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公開番号
2024120789
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2023027849
出願日
2023-02-25
発明の名称
一体型空気調和機
出願人
アイリスオーヤマ株式会社
代理人
個人
主分類
F24F
13/20 20060101AFI20240829BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】コンパクトな構成であって、スペース的に制限のある空間でも好適に使用可能な一体型空気調和装置の提供を目的とした。
【解決手段】一体型空気調和機1は、筐体2の内部に、圧縮機20、第一熱交換器26、及び第二熱交換器28を含んで構成され、第一熱交換器26及び第二熱交換器28のいずれか一方を蒸発器22、他方を凝縮器24とする冷凍サイクル50を収容したものである。筐体2には、筐体2の外側から内側に向けて空気を導入する第一吸気部10と、第一熱交換器26を通過して筐体2の内側から外側に向けて空気を吹き出す吹出部12と、第二熱交換器28を通過して筐体2の内側から外側に向けて排気として排出する排気部16とが設けられている。排気部16は、筐体2の上面2aに設けられた排気口16aと、排気を筐体2の背面側であって斜め上方側に向かうように案内する風向部16bとを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体の内部に、圧縮機、第一熱交換器、及び第二熱交換器を含んで構成され、前記第一熱交換器及び前記第二熱交換器のいずれか一方を蒸発器とし、他方を凝縮器とする冷凍サイクルを収容した一体型空気調和機であって、
前記筐体には、
前記筐体の外側から内側に向けて空気を導入する吸気部と、
前記第一熱交換器を通過して前記筐体の内側から外側に向けて空気を吹き出す吹出部と、
前記第二熱交換器を通過して前記筐体の内側から外側に向けて排気として排出する排気部と、
が設けられており、
前記排気部が、
前記筐体の上面に設けられた排気口と、
排気を前記筐体の背面側であって斜め上方側に向かうように案内する風向部と、
を備えていること、を特徴とする一体型空気調和機。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記筐体の内部には、
前記第二熱交換部を通過する気流を発生させる排気送風部と、
前記排気送風部と前記排気部との間に設けられた排気ダクト部と、
を有し、
前記排気ダクト部が、前記排気部に向かうに連れて前記筐体の背面側に向けて傾斜するように設けられていること、を特徴とする請求項1に記載の一体型空気調和機。
【請求項3】
前記風向部は、上端が前記筐体の上面と面一、あるいは前記上面よりも前記筐体の内側に位置する格子によって構成されていること、を特徴とする請求項1又は2に記載の一体型空気調和機。
【請求項4】
前記排気部が、前記筐体の上面において、前記筐体の左右方向一方側に偏在しており、
前記排気口に連通する排気通路を構成する排気アタッチメントを、前記排気部に対して着脱自在であること、を特徴とする請求項1又は2に記載の一体型空気調和機。
【請求項5】
前記排気アタッチメントが、前記排気部に対して係止可能な係止部を備えていること、を特徴とする請求項4に記載の一体型空気調和機。
【請求項6】
前記排気アタッチメントが、前記排気部への着脱操作時に把持可能な把持部を備えていること、を特徴とする請求項4に記載の一体型空気調和機。
【請求項7】
前記風向部が、間隙を開けて複数の桟部材を並列に設けて形成された格子を有し、
前記係止部が、
前記桟部材の下方において前記桟部材に対して交差する進入方向に進入させることにより、前記桟部材に対して係合する係合片と、
前記係合片とは反対方向に延びる離脱防止部と、
を有し、
前記係合片を複数の前記桟部材のうちの一つに対して係合させることにより、前記離脱防止部が、前記係合片が係合した前記桟部材、及び当該桟部材に対して前記係合片の前記進入方向とは逆方向に隣接する他の前記桟部材との間隙に嵌まり込むこと、を特徴とする請求項5に記載の一体型空気調和機。
【請求項8】
前記離脱防止部が、前記排気アタッチメントを前記係合片の前記進入方向とは反対方向へと移動させることにより前記桟部材に対して干渉する干渉部を有し、
前記干渉部が面取りされていること、を特徴とする請求項7に記載の一体型空気調和機。
【請求項9】
前記吹出部が、
前記筐体の前記上面に設けられた吹出口と、
前記吹出口から吹き出される空気の吹き出し方向を調整するルーバーと、を有し、
前記ルーバーが、
前記筐体の前記上面から突出することなく前記吹出口を閉塞する閉状態と、
前記筐体に対して揺動することにより、前記吹出口から吹き出される空気を前記筐体の正面側に向けて斜め上方から上方に案内する開状態と、
に切り替え可能であること、を特徴とする請求項1又は2に記載の一体型空気調和機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、一体型空気調和機に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、室内機及び室外機が分離されたセパレートタイプの空気調和装置(エアコンとも称する)と、熱交換器(蒸発器、凝縮器)を内蔵した一体型空気調和装置(スポットクーラとも称する)と、が知られている。後者の一体型空気調和装置は、部屋の間取り等の理由により、セパレートタイプの空気調和装置(エアコンとも称する)を取り付けできない場合や、手軽に、かつ、スポット的に冷風を当てたい場合などに利用されている。スポットクーラは、小能力の圧縮機を内蔵し、冷凍サイクルを応用したものとされている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-132799号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に開示されているような従来公知のスポットクーラの多くは、筐体に対して蛇腹状に形成されたダクトを接続した構成とされており、当該ダクトから冷風を吹き出し可能とされている。具体的には、特許文献1に開示されているスポットクーラは、径の太さの異なる2本のダクトを上面に備えると共に、2本のダクトの筒部が、それぞれ蛇腹状に形成されたものとされている。このようなスポットクーラは、例えば作業現場など比較的広いスペースを確保できる場所での使用を想定したものである。そのため、従来公知のスポットクーラは、キッチンや脱衣場などのスペース的に制限のある狭い空間で使用する場合に、吹き出しダクトが邪魔になるという課題があった。
【0005】
そこで本発明は、コンパクトな構成であって、スペース的に制限のある狭い空間においても好適に使用可能な一体型空気調和装置を提供することを目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一体型空気調和機は、筐体の内部に、圧縮機、第一熱交換器、及び第二熱交換器を含んで構成され、前記第一熱交換器及び前記第二熱交換器のいずれか一方を蒸発器とし、他方を凝縮器とする冷凍サイクルを収容したものであって、前記筐体には、前記筐体の外側から内側に向けて空気を導入する吸気部と、前記第一熱交換器を通過して前記筐体の内側から外側に向けて空気を吹き出す吹出部と、前記第二熱交換器を通過して前記筐体の内側から外側に向けて排気として排出する排気部と、が設けられており、前記排気部が、前記筐体の上面に設けられた排気口と、排気を前記筐体の背面側であって斜め上方側に向かうように案内する風向部と、を備えていること、を特徴とするものである。
【0007】
本発明の一体型空気調和機は、吸気部から筐体の内部に導入された空気を、冷凍サイクルを構成する第一熱交換器において熱交換して吹出部から吹き出すとともに、第二熱交換器において熱交換して排気部(排気口)から排出される排気を、風向部によって筐体の背面側かつ斜め上方側に向けて案内して排出することができる。そのため、本発明の一体型空気調和機は、従来技術のようにダクト等を設けなくても、排気を案内しつつ排出することができる。従って、本発明の一体型空気調和機は、キッチンや脱衣場等の狭い空間でも好適に使用できる。
【0008】
また、本発明の一体型空気調和機は、排気を筐体の背面側かつ斜め上方側に向けて案内して排出することができるため、排出直後の排気が吸気部に吸引されるのを抑制できる。これにより、本発明の一体型空気調和機は、吸気部において取り込まれる空気に排気が混じることによる空調効率の低下を抑制できる。特に、空気調和機の背面を壁に近づけて設置されていても排気が背面側から吸気部に吸引されるのを抑制でき、空気調和機の背面と壁との間隔を確保しづらい狭い空間では、空気調和機の背面を壁に近づけて設置しても好適に使用できるという利点がある。
【0009】
(2)本発明の一体型空気調和機は、前記筐体の内部に、前記第二熱交換部を通過する気流を発生させる排気送風部と、前記排気送風部と前記排気部との間に設けられた排気ダクト部と、を有し、前記排気ダクト部が、前記排気部に向かうに連れて前記筐体の背面側に向けて傾斜するように設けられているものであると良い。
【0010】
本発明の一体型空気調和機は、上記(2)のような構成とすることにより、第二熱交換部を通過して排出される排気が排気口を介して放出されるまでに、排気ダクト部において排気が斜めに案内される。これにより、本発明の一体型空気調和機は、風向部によって排気の向きを大きく変化させることなく、排気をスムーズに排出させることができる。従って、本発明の一体型空気調和機は、排気部において排気の通過に伴う風切音や振動等の発生を抑制し、静音性を向上できる。
(【0011】以降は省略されています)
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