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公開番号
2024121557
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-06
出願番号
2023028715
出願日
2023-02-27
発明の名称
交通情報システムおよび交通情報提供方法
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類
G08G
1/09 20060101AFI20240830BHJP(信号)
要約
【課題】従来よりも安全性を向上させた交通情報システムおよび交通情報提供方法を提供すること。
【解決手段】交通情報システムは、第一方向に延びる道路と第一方向に対して交差する第二方向に延びる道路とが交差する交差点へ進入する車両に搭載された車載無線装置が発する電波を検知する無線基地局と、無線基地局が電波を検知したら、第一方向に走行しており、無線基地局が検知した電波を発している車載無線装置を搭載した車両に関する車両情報を取得する第一レーダー基地局と、を備え、無線基地局は、第一レーダー基地局が、車両情報に基づいて、交差点で停止している第一車両を検出したら、警告のレベルをあらかじめ設定された通常レベルとして、第一車両に対して第二方向からの車両に注意する旨の警告を行うものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第一方向に延びる道路と前記第一方向に対して交差する第二方向に延びる道路とが交差する交差点へ進入する車両に搭載された車載無線装置が発する電波を検知する無線基地局と、
前記無線基地局が電波を検知したら、前記第一方向に走行しており、前記無線基地局が検知した電波を発している前記車載無線装置を搭載した車両に関する車両情報を取得する第一レーダー基地局と、を備え、
前記無線基地局は、
前記第一レーダー基地局が、前記車両情報に基づいて、交差点で停止している第一車両を検出したら、警告のレベルをあらかじめ設定された通常レベルとして、前記第一車両に対して前記第二方向からの車両に注意する旨の警告を行う
交通情報システム。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記無線基地局は、
前記第一レーダー基地局が、前記車両情報に基づいて、前記第一車両の後ろで停止している第二車両を検出したら、警告のレベルを前記通常レベルとして、前記第二車両に対して前記第二方向からの車両に注意する旨の警告を行う
請求項1に記載の交通情報システム。
【請求項3】
前記無線基地局は、
前記第一レーダー基地局が、前記車両情報に基づいて、前記第一車両の後ろで停止している前記第二車両が動き出したことを検出したら、警告のレベルを前記通常レベルから一段階上げたレベルとして、前記第二車両に対して前記第二方向からの車両に注意する旨の警告を行う
請求項2に記載の交通情報システム。
【請求項4】
前記無線基地局は、
前記第一レーダー基地局が、前記車両情報に基づいて、前記第二車両が前記第一車両の横に並んだことを検出したら、警告のレベルを前記通常レベルから二段階上げたレベルとして、前記第二車両に対して前記第二方向からの車両に注意する旨の非常に強い警告を行う
請求項3に記載の交通情報システム。
【請求項5】
前記無線基地局は、
前記第一レーダー基地局が、前記車載無線装置が発する電波に含まれる車両種別に関する情報を前記無線基地局から受信し、前記車両種別に関する情報から前記第二車両が二輪車であることを判定したら、前記第二車両に対する警告のレベルをさらに一段階上げたレベルとする
請求項2~4のいずれか一項に記載の交通情報システム。
【請求項6】
前記無線基地局が電波を検知したら、前記第二方向に走行しており、前記無線基地局が検知した電波を発している前記車載無線装置を搭載した車両に関する車両情報を取得する第二レーダー基地局を備え、
前記無線基地局、交差点に進入する第三車両を検出したら、前記第一車両および前記第二車両に対する警告のレベルをさらに一段上げたレベルとする
請求項2~4のいずれか一項に記載の交通情報システム。
【請求項7】
前記無線基地局は、DSRC基地局である
請求項1~4のいずれか一項に記載の交通情報システム。
【請求項8】
無線基地局で、第一方向に延びる道路と前記第一方向に対して交差する第二方向に延びる道路とが交差する交差点へ進入する車両に搭載された車載無線装置が発する電波を検知するステップと、
第一レーダー基地局で、
前記無線基地局が電波を検知したら、前記第一方向に走行しており、前記無線基地局が検知した電波を発している前記車載無線装置を搭載した車両に関する車両情報を取得するステップと、
前記無線基地局で、前記第一レーダー基地局が、前記車両情報に基づいて、交差点で停止している第一車両を検出したら、警告のレベルをあらかじめ設定された通常レベルとして、前記第一車両に対して前記第二方向からの車両に注意する旨の警告を行うステップと、を備えた
交通情報提供方法。
【請求項9】
前記無線基地局で、前記第一レーダー基地局が、前記車両情報に基づいて、前記第一車両の後ろで停止している第二車両を検出したら、警告のレベルを前記通常レベルとして、前記第二車両に対して前記第二方向からの車両に注意する旨の警告を行うステップを備えた
請求項8に記載の交通情報提供方法。
【請求項10】
前記無線基地局で、前記第一レーダー基地局が、前記車両情報に基づいて、前記第一車両の後ろで停止している前記第二車両が動き出したことを検出したら、警告のレベルを前記通常レベルから一段階上げたレベルとして、前記第二車両に対して前記第二方向からの車両に注意する旨の警告を行うステップを備えた
請求項9に記載の交通情報提供方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、交通情報システムおよび交通情報提供方法に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、交通事故を防ぐための所望の動作を各車両にさせるように、交通情報を各車両に提供する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1では、右直干渉判断手段が、自車両が交差点を右折する際に、対向車線の直進車両と干渉する可能性を判断し、注意喚起手段が、自車両が対向車線の直進車両と干渉する可能性に基づいて運転者に注意喚起を行う。その際、対向右折車両情報取得手段が、対向車線の右折車両の有無を路車間通信によって取得し、注意喚起手段が、運転者に注意喚起を行うタイミングまたは注意喚起の度合を、対向車線の右折車両の有無に基づいて設定する。つまり、特許文献1では、右折レーンにいる車両つまり交差点での右折待ち停止車両に対して、対向車線の直進車両が存在すれば注意喚起を行うが、対向車線の直進車両が存在しなければ注意喚起を行わない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-022391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のように交差点での右折待ち停止車両に対して対向車線の直進車両が存在しなければ注意喚起を行わないとすると、交差点の左右方向からの直進車両があっても注意喚起が行われず、交差点での右折待ち停止車両が交差点の左右方向からの直進車両と衝突してしまう恐れがあるという課題があった。
【0006】
本開示は、以上のような課題を解決するためになされたもので、従来よりも安全性を向上させた交通情報システムおよび交通情報提供方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る交通情報システムは、第一方向に延びる道路と前記第一方向に対して交差する第二方向に延びる道路とが交差する交差点へ進入する車両に搭載された車載無線装置が発する電波を検知する無線基地局と、前記無線基地局が電波を検知したら、前記第一方向に走行しており、前記無線基地局が検知した電波を発している前記車載無線装置を搭載した車両に関する車両情報を取得する第一レーダー基地局と、を備え、前記無線基地局は、前記第一レーダー基地局が、前記車両情報に基づいて、交差点で停止している第一車両を検出したら、警告のレベルをあらかじめ設定された通常レベルとして、前記第一車両に対して前記第二方向からの車両に注意する旨の警告を行うものである。
【0008】
本開示に係る交通情報提供方法は、無線基地局で、第一方向に延びる道路と前記第一方向に対して交差する第二方向に延びる道路とが交差する交差点へ進入する車両に搭載された車載無線装置が発する電波を検知するステップと、第一レーダー基地局で、前記無線基地局が電波を検知したら、前記第一方向に走行しており、前記無線基地局が検知した電波を発している前記車載無線装置を搭載した車両に関する車両情報を取得するステップと、前記無線基地局で、前記第一レーダー基地局が、前記車両情報に基づいて、交差点で停止している第一車両を検出したら、警告のレベルをあらかじめ設定された通常レベルとして、前記第一車両に対して前記第二方向からの車両に注意する旨の警告を行うステップと、を備えた方法である。
【発明の効果】
【0009】
本開示に係る交通情報システムおよび交通情報提供方法によれば、無線基地局は、第一レーダー基地局が、車両情報に基づいて、右折待ちのため交差点で停止している第一車両を検出したら、警告のレベルをあらかじめ設定された通常レベルとして、第一車両に対して第二方向からの車両に注意する旨の警告を行う。つまり、右折待ちのため交差点で停止している第一車両に対して第二方向(交差点の左右方向)からの車両に注意する旨の警告が行われるため、従来よりも安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態に係る交通情報システムの構成を示す図である。
実施の形態に係る交通情報システムの各基地局の設置例を示す図である。
実施の形態に係る交通情報システムの各基地局が設置された片側1車線の道路で車両A、車両B、および車両Cが走行している様子を示す第一図である。
実施の形態に係る交通情報システムの各基地局が設置された片側1車線の道路で車両A、車両B、および車両Cが走行している様子を示す第二図である。
実施の形態に係る交通情報システムの各基地局が設置された片側1車線の道路で車両A、車両B、および車両Cが走行している様子を示す第三図である。
実施の形態に係る交通情報システムの制御フローの前段を示す図である。
実施の形態に係る交通情報システムの制御フローの後段を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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