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公開番号2024101600
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023005578
出願日2023-01-18
発明の名称固形組成物
出願人大正製薬株式会社
代理人
主分類A23L 33/13 20160101AFI20240723BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】
NMNの配合により生じる経時的変色を抑制した固形組成物を提供すること。
【解決手段】
(a)ニコチンアミドモノヌクレオチド、及び(b)ザクロエキスを含有する固形組成物(ただし、ソフトカプセルを除く)。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(a)ニコチンアミドモノヌクレオチド、及び(b)ザクロエキスを含有する固形組成物(ただし、ソフトカプセルを除く)。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
(a)ニコチンアミドモノヌクレオチド、(b)ザクロエキス、及び(c)レスベラトロールを含有する固形組成物。
【請求項3】
(a)ニコチンアミドモノヌクレオチド、(b)ザクロエキス、(c)レスベラトロール、及び(d)ビタミンB2を含有する固形組成物。
【請求項4】
(a)ニコチンアミドモノヌクレオチドの含有量が、固形組成物全質量に対して11質量%以上である請求項1~3のいずれかに記載の固形組成物。
【請求項5】
(a)ニコチンアミドモノヌクレオチド100質量部に対して、10~250質量部の(b)ザクロエキスを含有することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の固形組成物。
【請求項6】
カプセル剤、錠剤、顆粒剤、散剤の形態である、請求項1~3のいずれかに記載の固形組成物。
【請求項7】
(a)ニコチンアミドモノヌクレオチド、及び(b)ザクロエキスを含有することを特徴とする、ニコチンアミドモノヌクレオチドの変色抑制方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ニコチンアミドモノヌクレオチドを配合した固形組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ニコチンアミドモノヌクレオチド(以下、「NMN」ともいう)は、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)の合成中間体である。NAD+はヒトで経口摂取しても吸収されないが、NMNはNAD+への変換を通じて長寿遺伝子「サーチュイン」の活性をコントロールすること、NMNをマウスに投与すると抗老化作用が示されることが近年明らかにされた。さらに、NMNはヒトにおいても糖尿病、アルツハイマー病、心不全などの疾患の予防や症状改善、あるいは運動機能、特に歩行速度や握力の改善に効果があることも報告されている。このようなNMNには、機能性食品、医薬品等の成分としての用途が期待されている。
【0003】
一方で、NMNは経時変化により変色を生じやすいことが知られており、保存中に黄色や淡褐色に変色してしまい、製品の品質を維持できないという課題があった。
【0004】
ザクロエキスとは、ザクロから抽出されたエキスである。ザクロは古くはインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」において、血液や神経系に作用して身体の調子を整える植物として利用されている。エラグ酸などのポリフェノールが多く含まれていることから、その抗酸化作用による老化防止、抗糖化、血管の健康促進作用などの機能が期待されている。エラグ酸の代謝物としてはウロリチンが知られており、中でもウロリチンAは細胞の恒常性を保ち、新陳代謝を促すオートファジーやサーチュイン遺伝子の活性化などにより、細胞を再活性化することが報告されている。ウロリチンAはサーチュイン遺伝子の活性化により、肌関連では紫外線により損傷を受けたDNAを修復することで皮膚の老化を防ぐ可能性や、シミそばかすなどの原因となるメラニンの産生抑制などが期待されている。また、ザクロエキスはエストロゲンも含んでいることから、女性特有の悩みに対しての機能も期待され、広く利用されている。
【0005】
ニコチンアミドモノヌクレオチドを含む食品組成物としてはこれまでに特許文献1に記載されたニコチンアミドモノヌクレオチド及びレスベラトロールを含有するハードカプセル剤が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
WO2016/158212
【0007】
しかし、これまでにザクロエキスにNMNの変色を抑制する作用があることは知られていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、NMNの配合により生じる経時的変色を抑制した固形組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、NMNにザクロエキスを配合した固形組成物とすることで、保存中の経時的変色が抑制されることを見出した。
【0010】
かかる知見により得られた本発明の態様は次のとおりである。
(1)(a)ニコチンアミドモノヌクレオチド、及び(b)ザクロエキスを含有する固形組成物(ただし、ソフトカプセルを除く)。
(2)(a)ニコチンアミドモノヌクレオチド、(b)ザクロエキス、及び(c)レスベラトロールを含有する固形組成物。
(3)(a)ニコチンアミドモノヌクレオチド、(b)ザクロエキス、(c)レスベラトロール、及び(d)ビタミンB2を含有する固形組成物。
(4)(a)ニコチンアミドモノヌクレオチドの含有量が固形組成物全質量に対して11質量%以上である(1)~(3)のいずれかに記載の固形組成物。
(5)ニコチンアミドモノヌクレオチド100質量部に対して、10~250質量部のザクロエキスを含有することを特徴とする(1)~(4)のいずれかに記載の固形組成物。
(6)カプセル剤、錠剤、顆粒剤、散剤の形態である、(1)~(5)のいずれかに記載の固形組成物。
(7)(a)ニコチンアミドモノヌクレオチド、及び(b)ザクロエキスを含有することを特徴とする、ニコチンアミドモノヌクレオチドの変色抑制方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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