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公開番号2024115872
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-27
出願番号2023021749
出願日2023-02-15
発明の名称スプリング組付け用治具
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B25B 27/30 20060101AFI20240820BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】取付け箇所の如何に関わらず、良好な作業性を確保して効率よくトーションスプリングを組付け可能とする。
【解決手段】このスプリング組付け用治具1は、トーションスプリング2に弾性復元力が発生している状態で、トーションスプリング2のコイル部3から延びる一対のアーム部4a,4bを収容可能な二つの溝部12a,12bが設けられた第一の部材10と、第一の部材10に対して所定の向きに移動可能に構成され、移動により溝部12a,12bから一対のアーム部4a,4bを押出し可能な押出し部21a,21bが設けられた第二の部材20とを備える。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
トーションスプリングを他の部材に組付けるための治具であって、
前記トーションスプリングに弾性復元力が発生している状態で、前記トーションスプリングのコイル部から延びる一対のアーム部を収容可能な二つの溝部が設けられた第一の部材と、
前記第一の部材に対して所定の向きに移動可能に構成され、前記移動により前記溝部から前記一対のアーム部を押出し可能な押出し部が設けられた第二の部材とを備えることを特徴とするスプリング組付け用治具。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記第一の部材は、前記溝部よりも内側に前記コイル部を収容可能な収容部を有する請求項1に記載のスプリング組付け用治具。
【請求項3】
前記収容部の中央には、前記アーム部の押出し方向に突出する突出部が設けられ、
前記突出部は、前記第一の部材の先端よりも低く、かつ前記一対のアーム部の先端の一部が前記他の部材に設けられた二つの穴にそれぞれ嵌り合う高さに設定されている請求項2に記載のスプリング組付け用治具。
【請求項4】
前記第一の部材は柱状をなすと共に前記第二の部材は筒状をなし、前記第二の部材は前記第一の部材の外周に配置され前記第一の部材に対してその軸方向にスライド可能に構成されている請求項1~3の何れか一項に記載のスプリング組付け用治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スプリング組付け用治具に関し、特にトーションスプリングを組付けるための技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば自動車用トランスミッションの組立てラインにおいては、トランスミッションケースの所定位置にトーションスプリングを組付ける工程が設けられており、当該工程では、従来、作業者が手でトーションスプリングのコイル部から延びる一対のアーム部を広げた状態で上記ケースの所定位置にトーションスプリングを組付けていた。
【0003】
このように、従来の方法では、作業者が直接手でアーム部を把持して広げた状態でトーションスプリングを組付けていたため、直接手を入れてアーム部を広げられるだけの十分なスペースがない箇所にトーションスプリングを組付けることは非常に困難であった。
【0004】
ここで、特許文献1には、鋼線の長手方向中央側をコの字状に形成し、長手方向両側をハの字状に形成して先端側を拡開した形状のスプリングを保持しつつ変形させる機構と、上記スプリングの変形を規制する機構とを備えたスプリング装着治具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭62-107984号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の治具だと、スプリング装着治具としてペンチ形状を採用しているため、スプリングを変形させた状態を保持するためにはスプリングを変形保持した状態で握っておく必要がある。また、スプリングを装着する際には、スプリング先端部を挿入部に向けて手探りで挿入していく必要があるため、作業性が悪く、工数が増える問題があった。
【0007】
以上の事情に鑑み、本明細書では、取付け箇所の如何に関わらず、良好な作業性を確保して効率よくトーションスプリングを組付け可能とすることを、解決すべき技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題の解決は、本発明に係るスプリング組付け用治具によって達成される。すなわち、この組付け用治具は、トーションスプリングを他の部材に組付けるための治具であって、トーションスプリングに弾性復元力が発生している状態で、トーションスプリングのコイル部から延びる一対のアーム部を収容可能な二つの溝部が設けられた第一の部材と、第一の部材に対して所定の向きに移動可能に構成され、移動により溝部から一対のアーム部を押出し可能な押出し部が設けられた第二の部材とを備える点をもって特徴付けられる。
【0009】
このように、本発明に係るスプリング組付け用治具によれば、第一の部材に設けられた二つの溝部にトーションスプリングのコイル部から延びる一対のアーム部が収容される。この際、二つの溝部は、トーションスプリングの弾性復元力が発生している状態のアーム部を収容することができるので、弾性復元力により収容された一対のアーム部は互いにトーションスプリングの円周方向に近づく向きの力で溝部の側面にそれぞれ押し付けられる。この押し付け力に起因する摩擦力でアーム部が溝部に保持されるので、トーションスプリングを第一の部材に取付けた後は、トーションスプリングを落下させることなく保持ししたままで他の部材への組付け作業を行うことができる。また、本発明に係る組付け用治具によれば、溝部に保持された一対のアーム部を第二の部材の第一の部材に対する移動により押し出すことができる。よって、例えば第一の部材を把持してトーションスプリングを他の部材の所定箇所に導入した後、第二の部材を相対移動させることで、容易にかつ確実にトーションスプリングを第一の部材から離脱させると共にトーションスプリングを押込んで他の部材への組付けを完了させることが可能となる。また、この治具によれば、作業者は治具を把持してトーションスプリングを他の部材の所定箇所に導入するだけでよいので、従来のように手でトーションスプリングに張力を付与するためのスペースがない場合であっても、容易にかつ確実にトーションスプリングを組付けることが可能となる。
【0010】
また、本発明に係るスプリング組付け用治具において、第一の部材は、溝部よりも内側にコイル部を収容可能な収容部を有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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