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公開番号2024160861
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-15
出願番号2023076332
出願日2023-05-02
発明の名称キャビネット
出願人河村電器産業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H05K 5/03 20060101AFI20241108BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】扉に取り付けられた機器とパネルに取り付けられた機器との間の絶縁距離を確保し、様々な機器を取付可能としたキュービクルを提供する。
【解決手段】キュービクル1は、箱体2と箱体2の開口部を開閉する扉3とを備えている。箱体2は、機器6aを設置可能なパネル4を備えている。扉3は、扉3閉塞時における後面側に、機器を取付可能な取付部を備えている。また、扉3には、取付部及び機器6bを覆う機器カバー7が設けられている。そして、機器カバー7において、機器6bの後方を覆う樹脂カバー12は、樹脂製である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前面に開口する箱体と、前記箱体の前面開口を開閉する扉とを備えており、
前記扉の後面に、機器を取付可能な取付部と、前記取付部に取り付けられた前記機器を覆う機器カバーとが設けられ、
前記機器カバーにおける前記機器の後方に位置する箇所が樹脂製であることを特徴とするキャビネット。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記機器カバーは、固定板と、樹脂製の樹脂カバ―と、上部カバーとを備えて成り、
前記固定板は、前記機器の左右位置に夫々設けられる板状の部材で、前記機器の左右を覆うように、上下方向に延びるとともに、扉の後面から後方に向かって直立して設けられ、
前記樹脂カバーは、前記機器の後方を覆うように、前記固定板の後端へ着脱可能に取り付けられる板状の部材であり、
前記上部カバーは、前記機器の上方を覆うように、前記固定板の上端へ着脱可能に取り付けられる板状の部材であり、
前記機器カバーの下部は、前記機器の配線用に開口されていることを特徴とする請求項1に記載のキャビネット。
【請求項3】
前記取付部及び前記機器カバーを取付可能なスタッドボルトが、前記扉の後面に溶接されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャビネット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、扉に機器を取付可能であるとともに、扉に取り付けられる機器を覆う機器カバーが設けられているキャビネットに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、キュービクル式高圧受電設備等に用いられるキャビネットにおいて、キャビネットの箱体に機器が取り付けられるが、箱体のみでは、機器を取付可能なスペースが限られている。そこで、箱体以外に機器を取り付けるために、キャビネットの扉側に機器を取付可能としたキャビネットが知られている。例えば、特許文献1に記載のキュービクル式高圧受電設備では、扉に絶縁監視装置が取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-146395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記キャビネットでは、扉を閉める際、箱体に取り付けられた機器と、扉に取り付けられた機器とが前後方向に近接するため、電気機器の絶縁距離が安全に確保されず、扉に取付可能な機器が限られてしまう問題があった。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題に鑑み、扉に取り付けられた機器と箱体に取り付けられた機器との間の絶縁距離を確保し、扉へ様々な機器を取付可能としたキャビネットを提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、前面に開口する箱体と、箱体の前面開口を開閉する扉とを備えており、扉の後面に、機器を取付可能な取付部と、取付部に取り付けられた機器を覆う機器カバーとが設けられ、機器カバーにおける機器の後方に位置する箇所が樹脂製であることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、機器カバーは、固定板と、樹脂製の樹脂カバ―と、上部カバーとを備えて成り、固定板は、機器の左右位置に夫々設けられる板状の部材で、機器の左右を覆うように、上下方向に延びるとともに、扉の後面から後方に向かって直立して設けられ、樹脂カバーは、機器の後方を覆うように、固定板の後端へ着脱可能に取り付けられる板状の部材であり、上部カバーは、機器の上方を覆うように、固定板の上端へ着脱可能に取り付けられる板状の部材であり、機器カバーの下部は、機器の配線用に開口されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、取付部及び機器カバーを取付可能なスタッドボルトが、扉の後面に溶接されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、キャビネットは、前面に開口する箱体と、箱体の前面開口を開閉する扉とを備え、扉の後面に機器を取付可能な取付部と、取付部に取り付けられた機器を覆う機器カバーとが、設けられる構成である。そして、機器カバーにおいて、機器の後方を覆う箇所が樹脂製である。したがって、取付部に取り付けられる機器と、箱体に取り付けられる機器との間の絶縁距離を充分に取ることが可能となるとともに、取付部に取り付けられる機器の電波が機器カバーによって遮られることがない。よって、絶縁距離を気にすることなく、様々な機器を箱体及び取付部に取付可能であるとともに、例えば、無線機器等の電波を発する機器を取付部に取付可能である。また、日常的に操作・点検を行う必要がある機器を取付部に取り付けることで、日常的な操作・点検を容易に行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係るキュービクルを示す正面図(扉は開放状態)である。
図1において機器カバーの樹脂カバー及び上部カバーを省略した図である。
機器カバーを示す上方斜視図である。
機器カバーを示す下方斜視図である。
図3において樹脂カバー及び上部カバーを省略した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係るキュービクル1を示す正面図である。図2は、図1において機器カバー7の樹脂カバー12及び上部カバー13を省略した図である。図3は、上方から機器カバー7を見た斜視図、図4は下方から機器カバー7を見た斜視図である。図5は、図3において樹脂カバー12及び上部カバー13を省略した図である。
【0010】
キュービクル1は、電力会社等から供給される高圧の商用電力を、需要家の負荷設備の仕様に適合した電圧や周波数を有する電力に変換するための高圧受電設備の機器一式を収容可能なキャビネットである。図1及び2に示すように、キュービクル1は、直方体状に形成され前面に開口する箱体2と、箱体2の前面開口を開閉する扉3とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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