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公開番号
2024114398
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-23
出願番号
2023020147
出願日
2023-02-13
発明の名称
水門開閉装置
出願人
西部電機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E02B
7/36 20060101AFI20240816BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】従来のカウンターウエイトを不要とする水門開閉装置を提供する。
【解決手段】一側で扉体11を支持する索状物12と、索状物12の一側を巻き上げて、最下位置に配されて水門を閉じている扉体11を上昇させ、水門を開く巻回手段13とを有する水門開閉装置10において、索状物12は、他端部が固定され、扉体11が最下位置に配された状態で垂れ下がる、他端部に連続した垂下領域を有し、垂下領域には、単位長さあたりの重量が索状物12の他の部位より大きい重量部22が設けられ、扉体11が最下位置に配された状態で、重量部22は、索状物12に沿って索状物12の扉体11の支持位置に近い側の一端が、垂下領域において最も低い位置に配された最下部35を基準にして索状物12の他端部とは反対側に位置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一側で扉体を支持する索状物と、前記索状物の一側を巻き上げて、最下位置に配されて水門を閉じている前記扉体を上昇させ、該水門を開く巻回手段とを有する水門開閉装置において、
前記索状物は、他端部が固定され、前記扉体が前記最下位置に配された状態で垂れ下がる、該他端部に連続した垂下領域を有し、該垂下領域には、単位長さあたりの重量が該索状物の他の部位より大きい重量部が設けられ、
前記扉体が前記最下位置に配された状態で、前記重量部は、前記索状物に沿って該索状物の前記扉体の支持位置に近い側の一端が、前記垂下領域において最も低い位置に配された最下部を基準にして該索状物の他端部とは反対側に位置することを特徴とする水門開閉装置。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
請求項1記載の水門開閉装置において、前記重量部は、前記扉体が前記最下位置に配された状態で、前記索状物に沿って該索状物の他端部に近い側の他端が前記一端より低い位置に配されることを特徴とする水門開閉装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載の水門開閉装置において、前記重量部は、複数のウエイト部材と、隣り合う前記ウエイト部材を連結するリンク部材とを具備し、前記各ウエイト部材は、前記リンク部材に回動可能に取り付けられていることを特徴とする水門開閉装置。
【請求項4】
請求項3記載の水門開閉装置において、前記各ウエイト部材は1又は複数の金属片によって構成されていることを特徴とする水門開閉装置。
【請求項5】
請求項4記載の水門開閉装置において、前記各ウエイト部材は複数の前記金属片によって構成されていることを特徴とする水門開閉装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水門の扉体を昇降する水門開閉装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
水路や河川等には、チェーンの巻き上げにより扉体を上昇させて水門を開き、チェーンの巻き下げにより扉体を下降させて水門を閉じる水門開閉装置が設置されている。チェーンにカウンターウエイトが取り付けられた水門開閉装置は、カウンターウエイトによって、チェーンの弛みが防止され、チェーンの巻き上げ巻き下げ時のチェーンの動作を安定させることができる(特許文献1参照)。更に、カウンターウエイトによって扉体の上昇が補助される。図4(A)、(B)に示すように、カウンターウエイト100は、チェーン101に吊り下げられた状態で、扉体102の上昇と共に下降し、扉体102の下降と共に上昇する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-065625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのため、カウンターウエイト100を設ける場合、カウンターウエイト100が昇降できるように鉛直方向に長いスペースを確保する必要があった。また、カウンターウエイト100の昇降を案内するガイド機構を設ける必要もあった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、従来のカウンターウエイトを不要とする水門開閉装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的に沿う本発明に係る水門開閉装置は、一側で扉体を支持する索状物と、前記索状物の一側を巻き上げて、最下位置に配されて水門を閉じている前記扉体を上昇させ、該水門を開く巻回手段とを有する水門開閉装置において、前記索状物は、他端部が固定され、前記扉体が前記最下位置に配された状態で垂れ下がる、該他端部に連続した垂下領域を有し、該垂下領域には、単位長さあたりの重量が該索状物の他の部位より大きい重量部が設けられ、前記扉体が前記最下位置に配された状態で、前記重量部は、前記索状物に沿って該索状物の前記扉体の支持位置に近い側の一端が、前記垂下領域において最も低い位置に配された最下部を基準にして該索状物の他端部とは反対側に位置する。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係る水門開閉装置において、索状物は、他端部が固定され、扉体が最下位置に配された状態で垂れ下がる、他端部に連続した垂下領域を有し、垂下領域には、単位長さあたりの重量が索状物の他の部位より大きい重量部が設けられ、扉体が最下位置に配された状態で、重量部は、索状物に沿って索状物の扉体の支持位置に近い側の一端が、垂下領域において最も低い位置に配された最下部を基準にして索状物の他端部とは反対側に位置するので、重量部がカウンターウエイトとして機能でき、従来のカウンターウエイトを不要にすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
(A)は本発明の一実施の形態に係る水門開閉装置が水門を閉じている様子を示す説明図であり、(B)は同水門開閉装置が水門を全開にしている様子を示す説明図である。
(A)、(B)はそれぞれ、同水門開閉装置の索状物の説明図である。
同水門開閉装置の索状物の説明図である。
(A)、(B)はそれぞれ、従来の水門開閉装置の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1(A)、(B)に示すように、本発明の一実施の形態に係る水門開閉装置10は、一側で扉体11を支持する索状物12と、索状物12の一側を巻き上げて、最下位置に配されて水門を閉じている扉体11を上昇させ、水門を開く巻回手段13とを有する装置である。以下、詳細に説明する。
【0009】
水門開閉装置10は、図1(A)に示すように、基礎体14に載置された筺体15を具備している。筺体15には、モータ16と、モータ16の回転力を図示しないギア等を介して与えられて回転駆動するスプロケット17とが取り付けられている。本実施の形態において、巻回手段13はモータ16及びスプロケット17等によって構成されている。
索状物12は、一端部に扉体11が連結され、一側がスプロケット17に掛けられ、他端部が固定具18によって基礎体14に固定されている。
【0010】
基礎体14には、スプロケット19、20が回転自在に取り付けられ、索状物12はスプロケット17に掛けられた箇所から他端部までスプロケット19、20によって順にガイドされている。
索状物12は、図1(A)、図2(A)、(B)に示すように、一端に扉体11が連結され、スプロケット17、19、20に掛けられた係止部21と、係止部21の他端に一端が連結された重量部22と、重量部22の他端に一端が連結され、他端が固定具18によって基礎体14に固定された固定側連結部23を有している。よって、係止部21、重量部22及び固定側連結部23は直列に配されている。
(【0011】以降は省略されています)
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