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公開番号2024097641
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-19
出願番号2023001234
出願日2023-01-06
発明の名称増粘剤組成物
出願人花王株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C04B 24/38 20060101AFI20240711BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】粘度発現性に優れる増粘剤組成物を提供する。
【解決手段】(A)ヒドロキシアルキルアルキルセルロースと、(B)芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物又はその塩と、(C)ジ分岐アルキルスルホコハク酸又はその塩と、を含む、増粘剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)ヒドロキシアルキルアルキルセルロース〔以下、(A)成分という〕と、(B)芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物又はその塩〔以下、(B)成分という〕と、(C)ジ分岐アルキルスルホコハク酸又はその塩〔以下、(C)成分という〕と、を含む、増粘剤組成物。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
20℃における(A)成分の2質量%水溶液の粘度が、100mPa・s以上200,000mPa・s以下である、請求項1に記載の増粘剤組成物。
【請求項3】
(B)成分の重量平均分子量が、1,000以上200,000以下である、請求項1又は2に記載の増粘剤組成物。
【請求項4】
(B)成分の含有量と(A)成分の含有量の質量比(B)/(A)が、0.03以上2.5以下である、請求項1~3の何れか1項に記載の増粘剤組成物。
【請求項5】
(C)成分の含有量と(B)成分の含有量の質量比(C)/(B)が、0.02以上50以下である、請求項1~4の何れか1項に記載の増粘剤組成物。
【請求項6】
更に(D)水を含む、請求項1~5の何れか1項に記載の増粘剤組成物。
【請求項7】
無機粉体の水分散体用である、請求項1~6の何れか1項に記載の増粘剤組成物。
【請求項8】
前記無機粉体は、水硬性粉体である、請求項7に記載の増粘剤組成物。
【請求項9】
(A)ヒドロキシアルキルアルキルセルロースを含有する増粘剤組成物に用いられる増粘剤組成物用添加剤であって、(B)芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物又はその塩と、(C)ジ分岐アルキルスルホコハク酸又はその塩と、を含む、増粘剤組成物用添加剤。
【請求項10】
水硬性粉体と、(A)ヒドロキシアルキルアルキルセルロースと、(B)芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物又はその塩と、(C)ジ分岐アルキルスルホコハク酸又はその塩と、を含む、粉末混合物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、増粘剤組成物、増粘剤組成物用添加剤、粉末混合物及び水硬性組成物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
増粘剤は、食品、化粧品、その他の工業製品に広く用いられ、溶媒、分散媒や分散質を保持、拘束することにより系の粘度を高め(増粘)、各々の用途に求められる適切なテクスチャの実現や、系の安定性の向上に貢献している。
【0003】
溶媒、分散媒や分散質を保持、拘束する増粘剤の思想から、その分子設計は、溶媒、分散媒や分散質に対して相互作用力を示す構成単位を有することが考慮される。代表的な増粘剤としては、セルロースエーテル系増粘剤、アクリル系増粘剤、ポリビニルアルコール系増粘剤、ポリオキシエチレン系増粘剤、粘土系増粘剤等が挙げられる。
【0004】
特に、土木・建築分野に代表される産業製品用途では、その増粘性はさることながら、安全性等の観点から、パルプや綿花といった天然原料から得られるセルロースのエーテル変性物である、セルロースエーテル系増粘剤の利用が主であり、代表的なセルロースエーテル系増粘剤としては、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等が挙げられる。
【0005】
また、斯様な増粘剤は、溶媒、分散媒に分散、溶解して増粘性を発現するため、その多くが、ハンドリングや輸送の観点から、溶媒、分散媒を極力取り除いた、粉末状の製品として流通することが多い。
【0006】
一方、界面活性剤は、同一分子内中に水と親和性が高い親水基と油と親和性が高い疎水基を有する両親媒性分子であり、乳化・分散・起泡・ぬれ等を制御する、産業製品には不可欠な薬剤であり、上記セルロースエーテル系増粘剤と併用されることも少なくない。
【0007】
特許文献1には、(1)農薬活性成分、(2)カルボキシメチルセルロース塩、(3)モンモリロナイト鉱物系無機増粘剤、(4)界面活性剤、及び(5)水を含有する水性懸濁状農薬組成物が開示されている。
また、特許文献2には、農薬活性成分、イオン性界面活性剤、IOB値が3.5以下の水溶性高分子及び水を含有する農薬組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2012-51871号公報
特開2018-197209号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、セルロースエーテル系増粘剤であるヒドロキシプロピルメチルセルロースなどのヒドロキシアルキルアルキルセルロースと、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物などの芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物又はその塩を併用した際に、ヒドロキシプロピルメチルセルロースが顕著に増粘した結果、継粉(ダマ)を生じて増粘性能が十分に発現しないおそれがあった。
本発明は、粘度発現性に優れる増粘剤組成物、増粘剤組成物用添加剤、粉末混合物、及び水硬性組成物を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、(A)ヒドロキシアルキルアルキルセルロース〔以下、(A)成分という〕と、(B)芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物又はその塩〔以下、(B)成分という〕と、(C)ジ分岐アルキルスルホコハク酸又はその塩〔以下、(C)成分という〕と、を含む、増粘剤組成物に関する。
(【0011】以降は省略されています)

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