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公開番号
2024113451
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-22
出願番号
2023018443
出願日
2023-02-09
発明の名称
発酵装置及びメタンガス製造方法
出願人
極東開発工業株式会社
代理人
個人
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20240815BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】発酵原料を効率よく温調することができる発酵装置を提供することを課題とする。
【解決手段】発酵槽2を有し、当該発酵槽2内で発酵原料を発酵させる発酵装置であり、発酵槽2の外部に破砕装置20と加温装置22を有し、発酵槽2から抜き出された発酵原料を破砕装置20で破砕し、破砕後の発酵原料を加温装置22に送り出して加温した後、発酵槽2に戻すことが可能である発酵装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
発酵槽を有し、当該発酵槽内で発酵原料を発酵させる発酵装置において、
前記発酵槽の外部に破砕装置と加温装置を有し、前記発酵槽から抜き出された前記発酵原料を前記破砕装置で破砕し、破砕後の前記発酵原料を前記加温装置に送り出して加温した後、前記発酵槽に戻すことが可能であることを特徴とする発酵装置。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記発酵槽と前記破砕装置の間を接続する発酵槽・破砕装置間配管と、前記破砕装置と前記加温装置の間を接続する破砕装置・加温装置間配管と、前記加温装置と前記発酵槽の間を接続する加温装置・発酵槽間配管を有することを特徴とする請求項1に記載の発酵装置。
【請求項3】
新規の発酵原料を前記破砕装置で破砕して破砕後の前記発酵原料を前記加温装置に送り出すことも可能であることを特徴とする請求項1に記載の発酵装置。
【請求項4】
発酵槽内で発酵原料を発酵させてメタンガスを製造するメタンガスの製造方法において、
前記発酵槽から発酵原料を抜き出して破砕装置で破砕し、破砕後の前記発酵原料を加温装置で昇温して前記発酵槽に戻すことによって発酵槽内の発酵原料の温度を調節し、メタンガスを発生させることを特徴とするメタンガス製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、藁や家畜の糞尿、或いは生ごみ等を発酵原料とする発酵装置及びメタンガス製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
藁や家畜の糞尿、或いは生ごみ等を有効利用する方策の一つとして、嫌気性消化法(メタンガス発酵)によってメタンガスを発生させ、当該メタンガスを収集して利用することが提案されている。
即ち藁や家畜の糞尿等を原料として嫌気性菌により発酵させ、メタンガスを発生させて発電等に供する。
【0003】
藁や家畜の糞尿等を効率的に発酵させるには、発酵槽内の発酵原料を嫌気性菌の生育に適する温度に保つことが必要である。
発酵槽内の温度を至適温度に保つ方策として、発酵槽の内壁に温調配管を張り巡らせ、当該温調配管に温水を流すことによって発酵原料を加温する方策が知られている。
【0004】
しかしながら、前記した内面に温調配管が張り巡らされた構造の発酵槽は、温調効率が悪いという問題があった。
即ち、発酵原料は、藁や土砂等の固形物が含まれている。これに対して前記した構造の発酵槽は、内壁に配管が敷設されているため、発酵槽の内面に段があり、当該段に固形物が挟まって温調配管の周囲を覆ってしまう。その結果、温調配管と発酵原料との接触が固形物によって阻害され、発酵原料の加温が円滑に行われない。
そのため厳寒期に発酵槽の温度を目標温度に保持できない場合があった。
またこの構造の発酵装置は、加温部が発酵槽内にあるため、メンテナンスは発酵槽の運転を停止して行わねばならず、発酵装置を長期間に渡って停止しなければならないという問題もある。
【0005】
この問題を解決することができる発酵装置として、発酵槽の外部に加温装置を設け、発酵槽内の発酵原料を抜き出して加温装置で昇温し、昇温後の発酵原料を発酵槽に戻すことによって発酵原料を温調する構造の発酵装置がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-186743号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、発酵槽内の発酵原料を抜き出して加温装置で昇温する構造の発酵装置は、発酵原料が加温装置に詰まってしまうという問題があった。
本発明は、上記した問題に注目し、発酵原料の詰まりを抑制し、発酵原料を効率よく温調することができる発酵装置を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するための態様は、発酵槽を有し、当該発酵槽内で発酵原料を発酵させる発酵装置において、前記発酵槽の外部に破砕装置と加温装置を有し、前記発酵槽から抜き出された前記発酵原料を前記破砕装置で破砕し、破砕後の前記発酵原料を前記加温装置に送り出して加温した後、前記発酵槽に戻すことが可能であることを特徴とする発酵装置である。
【0009】
本態様の発酵装置は、破砕装置を有し、発酵槽から抜き出された発酵原料を破砕装置で破砕し、破砕後の前記発酵原料を加温装置に送り出して加温する。そのため加温装置に送られる発酵原料は細かく破砕されており、加温装置に発酵原料が詰まりにくい。
【0010】
上記した態様において、前記発酵槽と前記破砕装置の間を接続する発酵槽・破砕装置間配管と、前記破砕装置と前記加温装置の間を接続する破砕装置・加温装置間配管と、前記加温装置と前記発酵槽の間を接続する加温装置・発酵槽間配管を有することが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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