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公開番号2024113630
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-22
出願番号2023032283
出願日2023-02-09
発明の名称中腰用アシストスーツ
出願人株式会社AKプランツ
代理人
主分類B25J 11/00 20060101AFI20240815BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】従来より、アシストスーツは種々提案されているが、例えば、特許文献1に示すものにあっては、重量のある電動のアクチュエーター等を用いており、重量が重くなり、使い勝手が悪いという問題点があった。
【解決手段】前記アシスト装置に設けたゴム部材が前記利用者の前屈時に張力と反力が発生することで前記利用者の身体をバランス良く保持固定して前記利用者の腰の曲げ伸ばしをアシストすることで従来の問題点を解決している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
利用者の腰部に装着される第1装着具と、前記利用者の脚部に装着される第2装着具と、前記第1装着具と前記第2装着具とを連結する第1ベルトと、前記第1装着具と前記第1ベルトとの間に介在されるアシスト装置とを備え、前記アシスト装置は前記利用者の腰部と脚部を支点として前記利用者が前屈した時に引っ張られて張力を発生して前記張力により身体を保持し、前記利用者が立ち上がった時に前記張力に対して反力が与えられて前記利用者の腰の曲げ伸ばしをアシストするゴム部材が設けられていることを特徴とするアシストスーツ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
利用者の腰部に装着される第1装着具と、前記利用者の脚部に装着される第2装着具と、前記利用者の肩部に装着される第3装着具と、前記第1装着部と前記第2装着部とを連結する第1ベルトと、前記第2装着部と前記第3装着部とを連結する第2ベルトと、前記第1装着部と前記第1ベルトとの間に介在されるアシスト装置とを備え、前記アシスト装置は前記利用者の腰部と脚部を支点として前記利用者が前屈した時に引っ張られて張力を発生し、前記利用者が立ち上がった時に前記張力に対して反力が与えられて前記利用者の腰の曲げ伸ばしをアシストするゴム部材が設けられていることを特徴とするアシストスーツ。
【請求項3】
前記第3装着具は、前記第2ベルトが接続される第2ベルト接続部と、第2ベルト接続部から分岐されて前記利用者の肩部に当接する対となった肩部当接部と、前記肩部当接部からそれぞれ下方に延出される胸当接部と、前記胸当接部と前記第1装着具とを連結する第3ベルトとを備え、前記第3ベルトは、前記利用者が前屈した時に引っ張られて張力が発生して前記張力により身体を保持するとともに、その時に作業高さに応じて前記胸ベルトを締めて前記第3ベルトを短くすると前屈しづらく高い位置で身体を保持し、前記第3ベルトを緩めて前記第3ベルトを長くすると前屈し易く低い位置で身体を保持するものである請求項2に記載のアシストスーツ。
【請求項4】
前記アシスト装置は、箱状のケースと、前記ケース内に収納されるゴム部材と、前記ゴム部材の一端を保持し前記ケース内に収納される略U字状の保持具と、前記保持具の自由端が突出する前記ケースに形成された開口部と、前記ケースの開口部から突出した前記保持具の自由端が前記ケース内に落ちるのを防止するプレートとからなり、前記開口部は前記ゴム部材の移動に追従して前記保持具が前記開口部の側壁に緩衝しないように径大に形成されている請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載のアシストスーツ。
【請求項5】
前記第3装着具は、前記第2ベルトが接続される第2ベルト接続部と、第2ベルト接続部から分岐されて前記利用者の肩部に当接する対となった肩部当接部と、前記肩部当接部からそれぞれ下方に延出される胸当接部と、前記胸当接部と前記第1装着具とを連結する第3ベルト接続部とを備え、前記第3ベルトを緩めることで、前記アシストスーツを前記利用者が装着したまま移動や椅子に座ることが出来るように前記第3ベルトのそれぞれにベルト弛張手段を設けている請求項2又は請求項3のいずれか1項に記載のアシストスーツ。
【請求項6】
前記第1装着具にはアシスト装置の張力と反力が生じる時の伸縮を吸収する伸縮性を有する腰ベルトが設けられている請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載のアシストスーツ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、中腰用アシストスーツに関するものである。
続きを表示(約 4,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、中腰用アシストスーツは種々提案されているが、例えば、特許文献1に示すものにあっては、重量のある電動のアクチュエーター等を用いており、重量が重くなり、使い勝手が悪いという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-171877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであり、軽量のアシストスーツを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明のアシストスーツは、利用者の腰部に装着される第1装着具と、前記利用者の脚部に装着される第2装着具と、前記第1装着具と前記第2装着具とを連結する第1ベルトと、前記第1装着具と前記第1ベルトとの間に介在されるアシスト装置とを備え、前記アシスト装置は前記利用者の腰部と脚部を支点として前記利用者が前屈した時に引っ張られて張力を発生して前記張力により身体を保持し、前記利用者が立ち上がった時に前記張力に対して反力が与えられて前記利用者の腰の曲げ伸ばしをアシストするゴム部材が設けられていることを特徴とする。
又、本発明のアシストスーツにあっては、利用者の腰部に装着される第1装着具と、前記利用者の脚部に装着される第2装着具と、前記利用者の肩部に装着される第3装着具と、前記第1装着部と前記第2装着部とを連結する第1ベルトと、前記第2装着部と前記第3装着部とを連結する第2ベルトと、前記第1装着部と前記第1ベルトとの間に介在されるアシスト装置とを備え、前記アシスト装置は前記利用者の腰部と脚部を支点として前記利用者が前屈した時に引っ張られて張力を発生し、前記利用者が立ち上がった時に前記張力に対して反力が与えられて前記利用者の腰の曲げ伸ばしをアシストするゴム部材が設けられていることを特徴とする。
又、本発明のアシストスーツにあっては、前記第3装着具は、前記第2ベルトが接続される第2ベルト接続部と、第2ベルト接続部から分岐されて前記利用者の肩部に当接する対となった肩部当接部と、前記肩部当接部からそれぞれ下方に延出される胸当接部と、前記胸当接部と前記第1装着具とを連結する第3ベルトとを備え、前記第3ベルトは、前記利用者が前屈した時に引っ張られて張力が発生して前記張力により身体を保持するとともに、その時に作業高さに応じて前記胸ベルトを締めて前記第3ベルトを短くすると前屈しづらく高い位置で身体を保持し、前記第3ベルトを緩めて前記第3ベルトを長くすると前屈し易く低い位置で身体を保持するものであるのが望ましい。
又、本発明のアシストスーツにあっては、前記アシスト装置は、箱状のケースと、前記ケース内に収納されるゴム部材と、前記ゴム部材の一端を保持し前記ケース内に収納される略U字状の保持具と、前記保持具の自由端が突出する前記ケースに形成された開口部と、前記ケースの開口部から突出した前記保持具の自由端が前記ケース内に落ちるのを防止するプレートとからなり、前記開口部は前記ゴム部材の移動に追従して前記保持具が前記開口部の側壁に緩衝しないように径大に形成されているのが望ましい。
又、本発明のアシストスーツにあっては、前記第3装着具は、前記第2ベルトが接続される第2ベルト接続部と、第2ベルト接続部から分岐されて前記利用者の肩部に当接する対となった肩部当接部と、前記肩部当接部からそれぞれ下方に延出される胸当接部と、前記胸当接部と前記第1装着具とを連結する第3ベルト接続部とを備え、前記第3ベルトを緩めることで、前記アシストスーツを前記利用者が装着したまま移動や椅子に座ることが出来るように前記第3ベルトのそれぞれにベルト弛張手段を設けているのが望ましい。又、本発明のアシストスーツにあっては、前記第1装着具にはアシスト装置の張力と反力が生じる時の伸縮を吸収する伸縮性を有する腰ベルトが設けられているのが望ましい。
【発明の効果】
【0006】
本発明のアシストスーツは、利用者の腰部に装着される第1装着具と、前記利用者の脚部に装着される第2装着具と、前記第1装着具と前記第2装着具とを連結する第1ベルトと、前記第1装着具と前記第1ベルトとの間に介在されるアシスト装置とを備え、前記アシスト装置は前記利用者の腰部と脚部を支点として前記利用者が前屈した時に引っ張られて張力を発生して前記張力により身体を保持し、前記利用者が立ち上がった時に前記張力に対して反力が与えられて前記利用者の腰の曲げ伸ばしをアシストするゴム部材が設けられていることを特徴とするものであるから、前記利用者が前屈すると負荷を発生して設定した前屈量を超えての前屈を防止し、前屈作業時の腰の負担を軽減することができるとともに、アシスト装置が軽量であるので例え長時間装着していても疲労感が少ないという効果がある。
又、請求項2のように、利用者の腰部に装着される第1装着具と、前記利用者の脚部に装着される第2装着具と、前記利用者の肩部に装着される第3装着具と、前記第1装着部と前記第2装着部とを連結する第1ベルトと、前記第2装着部と前記第3装着部とを連結する第2ベルトと、前記第1装着部と前記第1ベルトとの間に介在されるアシスト装置とを備え、前記アシスト装置は前記利用者の腰部と脚部を支点として前記利用者が前屈した時に引っ張られて張力を発生し、前記利用者が立ち上がった時に前記張力に対して反力が与えられて前記利用者の腰の曲げ伸ばしをアシストするゴム部材が設けられていることを特徴とするものであるから、前記利用者が前屈すると負荷を発生して設定した前屈量を超えての前屈を防止し、前屈作業時の腰の負担を軽減することができるとともに、アシスト装置が軽量であるので例え長時間装着していても疲労感が少ないという効果がある。又、請求項3のように、前記第3装着具は、前記第2ベルトが接続される第2ベルト接続部と、第2ベルト接続部から分岐されて前記利用者の肩部に当接する対となった肩部当接部と、前記肩部当接部からそれぞれ下方に延出される胸当接部と、前記胸当接部と前記第1装着具とを連結する第3ベルトとを備え、前記第3ベルトは、前記利用者が前屈した時に引っ張られて張力が発生して前記張力により身体を保持するとともに、その時に作業高さに応じて前記胸ベルトを締めて前記第3ベルトを短くすると前屈しづらく高い位置で身体を保持し、前記第3ベルトを緩めて前記第3ベルトを長くすると前屈し易く低い位置で身体を保持するものであるから、このブレーキ作用が発生していることで身体をバランス良く保持くれるという効果があり、このブレーキ作用によりあらゆる前屈作業に適したアシストスーツを提供できるという効果がある。前屈時には張力により身体と荷物をバランスよく保持してくれるのでゆっくりと前傾になりそれにより利用者の腰を守ってくれるのであり、又、身体を起そうとすれば反力が発生しているので楽に体を起こすことが出来るのである。
又、請求項4のように、前記アシスト装置は、箱状のケースと、前記ケース内に収納されるゴム部材と、前記ゴム部材の一端を保持し前記ケース内に収納される略U字状の保持具と、前記保持具の自由端が突出する前記ケースに形成された開口部と、前記ケースの開口部から突出した前記保持具の自由端が前記ケース内に落ちるのを防止するプレートとからなり、前記開口部は前記ゴム部材の移動に追従して前記保持具が前記開口部の側壁に緩衝しないように径大に形成されているものであるから、前記アシスト装置は、スムーズに動くので利用者への負担が軽減されるという効果がある。
又、請求項5のように、前記第3装着具は、前記第2ベルトが接続される第2ベルト接続部と、第2ベルト接続部から分岐されて前記利用者の肩部に当接する対となった肩部当接部と、前記肩部当接部からそれぞれ下方に延出される胸当接部と、前記胸当接部と前記第1装着具とを連結する第3ベルト接続部とを備え、前記第3ベルトを緩めることで、前記アシストスーツを前記利用者が装着したまま移動や椅子に座ることが出来るように前記第3ベルトのそれぞれにベルト弛張手段を設けているものであるから、ストレスなく作業が出来るという効果がある。
又、請求項6のように、前記第1装着具にはアシスト装置の張力と反力が生じる時の伸縮を吸収する伸縮性を有する腰ベルトが設けられているので、腰痛サポータの役割もするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本発明のアシストスーツの正面図。
図2は、本発明のアシストスーツのアシスト装置の正面図。
図3は、本発明のアシストスーツのアシスト装置部の断面図。
図4は、本発明の第1実施例におけるアシストスーツの使用状態を示す概略図。
図5は、ゴム部材の引張強度を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下本発明を実施するための形態について、図1乃至図4及び表1を参照して説明する。
【実施例】
【0009】
アシストスーツ1は、利用者の腰部に装着される第1装着具2と、利用者の脚部に装着される第2装着具3と、第1装着具2と第2装着具3とを連結する第1ベルト4と、第1装着具2と第1ベルト4との間に介在されるアシスト装置5とを備え、アシスト装置5は利用者の腰部と脚部を支点として利用者が前屈した時に引っ張られて張力を発生し、利用者が立ち上がった時に張力に対して反力が与えられて利用者の腰の曲げ伸ばしをアシストするゴム部材6が設けられている。
【0010】
アシストスーツ1の第2の実施例では、利用者の腰部に装着される第1装着具2と、利用者の脚部に装着される第2装着具3と、利用者の肩部に装着される第3装着具7と、第1装着部2と第2装着部3とを連結する第1ベルト4と、第2装着部3と第3装着部7とを連結する第2ベルト8と、第1装着部2と第1ベルト4との間に介在されるアシスト装置5とを備え、アシスト装置5は利用者の肩部と脚部を支点としてアシスト装置5に設けたゴム部材6が利用者の前屈時に張力と反力が発生することで利用者の身体をバランス良く保持固定して利用者の腰の曲げ伸ばしをアシストするようになっている。第1装着具2と、第2装着具3は、面状ファスナーが設けられており、面状ファスナーで固定できるようになっている。
(【0011】以降は省略されています)

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