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公開番号2024123984
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031846
出願日2023-03-02
発明の名称肌色改善のための組成物
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A23L 33/135 20160101AFI20240905BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】ワイツマニア・コアギュランス(Weizmannia coagulans)を含む組成物の、肌に対する新規な用途の提供。
【解決手段】ワイツマニア・コアギュランスを含む、肌色改善のための組成物を提供する。本開示に係る組成物は、肌の明るさを明るくする効果を奏する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ワイツマニア・コアギュランス(Weizmannia coagulans)を含む、肌色改善のための組成物。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
肌色改善が、分光測色によるL*値の増加を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
肌色改善は、分光測色によるa*値及び/又はb
*
値の変化を含まない、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
ワイツマニア・コアギュランスの1日適用量が生菌数で1-20億cfu(colony formation unit)である、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
ワイツマニア・コアギュランスがSANK70258株、P-22株、lilac-01株、SIM-7 DSM14043株、C101株、NBRC12583株、GBI-1株、GBI-20株、GBI-30株、GBI-40株又はこれらの菌株由来の変異株である、請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
食品である、請求項1-5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
飲料である、請求項1-5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
サプリメントである、請求項1-5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
ワイツマニア・コアギュランス(Weizmannia coagulans)を含む、肌色改善剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、肌色改善のための組成物に関する。より詳しくは、ワイツマニア・コアギュランス(Weizmannia coagulans)(シノニム:バチルス・コアギュランス(Bacillus coagulans))を含む、肌色改善のための組成物に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
疲労、健康状態及び栄養状態などを生菌の経口摂取によって改善しようとする試みがなされている。例えば、特許文献1には、ラクトバチルス属菌を含んでなる美容組成物が開示されている。この美容組成物は、皮膚水分蒸散量の増加抑制作用、皮膚バリア機能の向上作用、皮膚水分含量の維持または改善作用、皮膚皮脂量の維持または改善作用、皮膚弾力の維持または改善作用、皮膚色度の維持または改善作用を有するとされている。このうち、皮膚色度は、肌の発赤及び黒化の指標として紅斑値及びメラニン値を測定している。紅斑とは皮膚に現れる赤色の斑であり、メラニンは皮膚基底層の色素細胞(メラノサイト)により産生される黒色ないし褐色の重合体であるから、特許文献1の皮膚色度は具体的には赤色又は黒色ないし褐色の「色味の情報」を有するものである。
【0003】
また、特許文献2には、乳酸菌及びセラミドを有効成分として含有する美容食品が開示されている。この美容食品は、美肌・美容効果が期待できるとされており、同効果には、肌のハリ、ツヤ、潤い(しっとり感)を与えること、化粧のノリを良くすること、ニキビ・吹き出物などの肌荒れを軽減すること、シミ・ソバカスを目立ち難くする美白作用などが含まれるとされている。また、この美容食品は、顔色の改善などの健康促進効果も期待できるとされている。ツヤは、光が当たった肌がつややかに見えることをいう。顔色は、一般的に、健康状態との関係で視覚的な印象を表す場合に用いられており、特に「顔色が悪い」は健康状態の不良が顔の表面及び色の不規則性に表出されて光と輝きを欠いた印象を表す。ツヤ及び顔色は、主観的な印象の評価であり、客観的な測定値によって規定され得るものではない。
【0004】
ワイツマニア・コアギュランスSANK70258(シノニム:バチルス・コアギュランスSANK70258)は、1949年に緑麦芽から分離された、高い乳酸生成力を有する有胞子性乳酸菌である。ワイツマニア・コアギュランスSANK70258を配合した食品用製剤(商品名:ラクリス)が、1966年から50年以上にわたって販売されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-179601号公報
特開2004-254632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、ワイツマニア・コアギュランスを含む組成物の、肌に対する新規な用途を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題解決のため、本開示は、以下の[1]-[33]を提供する。
【0008】
[1] ワイツマニア・コアギュランス(Weizmannia coagulans)を含む、肌色の改善のために用いられる組成物。
[2] 肌色改善が、分光測色によるL*値の増加を含む、[1]の組成物。
[3] 摂取後遅くとも8週までにL*値が増加する、[2]の組成物。
[4] 摂取開始時(0週)に比して摂取後8週で少なくとも0.5%以上L*値が増加する、[3]の組成物。
[5] 肌色改善は、分光測色によるa*値及び/又はb
*
値の変化を含まない、[1]-[4]のいずれかの組成物。
[6] ワイツマニア・コアギュランスの1日適用量が生菌数で1-20億cfu(colony formation unit)である、[1]-[5]のいずれかの組成物。
[7] ワイツマニア・コアギュランスがSANK70258株、P-22株、lilac-01株、SIM-7 DSM14043株、C101株、NBRC12583株、GBI-1株、GBI-20株、GBI-30株、GBI-40株又はこれらの菌株由来の変異株である、[1]-[6]のいずれかの組成物。
[8] 賦形剤を含む、[1]-[7]の組成物。
[9] 経口投与される、[1]-[8]の組成物。
[10] 食品である、[9]の組成物。
[11] 飲料である、[9]の組成物。
[12] サプリメントである、[9]の組成物。
【0009】
[13] ワイツマニア・コアギュランス(Weizmannia coagulans)を有効成分とする、肌色改善剤。
[14] 肌色改善が、分光測色によるL*値の増加を含む、[13]の肌色改善剤。
[15] 摂取後遅くとも8週までにL*値が増加する、[14]の肌色改善剤。
[16] 摂取開始時(0週)に比して摂取後8週で少なくとも0.5%以上L*値が増加する、[15]の肌色改善剤。
[17] 肌色改善は、分光測色によるa*値及び/又はb
*
値の変化を含まない、[13]-[16]のいずれかの肌色改善剤。
[18] ワイツマニア・コアギュランスの1日適用量が生菌数で1-20億cfu(colony formation unit)である、[13]-[17]のいずれかの肌色改善剤。
[19] ワイツマニア・コアギュランスがSANK70258株、P-22株、lilac-01株、SIM-7 DSM14043株、C101株、NBRC12583株、GBI-1株、GBI-20株、GBI-30株、GBI-40株又はこれらの菌株由来の変異株である、[13]-[18]のいずれかの肌色改善剤。
[20] 経口投与される、[13]-[19]の肌色改善剤。
[21] [20]の肌色改善剤を含む、食品。
[22] [20]の肌色改善剤を含む、飲料。
[23] [20]の肌色改善剤を含む、サプリメント。
【0010】
[24] ワイツマニア・コアギュランス(Weizmannia coagulans)を含む組成物を対象に経口投与する手順を含む、肌色の改善方法。
[25] 肌色改善が、分光測色によるL*値の増加を含む、[24]の方法。
[26] 遅くとも摂取後8週までにL*値が増加する、[25]の方法。
[27] 摂取開始時(0週)に比して摂取後8週で少なくとも0.5%以上L*値が増加する、[26]の方法。
[28] 肌色改善は、分光測色によるa*値及び/又はb
*
値の変化を含まない、[24]-[27]のいずれかの方法。
[29] ワイツマニア・コアギュランスの1日適用量が生菌数で1-20億cfu(colony formation unit)である、[24]-[28]のいずれかの方法。
[30] ワイツマニア・コアギュランスがSANK70258株、P-22株、lilac-01株、SIM-7 DSM14043株、C101株、NBRC12583株、GBI-1株、GBI-20株、GBI-30株、GBI-40株又はこれらの菌株由来の変異株である、[24]-[29]のいずれかの方法。
[31] 前記組成物が食品である、[24]-[30]のいずれかの方法。
[32] 前記組成物が飲料である、[24]-[30]のいずれかの方法。
[33] 前記組成物がサプリメントである、[24]-[30]のいずれかの方法。
(【0011】以降は省略されています)

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