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公開番号
2024103842
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-02
出願番号
2023007764
出願日
2023-01-23
発明の名称
車両用灯具
出願人
株式会社小糸製作所
代理人
個人
主分類
H05B
47/155 20200101AFI20240726BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】対象者における自車両への注意喚起力を高める一方で、対象者に対する威圧感を緩和することが可能な車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具1は、所要の光パターンを路面に投射する光パターン投射部15を備える。さらに、自車両の近傍に存在する他車両又は歩行者等の対象者を検知する検知手段31と、検知手段31において対象者を検知したときに、自車両に対する対象者の相対位置に基づいて光パターン投射部15を制御する制御手段32を備える。制御手段32は、対象者を検知した領域に基づいて光パターンの明るさを変化する制御、又は光パターンの投射周期を変化する制御、の少なくとも一方の制御を行う。また、点灯時に光照射を行う光照射部14を備えてもよい。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
所要の光パターンを路面に投射する光パターン投射部を備える車両用灯具であって、自車両の近傍に存在する他車両又は歩行者等の対象者を検知する検知手段と、前記検知手段において対象者を検知したときに、自車両に対する当該対象者の相対位置に基づいて前記光パターン投射部を制御する制御手段を備えることを特徴とする車両用灯具。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記制御手段は自車両の側方領域のうち、前側領域を高注意領域とし、後側領域を中注意領域とし、その他の領域を低注意領域として設定し、前記検知手段の検知出力に基づいて対象者が前記各領域のいずれに存在するかを検知し、検知した領域に応じて前記光パターン投射部を制御する請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記制御手段は、対象者を検知した領域が高注意領域、中注意領域、低注意領域の違いに基づいて光パターンの明るさを変化する制御、又は光パターンの投射周期を変化する制御、の少なくとも一方の制御を行う請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記制御手段は、高注意領域、中注意領域、低注意領域の順に、光パターンの明るさを低下する制御、又は光パターンの点滅周期を長くする制御の少なくとも一方の制御を行う請求項3に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記制御手段は、光パターンの明るさを経時的に低下する制御、または光パターンの点滅周期を経時的に長くする制御の少なくとも一方の制御を行う請求項4に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記制御手段は、光パターンの明るさ又は点滅周期の一方を変化する際に、光パターンの点滅周期又は明るさの他方を変化しない請求項5に記載の車両用灯具。
【請求項7】
前記制御手段は前記検知手段の検知出力に基づいて自車両から対象者までの距離を検知し、検知した対象者までの距離に応じて光パターン投射部を制御する請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項8】
前記制御手段は、検知した対象者までの距離が所定の距離から長くなるのに従って、光パターンの明るさを低下する制御、又は光パターンの点滅周期を長くする制御の少なくとも一方の制御を行う請求項7に記載の車両用灯具。
【請求項9】
前記制御手段は、光パターンの明るさを経時的に低下する制御、または光パターンの点滅周期を経時的に長くする制御の少なくとも一方の制御を行う請求項8に記載の車両用灯具。
【請求項10】
点灯時に光照射を行う光照射部を備える請求項1ないし9のいずれかに記載の車両用灯具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は自動車等の車両に用いて好適な車両用灯具に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車に装備されている灯具として、自車両の近傍に存在する他車両や歩行者(以下、対象者)に自車両の存在を認知させるとともに注意を喚起させるために、自車両の近傍の路面に所要の形状の光パターンを投射あるいは投影する灯具が提案されている。特許文献1にはターンシグナルランプ(以下、TSL)による注意喚起力を高めるために路面に縞状の光パターンを投射する技術が提案されている。また、特許文献2には、TSLの照射と同時に所要の図柄の光パターンを路面に投影する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-083692号公報
特開2022-029215号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような車両用灯具において、対象者における自車両への注意喚起力を高めるためには、路面に投射又は投影する光パターンの明るさを当該灯具の照射光の明るさよりも高くすることが好ましい。特に、照射光の明るさよりも光パターンの明るさを高めれば、対象者の視線が光パターンに注視され易くなり、その分注意喚起力を高めることができる。しかし、明るさを画一的に高めるだけでは、自車両の近傍に存在する危険度の高い対象者に対して特別に高い注意喚起力を生じさせることは難しい。また、その明るさを著しく高くしたときには、自車両の直近に存在する対象者に対して威圧感を与えることがある。
【0005】
本発明の目的は、対象者における自車両への注意喚起力を高める一方で、対象者に対する威圧感を緩和することが可能な車両用灯具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の車両用灯具は、所要の光パターンを路面に投射する光パターン投射部を備える車両用灯具であり、自車両の近傍に存在する他車両又は歩行者等の対象者を検知する検知手段と、検知手段において対象者を検知したときに、自車両に対する対象者の相対位置に基づいて光パターン投射部を制御する制御手段を備える。
【0007】
本発明における制御手段は、例えば、自車両の側方領域のうち、前側領域を高注意領域とし、後側領域を中注意領域とし、その他の領域を低注意領域として設定し、検知手段の検知出力に基づいて対象者が各領域のいずれに存在するかを検知し、検知した領域に応じて光パターン投射部を制御する。好ましくは、制御手段は、対象者を検知した領域が高注意領域、中注意領域、低注意領域の違いに基づいて光パターンの明るさを変化する制御、又は光パターンの投射周期を変化する制御、の少なくとも一方の制御を行う。この制御として、例えば、高注意領域、中注意領域、低注意領域の順に、光パターンの明るさを低下する制御、又は光パターンの点滅周期を長くする制御の少なくとも一方の制御を行う。この場合においては、光パターンの明るさを経時的に低下する制御、または光パターンの点滅周期を経時的に長くする制御の少なくとも一方の制御を行うようにしてもよい。
【0008】
また、本発明においては、制御手段は検知手段の検知出力に基づいて自車両から対象者までの距離を検知し、検知した対象者までの距離に応じて光パターン投射部を制御する構成であってもよい。例えば、制御手段は、検知した対象者までの距離が所定の距離から長くなるのに従って、光パターンの明るさを低下する制御、又は光パターンの点滅周期を長くする制御の少なくとも一方の制御を行う。この場合においては、制御手段は、光パターンの明るさを経時的に低下する制御、または光パターンの点滅周期を経時的に長くする制御の少なくとも一方の制御を行う。さらに、光パターンの明るさ/点滅周期の一方を変化する際に、他方は変化しない制御を行う。本発明において、点灯時に光照射を行う光照射部を備える構成としてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明の車両用灯具によれば、光パターンを投射し、投射した光パターンにより他車両や歩行者等の対象者に対して自車両を認知させ、対象者において注意を喚起させることができる。また、投射する光パターンの明るさや点滅周期を制御することにより、注意喚起力を高めることができ、その一方で光パターンによる対象者に対する威圧感を緩和することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の車両用灯具をサイドターンシグナルランプ(STSL)に適用した自動車の概略図。
STSLの外観斜視図。
STSLの概略の分解斜視図。
ランプECUを含むSTSLの概略の縦断面図。
STSLによる光照射及び光パターン投射を模式的に示す図。
自動車の周囲の検知領域を説明する模式図。
光パターンの複数の異なる投射制御を示す図表。
光パターンの投射制御の一例の模式図。
レーダー装置による自動車の周囲の検知領域を説明する模式図。
実施形態4のSTSLの一部の概略斜視図。
実施形態4における光パターンの投影状態を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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