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公開番号2024119613
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2023026639
出願日2023-02-22
発明の名称樹脂粒子、トナー、現像剤、現像剤収容容器、樹脂粒子の製造方法、画像形成装置、及び、画像形成方法
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 9/093 20060101AFI20240827BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】定着性と保存性、帯電性や環境安定性のいずれにも優れた環境に優しいトナーに適した樹脂粒子を提供すること。
【解決手段】少なくとも結着樹脂を含む樹脂粒子であって、前記樹脂粒子は、コア層と、シェル層と、からなるコアシェル構造を形成し、前記シェル層を構成する樹脂は少なくともスルホン酸塩基を含有し、前記結着樹脂はバイオマス由来樹脂及びリサイクル由来樹脂を含み、前記結着樹脂中における前記バイオマス由来樹脂の含有率(質量%)と前記リサイクル由来樹脂の含有率(質量%)とが下記関係式(1)を満たすことを特徴とする樹脂粒子。
リサイクル由来樹脂の含有率 > バイオマス由来樹脂の含有率・・・(1)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも結着樹脂を含む樹脂粒子であって、
前記樹脂粒子は、コア層と、シェル層と、からなるコアシェル構造を形成し、
前記シェル層を構成する樹脂は少なくともスルホン酸塩基を含有し、
前記結着樹脂はバイオマス由来樹脂及びリサイクル由来樹脂を含み、
前記結着樹脂中における前記バイオマス由来樹脂の含有率(質量%)と前記リサイクル 由来樹脂の含有率(質量%)とが下記関係式(1)を満たすことを特徴とする樹脂粒子。
リサイクル由来樹脂の含有率 > バイオマス由来樹脂の含有率・・・(1)
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記シェル層は、SP値が10(cal/cm


0.5
以上13(cal/cm


0.5
以下の範囲である、スルホン酸塩基を含有するポリエステル樹脂を含む、請求項1に記載の樹脂粒子。
【請求項3】
前記スルホン酸塩基を含有するポリエステル樹脂中の前記スルホン酸塩基の含有量が2mol%以上10mol%以下である、請求項2に記載の樹脂粒子。
【請求項4】
前記スルホン酸塩基を含有するポリエステル樹脂を5質量%以上40質量%以下含有する、請求項1に記載の樹脂粒子。
【請求項5】
前記結着樹脂中における前記リサイクル由来樹脂及び前記バイオマス由来樹脂の含有率が80質量%以上である、請求項1に記載の樹脂粒子。
【請求項6】
前記リサイクル由来樹脂がポリエチレンテレフタレート(PET)及び/又はポリブチレンテレフタレート(PBT)である、請求項1に記載の樹脂粒子。
【請求項7】
前記結着樹脂としてポリエステル樹脂を含む、請求項1に記載の樹脂粒子。
【請求項8】
前記ポリエステル樹脂として結晶性ポリエステル樹脂を含む、請求項1に記載の樹脂粒子。
【請求項9】
さらに、着色剤及び離型剤を含有する請求項1に記載の樹脂粒子。
【請求項10】
請求項9に記載の前記樹脂粒子に外添剤が添加されてなることを特徴とするトナー。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂粒子、トナー、現像剤、現像剤収容容器、樹脂粒子の製造方法、画像形成装置、及び、画像形成方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
カーボンニュートラルとは、一般的に有機物より構成されるバイオマス物質に関する定義として用いられる。このようなバイオマス物質を燃焼させると二酸化炭素が排出されるが、該二酸化炭素に含まれる炭素は、そのバイオマス物質が成長過程で光合成により大気中から吸収した二酸化炭素に由来する。そのため、バイオマス物質を使用しても全体として見れば大気中の二酸化炭素量を増加させていないと考えられる。このような性質をカーボンニュートラルと称する。
【0003】
従来より、トナーの構成材料、特に結着樹脂はほぼ化石資源に依存しており、トナー及びプリント画像が廃棄された際に生じる二酸化炭素は大気化され、地球温暖化などを招いているとされている。また、有限資源である化石資源から再生可能資源であるバイオマス資源への転換は、太陽エネルギーと水と二酸化炭素から生物が生成される点から持続的に再生可能な資源への転換であるともいえ、要望されている技術である。
【0004】
このような再生可能資源より得られるトナーの構成材料としてはカルナウバワックス、キャンデリラワックス等の離型剤などが挙げられる。これらは定着の際に離型機能を付与するためにトナーに配合されるものであり、その配合量は数質量%程度が一般的であるため、これだけでカーボンニュートラルを満足するには程遠い。
【0005】
また、近年、人口の増加に伴いエネルギーの使用が拡大し、資源の枯渇化に伴って、省資源・省エネルギー・資源のリサイクル等の必要性が重要視され始めている。PET(ポリエチレンテレフタレート)ボトルについても、各自治体がリサイクルを行い始めて、各種衣類や容器に利用され始めており、リサイクルPETの再利用を可能とする新規用途開発の要望も高い。そのような観点から、回収ポリエチレンテレフタレート原料として、トナー用結着樹脂を製造し、これを含有させたトナー(リサイクルトナー)が知られている。
【0006】
今日、トナーについてもバイオマス由来樹脂を使用して、環境対応性を高めながらトナーとしての機能を向上させることが強く求められている。特許文献1~6には、環境保護の観点から生分解性樹脂、リサイクル樹脂、バイオマス樹脂等を用いたトナーが提案されている。特許文献7~10には、帯電性能の向上の観点から、シェル層にスルホン酸を添加したトナーが提案されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来技術においては、環境対応性を高めることと、トナーとしての機能を向上させることとを両立させたトナーは得られていない。
本発明の目的は、定着性と保存性、帯電性や環境安定性のいずれにも優れた環境に優しいトナーに適した樹脂粒子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための本発明は以下に記載する通りのものである。
少なくとも結着樹脂を含む樹脂粒子であって、
前記樹脂粒子は、コア層と、シェル層と、からなるコアシェル構造を形成し、
前記シェル層を構成する樹脂は少なくともスルホン酸塩基を含有し、
前記結着樹脂はバイオマス由来樹脂及びリサイクル由来樹脂を含み、
前記結着樹脂中における前記バイオマス由来樹脂の含有率(質量%)と前記リサイクル由来樹脂の含有率(質量%)とが下記関係式(1)を満たすことを特徴とする樹脂粒子。
リサイクル由来樹脂の含有率 > バイオマス由来樹脂の含有率・・・(1)
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、定着性と保存性、帯電性や環境安定性のいずれにも優れた環境に優しいトナーに適した樹脂粒子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態の画像形成装置の一例を示す概略図である。
図2は、プロセスカートリッジの一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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