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公開番号2025094507
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210096
出願日2023-12-13
発明の名称LED点灯装置
出願人大光電機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H05B 47/24 20200101AFI20250618BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】感電対策の必要のない電源別置型のLED点灯装置を提供する。
【解決手段】一対の交流入力端子11a、11bと一対の直流出力端子12a、12bを少なくとも備える電源ユニット1と、電源ユニット1の直流出力端子12a、12bに接続された一対の電源線3a、3bを介して直流電流を供給されるLEDの回路を備え、LED22と誘電体を介して静電結合された導電部21を備えるLEDユニット2と、を備えたLED点灯装置である。電源ユニット1は、DC-DCコンバータ回路15を含み、当該DC-DCコンバータ回路15の2次側と前記一対の直流出力端子12a、12bとの間に、コモンモード用インダクタ16を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一対の交流入力端子と一対の直流出力端子を少なくとも備える電源ユニットと、
前記電源ユニットの直流出力端子に接続された一対の電源線を介して直流電流を供給されるLEDの回路を備え、LEDと誘電体を介して静電結合された導電部を備えるLEDユニットと、
を備えたLED点灯装置であって、
前記電源ユニットは、DC-DCコンバータ回路を含み、当該DC-DCコンバータ回路の2次側と前記一対の直流出力端子との間に、コモンモード用インダクタを備えたことを特徴とする電源別置型のLED点灯装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
一対の交流入力端子と一対の直流出力端子を少なくとも備える電源ユニットと、
前記電源ユニットの直流出力端子に接続された一対の電源線を介して直流電流を供給されるLEDの回路を備え、LEDと誘電体を介して静電結合された導電部を備えるLEDユニットと、
を備えたLED点灯装置であって、
前記電源ユニットは、DC-DCコンバータ回路を含み、当該DC-DCコンバータ回路の2次側と前記一対の直流出力端子との間に、コモンモード用インダクタを備え、当該コモンモード用インダクタの後段を第1のコンデンサを介してLEDユニットの前記導電部と接続し、
前記第1のコンデンサは、前記コモンモード用インダクタを電源ユニットの金属ケースに接続するコンデンサであることを特徴とする電源別置型のLED点灯装置。
【請求項3】
前記第1のコンデンサの容量が1000pF以下であることを特徴とする請求項2に記載の電源別置型のLED点灯装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、LEDユニットと別置型の電源ユニットとを備えた電源別置型のLED点灯装置に関する
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
LEDユニットと電源ユニットとが別置された電源別置型のLED点灯装置として、特許文献1には、電源ユニットが接続された交流電源にコモンモードのノイズ電圧(対地ノイズ電圧)が重畳された場合でもLEDの破壊が生じないLED点灯装置が開示されている。
【0003】
このLED点灯装置は、具体的には、電源別置型のLED点灯装置の交流電源にコモンモードノイズが重畳された時のLEDユニットの破損対応としてDC/DCコンバータの2次側グランドまたは1次側グランドを第1のコンデンサを介してLEDユニットの導電部と接続し、前記第1のコンデンサは、DC/DCコンバータの2次側グランド又は1次側グランドを電源ユニットの金属ケースに接続するコンデンサであるので、当該コンデンサにノイズ電流がバイパスされてLEDユニットの電流減少によりLEDユニットの破損を防止する、というものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4687826号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の段落0021、段落0026、段落0030に記載されているように、第1のコンデンサの容量は1000pF以上が必要となることから、漏れ電流の増加が懸念される。漏れ電流は1000pFの場合0.1mA、2200pFの場合0.33mA、4700pFの場合0.4mA(商用242V、60HZの場合)と感電を感ずる0.4mAに近い容量が必要となる。実際には、マージンを考慮して概ね1000pF以下を選定されることが多い。
【0006】
つまり、特許文献1に記載のLED点灯装置においては、第1のコンデンサ容量を1000pF以上と比較的大きくする必要が考えられ、その場合感電対策を別途考慮する必要が発生するという課題がある。
【0007】
この発明は、感電対策の必要のない電源別置型のLED点灯装置の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題は以下の手段によって解決される。
(1)一対の交流入力端子と一対の直流出力端子を少なくとも備える電源ユニットと、
前記電源ユニットの直流出力端子に接続された一対の電源線を介して直流電流を供給されるLEDの回路を備え、LEDと誘電体を介して静電結合された導電部を備えるLEDユニットと、
を備えたLED点灯装置であって、
前記電源ユニットは、DC-DCコンバータ回路を含み、当該DC-DCコンバータ回路の2次側と前記一対の直流出力端子との間に、コモンモード用インダクタを備えたことを特徴とする電源別置型のLED点灯装置。
(2)一対の交流入力端子と一対の直流出力端子を少なくとも備える電源ユニットと、
前記電源ユニットの直流出力端子に接続された一対の電源線を介して直流電流を供給されるLEDの回路を備え、LEDと誘電体を介して静電結合された導電部を備えるLEDユニットと、
を備えたLED点灯装置であって、
前記電源ユニットは、DC-DCコンバータ回路を含み、当該DC-DCコンバータ回路の2次側と前記一対の直流出力端子との間に、コモンモード用インダクタを備え、当該コモンモード用インダクタの後段を第1のコンデンサを介してLEDユニットの前記導電部と接続し、
前記第1のコンデンサは、前記コモンモード用インダクタを電源ユニットの金属ケースに接続するコンデンサであることを特徴とする電源別置型のLED点灯装置。
(3)前記第1のコンデンサの容量が1000pF以下であることを特徴とする前項2に記載の電源別置型のLED点灯装置。
【発明の効果】
【0009】
前項(1)に記載の発明によれば、電源ユニットに含まれるDC-DCコンバータ回路の2次側と一対の直流出力端子との間に、コモンモード用インダクタを備えているから、電源ユニットの1次側(入力側)にコモンモードのノイズ電圧が印加されても、このノイズ電圧が電源ユニット1の出力側に伝搬されるのを抑制できる。このため、電源ユニットの直流出力端子と電源線を介して接続されているLEDユニットの破損を防止可能となる。また、接地用コンデンサを使用しない為、感電対策は必要ない。
【0010】
前項(2)に記載の発明によれば、電源ユニットに含まれるDC-DCコンバータ回路の2次側と一対の直流出力端子との間に、コモンモード用インダクタを備え、コモンモード用インダクタの後段を第1のコンデンサを介してLEDユニットの導電部と接続している。さらに、第1のコンデンサは、コモンモード用インダクタを電源ユニットの金属ケースに接続するコンデンサである。このため、コモンモード用インダクタと第1のコンデンサとで、コモンモードLCフイルタが構成される。このコモンモードLCフイルタによって、電源ユニットの1次側(入力側)にコモンモードのノイズ電圧が印加されても、このノイズ電圧が電源ユニット1の出力側に伝搬されるのを抑制できるから、LEDユニットの破損を防止可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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