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公開番号
2024086552
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-27
出願番号
2023134711
出願日
2023-08-22
発明の名称
アミノオキシカルボン酸組成物及び製造方法
出願人
東ソー株式会社
代理人
主分類
C07C
239/20 20060101AFI20240620BHJP(有機化学)
要約
【課題】 塩化物イオン含有量が低減されたアミノオキシカルボン酸組成物、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
少なくとも、一般式(1)
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024086552000007.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">35</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">95</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、Rは、各々独立して、水素原子、又は炭素数1~4のアルキル基を表す。nは1~6の整数を表す。)で示されるアミノオキシカルボン酸と塩化物イオンを含む常温固体の組成物であって、前記アミノオキシカルボン酸1モルに対して、塩化物イオンが0.0001~0.4モル存在することを特徴とする、組成物を用いる。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも、一般式(1)
JPEG
2024086552000005.jpg
35
95
(式中、Rは、各々独立して、水素原子、又は炭素数1~4のアルキル基を表す。nは1~6の整数を表す。)で示されるアミノオキシカルボン酸と塩化物イオンを含む常温固体の組成物であって、前記アミノオキシカルボン酸1モルに対して、塩化物イオンが0.0001~0.4モル存在することを特徴とする、組成物。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記の一般式(1)で示されるアミノオキシカルボン酸が、アミノオキシ酢酸(前記一般式(1)において、Rが水素原子、nが1を表す)であることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
請求項1に記載の組成物の製造方法であって、
(工程a)下記一般式(1)
JPEG
2024086552000006.jpg
35
95
(式中、Rは、各々独立して、水素原子、又は炭素数1~4のアルキル基を表す。nは1~6の整数を表す。)
で示されるアミノオキシカルボン酸の塩酸塩(前記アミノオキシカルボン酸 1モルに対して、塩酸が0.4~1.1モル存在する塩)と、アルコール溶媒、エーテル溶媒、及びグリコールエーテル溶媒からなる群より選ばれる溶媒と、アルカリ性金属塩化合物を混合し、スラリー液を得る工程と、
(工程b) 前記(工程a)で得られたスラリー液を濾過し、次いで、ろ別した固体を乾燥させ、常温固体の組成物を得る工程、
を含むことを特徴とする、請求項1に記載の組成物の製造方法。
【請求項4】
前記(工程a)のアルカリ性金属塩化合物が、水酸化リチウム、炭酸水素リチウム、炭酸リチウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、及び炭酸ナトリウムからなる群より選ばれる1つ又は2つ以上であることを特徴とする、請求項3に記載の製造方法。
【請求項5】
前記(工程a)の溶媒が、アルコール溶媒である、請求項3に記載の製造方法。
【請求項6】
前記(工程a)の溶媒が、メタノールである、請求項3に記載の製造方法。
【請求項7】
前記一般式(1)で示されるアミノオキシカルボン酸が、アミノオキシ酢酸(前記一般式(1)において、Rが水素原子、nが1を表す)である、請求項3に記載の製造方法。
【請求項8】
前記一般式(1)で示されるアミノオキシカルボン酸が、アミノオキシ酢酸であって、前記一般式(1)で示されるアミノオキシカルボン酸の塩酸塩が、アミノオキシ酢酸ヘミ塩酸塩(前記アミノオキシカルボン酸 1モルに対して、塩酸が0.5モル存在する塩)である、請求項3に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アミノオキシカルボン酸組成物及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
アミノオキシカルボン酸は、アセトアルデヒドやホルムアルデヒド等のアルデヒド類と化学的に反応して、効率良く捕獲・無害化することができ、アルデヒド類の捕捉剤(以下、「アルデヒド捕捉剤」ということもある。)の有効成分として有用である(例えば、特許文献1参照)。アミノオキシカルボン酸は水溶液とすることで、樹脂や繊維等の素材に塗布又は噴霧して使用できる。
【0003】
アミノオキシカルボン酸は、α位に(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)オキシ基を有するカルボン酸エステルを酸加水分解する方法で製造することができ、アミノオキシカルボン酸と酸との塩が得られる。この時、酸として塩酸を用いる製造方法が報告されている(例えば、特許文献2又は3参照)。
【0004】
上記の方法で製造したアミノオキシカルボン酸は、いずれも塩酸との塩を形成しているが、皮膚刺激性低減等の観点から、塩基で中和した状態で使用することが好ましい。しかし、例えばアミノオキシカルボン酸の塩酸塩の水溶液を水酸化ナトリウムで中和する場合、中和によって副生する塩化ナトリウムが水溶液中に残存してしまい、純度が悪化し、それに伴いアルデヒド捕捉効率も低下する。また、塩化物イオンを含む水溶液は金属腐食性を持つため、上記の方法で得られるアミノオキシカルボン酸は用途が限られる課題もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2018/124208号パンフレット
国際公開第99/49864号パンフレット
国際公開第98/14447号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、塩化物イオン含有量が低減されたアミノオキシカルボン酸組成物、及びその製造方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明の一態様は、以下の[1]~[8]に存する。
【0009】
[1]
少なくとも、一般式(1)
【0010】
JPEG
2024086552000001.jpg
35
95
(【0011】以降は省略されています)
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