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公開番号2024113410
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-22
出願番号2023018373
出願日2023-02-09
発明の名称除湿装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類B01D 53/26 20060101AFI20240815BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】衣類乾燥運転中に、換気機能を有する機器と連携して部屋の湿度環境を改善することで衣類を乾燥する時間を短縮する。
【解決手段】吸込口2と吹出口3とを有する本体ケース1と、本体ケース1内に設けられ所定空間内の乾燥対象物に対する乾燥を行う除湿部140と、吸込口2から吸い込んだ空気を、除湿部140の一部を介して吹出口3へ送風する送風部150と、所定空間内の温度である空間内温度と所定空間内の湿度である空間内湿度を取得する空間内温湿度取得部101と、取得した空間内温度と空間内湿度に応じて除湿部140と送風部150を制御することにより乾燥運転を行う制御部120と、所定空間の換気をおこなう換気機能を有する機器と連携するための換気機器連携部160とを備え、乾燥運転の開始のタイミングにおいて換気機能を有する機器と連携運転することで部屋の湿度環境を改善する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
吸込口と吹出口とを有する本体ケースと、
前記本体ケース内に設けられ所定空間内の乾燥対象物に対する乾燥を行う除湿部と、
前記吸込口から吸い込んだ空気を、前記除湿部の一部を介して前記吹出口へ送風する送風部と、
前記所定空間内の温度である空間内温度と前記所定空間内の湿度である空間内湿度を取得する空間内温湿度取得部と、
前記空間内温湿度取得部で取得した前記空間内温度と前記空間内湿度に応じて前記除湿部と前記送風部を制御することにより乾燥運転を行う制御部と、
前記所定空間の換気をおこなう換気機能を有する機器と連携するための換気機器連携部と、を備え、
前記換気機器連携部は、前記乾燥運転の開始のタイミングにおいて前記換気機能を有する機器と連携運転できる除湿装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記換気機能を有する機器との連携レベルを設定する連携レベル設定部をさらに備え、前記連携レベル設定部は、
前記乾燥運転の開始のタイミングにおいて前記空間内温湿度取得部により取得された開始時空間内温度と開始時空間内湿度と、をもとに、
前記連携レベルを設定し、前記換気機器連携部が前記換気機能を有する機器と連携運転する請求項1に記載の除湿装置。
【請求項3】
前記所定空間が存在する地域における屋外の気象情報を取得する気象情報取得部をさらに備え、
前記連携レベル設定部は、さらに、前記気象情報取得部により取得された、前記乾燥運転の開始のタイミングにおける前記気象情報である開始時気象情報と、をもとに、
前記連携レベルを設定し、前記換気機器連携部が前記換気機能を有する機器と連携運転する請求項2に記載の除湿装置。
【請求項4】
前記連携レベル設定部は、
さらに、前記気象情報取得部により取得された、前記乾燥運転の開始から第1時間経過したタイミングにおける前記気象情報を予想した予想気象情報と、をもとに、
前記連携レベルを設定し、前記換気機器連携部が前記換気機能を有する機器と連携運転する請求項3に記載の除湿装置。
【請求項5】
前記所定空間内に冷媒が漏れた時に冷媒漏れを検知するガス漏れセンサー部をさらに備え、
前記ガス漏れセンサー部からのガス漏れ検知の情報をもとに、
前記換気機器連携部が前記換気機能を有する機器と連携運転する請求項1~4に記載の除湿装置。
【請求項6】
前記所定空間内の二酸化炭素濃度を測定する二酸化炭素濃度センサー部をさらに備え、前記二酸化炭素濃度センサー部からの濃度の情報をもとに、
前記換気機器連携部が前記換気機能を有する機器と連携運転する請求項1~5に記載の除湿装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば衣類乾燥用として用いられる除湿装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の除湿装置は、吸気口と吹出口とを有する本体ケースと、本体ケース内に設けられ空気を除湿する除湿部と、吸気口から吸い込んだ空気を、除湿部の一部を介して吹出口へ送風する送風部と、を有している。除湿装置は、除湿部と送風部によって、乾燥した空気を洗濯後の衣類に送風し、衣類を乾燥させる。すなわち、室内空気を除湿部で乾燥空気とし、この乾燥空気を洗濯後の衣類に向けて送風する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-165939号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
除湿装置は、衣類が乾燥するまで除湿と送風を実行し、衣類が乾燥すると除湿と送風を停止する。衣類の乾燥は除湿装置において推定し制御されているが、部屋の湿度環境については成り行きで制御されていないという課題があった。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、衣類を乾燥する運転中に、換気機能を有する機器と連携して部屋の湿度環境を改善することで衣類を乾燥する時間を短縮することができる除湿装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、吸込口と吹出口とを有する本体ケースと、前記本体ケース内に設けられ所定空間内の乾燥対象物に対する乾燥を行う除湿部と、前記吸込口から吸い込んだ空気を、前記除湿部の一部を介して前記吹出口へ送風する送風部と、前記所定空間内の温度である空間内温度と前記所定空間内の湿度である空間内湿度を取得する空間内温湿度取得部と、前記空間内温湿度取得部で取得した前記空間内温度と前記空間内湿度に応じて前記除湿部と前記送風部を制御することにより乾燥運転を行う制御部と、前記所定空間の換気をおこなう換気機能を有する機器と連携するための換気機器連携部とを備える。前記換気機器連携部は、前記乾燥運転の開始のタイミングにおいて前記換気機能を有する機器と連携運転することで部屋の湿度環境を改善する。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、衣類を乾燥する運転中に、換気機能を有する機器と連携して、部屋の湿度環境を改善することで衣類を乾燥する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例に係る除湿装置の外観を示す斜視図である。
図1の除湿装置の機能ブロックの基本構成を示す図である。
図2の除湿装置による除湿手順を示すフローチャートである。
図1の除湿装置の機能ブロックの構成を示す図である。
図1の除湿装置による第2例の換気機器連携手順を示すフローチャートである。
図4の記憶部に記憶される第2例のテーブルを示す図である。
図7(a)-(c)は、図4の記憶部に記憶される第3例のテーブルを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に説明する実施例は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示す。よって、以下の実施例で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、並びに、ステップ(工程)およびステップの順序などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。したがって、以下の実施例における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。以下では、実施例を、(1)基本動作、(2)構成、(3)第1例、(4)第2例、(5)第3例の順に説明する。
(1)基本動作
図1は、除湿装置1000の外観を示す斜視図である。除湿装置1000は、箱型の本体ケース1を有する。この本体ケース1の上部には吹出口3が配置され、本体背面には、吸込口2が配置される。吹出口3は、格子状に配置された多数の桟3aを有する。この多数の桟3aによって、吹出口3の上方に干した洗濯物が吹出口3から入ることが防止される。本体ケース1の上面には、1以上のスイッチを備えた操作表示部4が配置される。
(【0011】以降は省略されています)

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