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公開番号2024103596
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024086832,2023012510
出願日2024-05-29,2018-10-17
発明の名称バリアントICOSリガンド免疫調節タンパク質ならびに関連する組成物および方法
出願人アルパイン イミューン サイエンシズ インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07K 14/705 20060101AFI20240725BHJP(有機化学)
要約【課題】バリアントICOSリガンド(ICOSL)ポリペプチドを提供する。
【解決手段】ICOSLポリペプチドの免疫グロブリンスーパーファミリードメインにおいて1つまたは複数のアミノ酸改変を含む、バリアントICOSLポリペプチドであって、該ICOSLポリペプチドが特定の配列で示されるICOSL細胞外ドメイン配列を基準に、1~112番目のアミノ酸を含む連続アミノ酸配列と、少なくとも25アミノ酸のC末端トランケーションとを含むトランケート型の細胞外ドメインである、バリアントICOSLポリペプチドを提供する。
【選択図】図13A
特許請求の範囲【請求項1】
参照ICOSリガンド(ICOSL)ポリペプチドの免疫グロブリンスーパーファミリー(IgSF)ドメインにおいて1つまたは複数のアミノ酸改変を含む、バリアントICOSLポリペプチドであって、該参照ICOSLポリペプチドが、SEQ ID NO:32に示されるICOSL細胞外ドメイン配列を基準に、1~112番目のアミノ酸を含む連続アミノ酸配列と、少なくとも25アミノ酸のC末端トランケーションとを含むトランケート型の細胞外ドメインである、バリアントICOSLポリペプチド。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
ICOSまたはCD28のエクトドメインに対して、同じエクトドメインに対する前記参照ICOSLポリペプチドの結合性と比較して向上した結合性を示す、請求項1記載のバリアントICOSLポリペプチド。
【請求項3】
前記C末端トランケーションが、少なくとも30、少なくとも40、少なくとも50、少なくとも60、少なくとも70、少なくとも80、少なくとも90、少なくとも100、少なくとも125アミノ酸残基のC末端トランケーションである、請求項1または請求項2記載のバリアントICOSLポリペプチド。
【請求項4】
前記参照ICOSLポリペプチドが、SEQ ID NO:32の204~209番目のアミノ酸として示されるプロテアーゼ切断部位において変化しているか、または該部位を欠いている、請求項1~3のいずれか一項記載のバリアントICOSLポリペプチド。
【請求項5】
前記参照ICOSLポリペプチドが、SEQ ID NO:545に示されるアミノ酸配列を含む、請求項1~4のいずれか一項記載のバリアントICOSLポリペプチド。
【請求項6】
前記参照ICOSLポリペプチドが、SEQ ID NO:545に示されるアミノ酸配列からなる、請求項1~4のいずれか一項記載のバリアントICOSLポリペプチド。
【請求項7】
SEQ ID NO:545に示されるアミノ酸配列からなる参照ICOSLポリペプチドにおいて1つまたは複数のアミノ酸改変を含む、バリアントICOSリガンド(ICOSL)ポリペプチド。
【請求項8】
参照ICOSリガンド(ICOSL)ポリペプチドの免疫グロブリンスーパーファミリー(IgSF)ドメインにおいて1つまたは複数のアミノ酸改変を含むバリアントICOSLポリペプチドであって、該参照ICOSLポリペプチドが、SEQ ID NO:32を基準に204~209番目のアミノ酸に対応する1つまたは複数のアミノ酸において変化している、バリアントICOSLポリペプチド。
【請求項9】
前記1つまたは複数のアミノ酸改変が、SEQ ID NO:32のナンバリングを基準にして52位、57位、または100位に対応する位置にある、請求項1~8のいずれか一項記載のバリアントICOSLポリペプチド。
【請求項10】
前記1つまたは複数のアミノ酸改変が、SEQ ID NO:32のナンバリングを基準にして
TIFF
2024103596000181.tif
26
160
から選択される、請求項1~9のいずれか一項記載のバリアントICOSLポリペプチド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、「バリアントICOSリガンド免疫調節タンパク質ならびに関連する組成物および方法」という表題の2017年10月18日に出願された米国仮特許出願第62/574,161号の優先権を主張するものであり、その内容は、その全体が参照により組み入れられる。
続きを表示(約 2,800 文字)【0002】
配列表の参照による組み入れ
本出願は電子フォーマットの配列表と一緒に出願されている。配列表は、2018年10月13日に作成された761612002240SeqList.txtという表題の1,655,996バイトサイズのファイルとして提供される。配列表の電子フォーマットの情報は、その全体が参照により組み入れられる。
【0003】
分野
本開示は、がんおよび免疫疾患の処置における免疫応答を調節するための治療用組成物に関する。いくつかの局面において、本開示は、同族結合パートナータンパク質ICOSまたはCD28の一方または両方に対して改善された結合、例えば、改善された親和性または選択性を示す特定のICOSリガンド(ICOSL)バリアントに関する。
【背景技術】
【0004】
背景
抗原提示細胞(APC)または標的細胞とリンパ球とにより、かつこれらの細胞間で形成される免疫シナプス(IS)で起こるプロセスへの介入により免疫応答を調節することに医学的関心が高まっている。機構的には、ISにある細胞表面タンパク質が、複数種のタンパク質標的とそれらが結合する1種類のタンパク質との間の協調した、多くの場合、同時に起こる相互作用に関与し得る。ISにおける相互作用は2つの細胞の接合と密接に関連して起こり、この構造体にある1種類のタンパク質は、同じ細胞(シス)上にあるタンパク質と、結合している細胞(トランス)上にあるタンパク質の両方と、おそらく同時に相互作用することができる。ISを調節することができる治療薬が知られているが、改善した治療薬が必要とされている。このようなニーズを満たす、可溶性タンパク質、または細胞上で発現することができる膜貫通型免疫調節タンパク質を含む免疫調節タンパク質が提供される。
【発明の概要】
【0005】
概要
参照ICOSLポリペプチドの免疫グロブリンスーパーファミリー(IgSF)ドメインにおいて1つまたは複数のアミノ酸改変を含有するバリアントICOSリガンド(ICOSL)ポリペプチドであって、参照ICOSLポリペプチドが、SEQ ID NO:32に示されるICOSL細胞外ドメイン配列を基準に1~112番目のアミノ酸を含む連続アミノ酸配列と、少なくとも25アミノ酸のC末端トランケーションとを含むトランケート型の細胞外ドメインである、バリアントICOSリガンド(ICOSL)ポリペプチドが本明細書において提供される。提供される任意の態様のいくつかにおいて、バリアントICOSLポリペプチドは、ICOSまたはCD28のエクトドメインに対して、同じエクトドメインに対する参照ICOSLポリペプチドの結合性と比較して変化した結合性を示す。提供される任意の態様のいくつかにおいて、バリアントICOSLポリペプチドは、ICOSまたはCD28のエクトドメインに対して、同じエクトドメインに対する参照ICOSLポリペプチドの結合性と比較して向上した結合性を示す。
【0006】
任意のこのような態様のいくつかにおいて、C末端トランケーションは、少なくとも30、少なくとも40、少なくとも50、少なくとも60、少なくとも70、少なくとも80、少なくとも90、少なくとも100、少なくとも125アミノ酸残基のC末端トランケーションである。提供される任意の態様のいくつかにおいて、参照ICOSLポリペプチドは、SEQ ID NO:32の204~209番目のアミノ酸として示されるプロテアーゼ切断部位において変化しているか、または該部位を欠いている。いくつかの例では、参照ICOSLポリペプチドは、SEQ ID NO:545に示されるアミノ酸配列を含有する。いくつかの局面において、参照ICOSLポリペプチドは、SEQ ID NO:545に示されるアミノ酸配列からなる。
【0007】
参照ICOSリガンド(ICOSL)ポリペプチドにおいて1つまたは複数のアミノ酸改変を含有するバリアントICOSLポリペプチドであって、参照ICOSLポリペプチドが、SEQ ID NO:545に示されるアミノ酸配列からなる、バリアントICOSLポリペプチドが本明細書において提供される。参照ICOSリガンド(ICOSL)ポリペプチドの免疫グロブリンスーパーファミリー(IgSF)ドメインにおいて1つまたは複数のアミノ酸改変を含有するバリアントICOSLポリペプチドであって、参照ICOSLポリペプチドが、SEQ ID NO:32を基準に204~209番目のアミノ酸に対応する1つまたは複数のアミノ酸において変化している、バリアントICOSLポリペプチドも本明細書において提供される。提供される任意の態様のいくつかにおいて、1つまたは複数の結合パートナーに対する参照ICOSLポリペプチドの結合性と比較して、バリアントICOSLポリペプチドは、その結合パートナーの1つまたは複数に対する結合性の変化を示す。提供される任意の態様のいくつかにおいて、1つまたは複数の結合パートナーに対する参照ICOSLポリペプチドの結合性と比較して、バリアントICOSLポリペプチドは、その結合パートナーの1つまたは複数に対する結合性の向上を示す。
【0008】
提供される任意の態様のいくつかにおいて、変化(例えば、改変)は、SEQ ID NO:32を基準に204~209番目のアミノ酸に対応する1つまたは複数の連続アミノ酸の欠失を含む。場合によっては、参照ICOSLポリペプチドは、SEQ ID NO:600~605のいずれかに示されるアミノ酸配列を含む。提供される任意の態様のいくつかにおいて、参照ICOSLポリペプチドは、SEQ ID NO:600~605のいずれかに示されるアミノ酸配列からなる。
【0009】
提供される任意の態様のいくつかにおいて、変化(例えば、改変)は、SEQ ID NO:32に示される位置に対応する207位および208位のうちの一方または両方において少なくとも1つのアミノ酸置換を含む。いくつかの例では、少なくとも1つのアミノ酸置換は、N207A、N207G、もしくはL208G、またはその保存的アミノ酸置換である。
【0010】
提供される任意の態様のいくつかにおいて、参照ICOSLポリペプチドは、SEQ ID NO:623~628のいずれかに示されるアミノ酸配列を含有する。提供される任意の態様のいくつかにおいて、参照ICOSLポリペプチドは、SEQ ID NO:623~628のいずれかに示されるアミノ酸配列からなる。
(【0011】以降は省略されています)

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