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公開番号
2024110184
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-15
出願番号
2023014609
出願日
2023-02-02
発明の名称
作業装置
出願人
株式会社FUJI
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H05K
13/04 20060101AFI20240807BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】放熱性能に優れた作業装置を提供する。
【解決手段】作業装置11は、機台2、吸気用開口34と排気用開口36とを有するカバー3、固定子7に沿って移動する可動子8を有するリニアモータ56、作業実施部9を備える。可動子8は、放熱部65、ダクト66、送風機67を有する。放熱部65は、可動子8及び作業実施部9の構成部材が発生する熱をエアに放散する。ダクト66は、放熱部65を覆うとともに、吸気用開口34に対応して開口する吸気口74、排気用開口36に対応して開口する排気口76と、を有する。送風機67は、吸気口74から排気口76にエアを流す。吸気口74は、可動子8の移動方向に沿って延びる一対の開口縁E1、E2を有する。吸気口74は、一対の開口縁E1、E2の少なくとも一方に、吸気用開口34から供給されるエアをダクト66内に案内する案内片81、82が突設されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
機台と、
前記機台との間に作業空間を形成し、前記作業空間にエアを供給する吸気用開口と、前記作業空間から前記エアを排出する排気用開口と、を有するカバーと、
前記作業空間に配置され、固定子と、前記固定子に沿って移動する可動子と、を有するリニアモータと、
前記可動子に設けられ、所定の作業を実施する作業実施部と、
を備え、
前記可動子は、
前記可動子及び前記作業実施部の少なくとも一方を構成する構成部材が発生する熱を前記エアに放散する放熱部と、
前記放熱部を覆うとともに、前記吸気用開口に対応して開口する吸気口と、前記排気用開口に対応して開口する排気口と、を有するダクトと、
前記吸気口から前記排気口に前記エアを流す送風機と、を有しており、
前記吸気口は、前記可動子の移動方向に沿って延びる一対の開口縁を有するとともに、前記一対の開口縁の少なくとも一方に、前記吸気用開口から供給される前記エアを前記ダクト内に案内する案内片が突設されている、
作業装置。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記一対の開口縁の両方にそれぞれ前記案内片が突設されている、請求項1に記載の作業装置。
【請求項3】
前記一対の開口縁は、前記吸気用開口からの水平方向の距離が相対的に近い第1開口縁と、前記吸気用開口からの水平方向の距離が相対的に遠い第2開口縁とであり、
前記第1開口縁には、略水平方向に延びる第1案内片が突設され、
前記第2開口縁には、略垂直方向に延びる第2案内片が突設され、
前記第1案内片及び前記第2案内片は、前記吸気口に前記エアを導入するエア導入部を構成する、請求項2に記載の作業装置。
【請求項4】
前記第1案内片及び前記第2案内片によって構成される前記エア導入部は、前記吸気口の内方から外方に向かって拡がる断面形状を有する、請求項3に記載の作業装置。
【請求項5】
前記エア導入部は、内面が湾曲したベルマウス状の断面形状を有する、請求項4に記載の作業装置。
【請求項6】
前記作業装置は、部品実装機であり、
前記作業実施部は、前記可動子に設けられ、基板に対して電子部品を実装する作業を実施する実装ヘッドであり、
前記リニアモータは、前記実装ヘッドを駆動するXYロボットの一部を構成する、請求項1~5のいずれかに記載の作業装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、リニアモータによって移動する作業実施部を備えた作業装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、回路基板を生産するときの諸作業を実施する装置として、部品実装機などの作業装置が知られている。一般的に部品実装機は、基板搬送部、部品供給部、部品移載部等を備える。部品移載部は、吸着ノズルを保持する装着ヘッド及び装着ヘッドを駆動するヘッド駆動機構などにより構成されている。ヘッド駆動機構は、固定子及び可動子を有するリニアモータを用いて構成されている。可動子には、所定の作業を実施する作業実施部としての装着ヘッドが設けられている。
【0003】
この種の部品実装機では、リニアモータのコイルの温度上昇を抑える必要がある。このため、例えば、国際公開公報WO2019/058546号には、コイルに放熱部を密着させ、放熱部を送風機の風で空冷する構成を備えた部品実装機が開示されている。この部品実装機では、カバー内の作業空間にダクトが配置され、そのダクトが放熱部を覆っている。カバーは、吸気用開口と排気用開口とを有している。ダクトは、吸気用開口を向くように開口する吸気口と、排気用開口を向くように開口する排気口と、を有している。そして、送風機が吸気口から排気口にエアを圧送することにより、放熱部が空冷される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/058546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来のこの種の作業装置では、冷却に用いられて温度が上昇したエア(即ち廃熱を含む温風)を再び取り込まないように、カバーには吸気用開口と排気用開口とが別々に設けられている。そして、ダクトは、自身が吐き出した温風の吸い込みを極力避けるような風の流れとなるように設計されている。
【0006】
一般的に、送風機の風量を上げると、コイル上昇温度を下げることができる。また、送風機の風量を上げるには、ダクトの吸気口やダクト内の放熱部での圧力損失を低減させることが有効であり、とりわけ吸気口を広くして開口面積を大きくすることが有効と考えられる。しかしながら、吸気口を広くするとカバー内の温風を吸い込むリスクが高くなり、コイル冷却能力を低下させることになる。
【0007】
そこで本明細書は、放熱性能に優れた作業装置を提供するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書は、機台と、カバーと、リニアモータと、作業実施部と、を備える作業装置を開示する。カバーは、機台との間に作業空間を形成し、作業空間にエアを供給する吸気用開口と、作業空間からエアを排出する排気用開口と、を有する。リニアモータは、作業空間に配置され、固定子と、固定子に沿って移動する可動子と、を有する。作業実施部は、可動子に設けられ、所定の作業を実施する。可動子は、放熱部と、ダクトと、送風機とを有する。放熱部は、可動子及び作業実施部の少なくとも一方を構成する構成部材が発生する熱をエアに放散する。ダクトは、放熱部を覆うとともに、吸気用開口に対応して開口する吸気口と、排気用開口に対応して開口する排気口と、を有する。送風機は、吸気口から排気口にエアを流す。吸気口は、可動子の移動方向に沿って延びる一対の開口縁を有する。吸気口は、一対の開口縁の少なくとも一方に、吸気用開口から供給されるエアをダクト内に案内する案内片が突設されている。従って、この構成によると、吸気口を広くしなくても、吸気口の開口縁に突設された案内片によって、吸気用開口から供給されるエアがダクト内にスムーズに案内される。このため、圧力損失を低減させ、かつ送風機の風量を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例の部品実装機(作業装置の一例)を2台並設した状態を示す斜視図である。
部品実装機の一部を示す正面断面図である。
案内片を有する実施例のダクトを示す斜視図である。
案内片が突設された実施例の吸気口を示す拡大正面断面図である。
案内片が突設されていない従来装置の吸気口を示す拡大正面断面図である。
案内片が突設された別の実施例の吸気口を示す拡大正面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書が開示する作業装置では、一対の開口縁の両方にそれぞれ案内片が突設されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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