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公開番号2024108282
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023012569
出願日2023-01-31
発明の名称不定形耐火物
出願人品川リフラクトリーズ株式会社
代理人個人
主分類C04B 35/66 20060101AFI20240805BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】不定形耐火物混練時の添加水量増加が少なく、流し込みに適した流動性を維持し、耐食性低下を引き起こさず、耐爆裂性に優れる不定形耐火物を提供する。
【解決手段】耐火原料および結合剤の混合物に、黄麻を添加した不定形耐火物である。前記黄麻の繊維長は1mm~10mmであり、より好ましくは1mm~5mmである。前記黄麻の量は、前記耐火原料および結合剤の混合物100質量%に対し外掛け0.01質量%以上0.5質量%以下である。これにより、不定形耐火物混練時の添加水量増加が少なく、流し込みに適した流動性を維持し、耐食性低下を引き起こさず、耐爆裂性に優れる不定形耐火物が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
耐火原料および結合剤の混合物に、黄麻を添加した不定形耐火物。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記黄麻の繊維長が1mm~10mmであり、より好ましくは1mm~5mmである請求項1の不定形耐火物。
【請求項3】
前記黄麻の量は、前記耐火原料および結合剤の混合物100質量%に対し外掛け0.01質量%以上0.5質量%以下である請求項1または請求項2の不定形耐火物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は不定形耐火物に関し、特に流し込み不定形耐火物に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
流し込み不定形耐火物は、水で混練して型枠に流し込み、硬化後乾燥して使用される。ところが、上記の施工体には水分が残存しているので、高温の炉として使用する前に、前記水分を乾燥除去する必要がある。
【0003】
乾燥時に当然加熱されるのであるが、高温で加熱すると水蒸気圧の増大により爆裂が発生することがあることから、特許文献1、特許文献2に開示するように各種合成繊維、天然繊維を添加し、通気性を向上する手法が知られている。
【0004】
ところが、前記特許文献1に用いる各種合成繊維では、添加水分量の増大をもたらし、また100℃以上での加熱を必要とするところから、爆裂性の向上は期待できない。また、特許文献2に使用するポリビニールアルコールは50℃程度の溶解温度を持つが、溶解速度の観点での難点がある。
【0005】
そこで、特許文献3でのオキシアルキレン基含有ポリビニルアルコ-ル系樹脂である温水可溶性繊維を添加することが提案されている。
【0006】
すなわち、「耐火材料と結合剤との合量100重量%に対し、オキシアルキレン基含有ポリビニルアルコ-ル系樹脂から製造される温水可溶性繊維を0.01~1.0重量%添加する。」である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開昭61-10079号公報
特開平04-42867号公報
特開平07-48179号公報
【非特許文献】
【0008】
堀田佳江,他3名,“靭皮繊維の識別”,関税中央分析所報 第48号 p.73-75
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
流し込み不定形耐火物に繊維を添加すると通気性は向上し、爆裂性を改善することができるが、一方で流し込み不定形耐火物混練時の添加水量が増加し、流動性が低下する。その結果気孔率が増大し施工体の耐食性が低下する。また、特許文献3に開示された温水可溶性繊維の場合、水に溶解しやすいため流し込み不定形耐火物の粘性が増大し流動性を低下させる。
【0010】
本発明は、上記従来の事情に鑑みて提案されたものであって、不定形耐火物混練時の添加水量増加が少なく、流し込みに適した流動性を維持し、耐食性低下を引き起こさず、耐爆裂性に優れる不定形耐火物を提供する。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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