上げられるように、傾斜して膨張する構成とされていることを特徴とする請求項2または3に記載の歩行者保護装置。
【請求項5】
前記各端側部位が、膨張完了時に、前記ワイパピボットの上方となる位置で、相互に押圧し合うように、接触していることを特徴とする請求項1に記載の歩行者保護装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両におけるフードパネルの後端近傍に配設される歩行者保護装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両のフードパネルの後端近傍に配設される歩行者保護装置としては、車両搭載スペースをコンパクトにするために、左右で分割させて、膨張完了時に、車幅方向側で並設される左エアバッグと右エアバッグと、を備える構成のものがあった。具体的には、従来の歩行者保護装置では、左エアバッグと右エアバッグとが、それぞれ、左右の一対のワイパにおいて車幅方向の中央側に配置されるワイパピボットの左右で膨張するような構成とされていた。そして、左エアバッグと右エアバッグとは、それぞれ、膨張完了時に車幅方向に略沿うように配置されてカウルの上方を覆うカウルカバー部を、有し、この2つのカウルカバー部における相互に近接した側の端末相互を近接させるようにして、2つのカウルカバー部によって、カウルの上方を略全長にわたって覆うような構成とされていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-177967号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この従来の歩行者保護装置では、右エアバッグのカウルカバー部が、ワイパピボットの左方まで延びるような構成とされて、膨張完了時にワイパピボットの上方を覆い、左エアバッグのカウルカバー部は、端末を、ワイパピボットの左方に位置させる構成とされていた。また、この従来の歩行者保護装置では、折り畳まれた右エアバッグ若しくは左エアバッグは、それぞれ、フードパネルの後端付近における下面側に設けられるケース内に収納される構成であり、作動時には、アクチュエータの作動によって後端側を持ち上げられた状態のフードパネルとともに、上方移動した状態のケースから、突出するように膨張することとなる。そのため、ワイパピボットの上端が、カウルの上面よりも上方に部分的に突出していても、右エアバッグのカウルカバー部によって、支障なくワイパピボットの上方を覆うことができる。しかしながら、折り畳まれたエアバッグ(左エアバッグ,右エアバッグ)をフードパネルの後端側下方(カウルの上面よりも下方)となる位置に収納させる構成の場合、左エアバッグ及び右エアバッグを同様な構成とすれば、カウルの上面から部分的に突出しているワイパピボットに、カウルカバー部の端側の部位が乗り上げて、円滑にカウルの上方を広く覆うことができない虞れが生じることとなる。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、車幅方向の中央側に配置されるワイパピボットの左右で膨張するような左エアバッグと右エアバッグとを備える構成としていても、左エアバッグ及び右エアバッグの膨張完了時に、カウルの上面側を、的確に広く覆い可能な歩行者保護装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る歩行者保護装置は、車両におけるフードパネルの後端近傍に配設されるとともに、それぞれ、内部に膨張用ガスを流入させた膨張完了時に、車幅方向側で並設される左エアバッグと右エアバッグとを、備えて、
左エアバッグと右エアバッグとが、膨張完了時に、ともに、車幅方向に略沿うように配置されて、カウルの上面側を覆うカウルカバー部を、備える構成の歩行者保護装置であって、
左エアバッグと右エアバッグとが、それぞれ、左右の一対のワイパにおいて車幅方向の中央側に配置されるワイパピボットの左右で膨張する構成とされて、
各カウルカバー部が、膨張完了時に、相互に接近する側の端側部位を、ワイパピボットの上方となる位置で接触させるような構成とされ、
少なくとも一方のカウルカバー部の端側部位が、膨張完了時に、歩行者とワイパピボットとの接触を抑制可能に、ワイパピボットの上方を覆う構成とされていることを特徴とする。
【0007】
本発明の歩行者保護装置では、左エアバッグ及び右エアバッグが、それぞれ、ワイパピボットの左右で膨張する構成であっても、各左エアバッグ,右エアバッグにおいて、膨張完了時にカウルの上面側を覆うカウルカバー部が、相互に接近する側の端側部位を、ワイパピボットの上方となる位置で接触させるように、膨張する構成であることから、カウルの上面から部分的に上方に突出しているワイパピボットの影響を受けることなく、2つのカウルカバー部によって、カウルの上面側を円滑に広く覆うことができる。また、本発明の歩行者保護装置では、少なくとも一方のカウルカバー部の端側部位が、膨張完了時に、歩行者とワイパピボットとの接触を抑制可能に、ワイパピボットの上方を覆う構成であることから、2つのカウルカバー部が、保護領域を、ワイパピボットの配置部位付近で分割されるような態様としていても、歩行者をワイパピボットから的確に保護することができる。
【0008】
したがって、本発明の歩行者保護装置では、車幅方向の中央側に配置されるワイパピボットの左右で膨張するような左エアバッグと右エアバッグとを備える構成としていても、左エアバッグ及び右エアバッグの膨張完了時に、カウルの上面側を、的確に広く覆うことができる。
【0009】
また、本発明の歩行者保護装置において、一方のカウルカバー部の端側部位を、下方端側部位として、膨張完了時の端縁をワイパピボットに隣接させる構成とし、
他方のカウルカバー部の端側部位を、上方端側部位として、ワイパピボットから下方端側部位にかけての上方を覆うように、構成することが、好ましい。
【0010】
歩行者保護装置をこのような構成とすれば、左エアバッグ及び右エアバッグの膨張完了時に、下方端側部位と上方端側部位とが上下で重なっている領域において、下方端側部位の端縁と上方端側部位の下面側との間に生じる凹んだ領域に、ワイパピボットが配設されるような態様となる。そのため、上方端側部位とワイパピボットとの干渉を抑制でき、上側に配置される上方端側部位が、必要以上に大きく浮き上がることを抑制できる。また、上方端側部位は、ワイパピボットから下方端側部位にかけての上方を覆うように配設されることとなり、すなわち、上方端側部位は、下面側を下方端側部位に支持されるような態様となる。さらに換言すれば、左エアバッグと右エアバッグとの膨張完了時には、下方端側部位と上方端側部位とを上下で重ねられるように厚く膨張している領域が、ワイパピボットに隣接されることとなる。そのため、左エアバッグと右エアバッグとの膨張完了時に、歩行者が、ワイパピボット付近の領域に接触するような態様となっても、上方端側部位と下方端側部位とによって、歩行者とワイパピボットとの接触を、的確に抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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