TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024100666
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023143720
出願日2023-09-05
発明の名称多層管
出願人積水化学工業株式会社
代理人弁理士法人大阪フロント特許事務所
主分類F16L 11/04 20060101AFI20240719BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】断熱性を高め、耐衝撃性を高めることができる多層管を提供する。
【解決手段】本発明に係る多層管は、内層と、前記内層の外側に配置された発泡層と、前記発泡層の外側に配置された外層とを備え、前記発泡層が、化学発泡剤により発泡された発泡体であり、前記発泡層が、塩素化塩化ビニル系樹脂及びアクリル系樹脂を含み、前記発泡層の比重が、0.05以上0.20以下であり、前記発泡層の独立気泡率が、45%以上であり、前記発泡層の厚みの、前記外層の厚みに対する比が、1.5以上10.0以下であり、前記発泡層の厚みの、前記内層の厚みと前記外層の厚みとの合計に対する比が、1.00以上6.5以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内層と、前記内層の外側に配置された発泡層と、前記発泡層の外側に配置された外層とを備え、
前記発泡層が、化学発泡剤により発泡された発泡体であり、
前記発泡層が、塩素化塩化ビニル系樹脂及びアクリル系樹脂を含み、
前記発泡層の比重が、0.05以上0.20以下であり、
前記発泡層の独立気泡率が、45%以上であり、
前記発泡層の厚みの、前記外層の厚みに対する比が、1.5以上10.0以下であり、
前記発泡層の厚みの、前記内層の厚みと前記外層の厚みとの合計に対する比が、1.00以上6.5以下である、多層管。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記内層の厚みが、0.5mm以上4.0mm以下である、請求項1に記載の多層管。
【請求項3】
前記多層管の外径の、前記多層管の内径に対する比が、1.4以上2.5以下である、請求項1又は2に記載の多層管。
【請求項4】
前記発泡層100重量%中、前記塩素化塩化ビニル系樹脂の含有量が、10重量%以上95重量%以下である、請求項1又は2に記載の多層管。
【請求項5】
前記塩素化塩化ビニル系樹脂における塩素含有率が、60重量%以上75重量%以下である、請求項1又は2に記載の多層管。
【請求項6】
前記塩素化塩化ビニル系樹脂の平均重合度が、400以上1500以下である、請求項1又は2に記載の多層管。
【請求項7】
前記化学発泡剤の分解温度が、130℃以上であり、
前記化学発泡剤が発泡したときのガス発生量が、130ml/g以上である、請求項1又は2に記載の多層管。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発泡層を備える多層管に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
空調ドレン用管として、樹脂製の多層管が用いられている。空調ドレン用管は、高い断熱性を有することが要求される。断熱性を高めるために、発泡層を備える多層管が用いられることがある。
【0003】
下記の特許文献1には、塩化ビニル系樹脂(B)を含む筒状の発泡層と、上記発泡層の外面に設けられており、かつ塩化ビニル系樹脂(A)を含む非発泡外層とを備える空調ドレン用管が開示されている。該空調ドレン用管では、上記発泡層の発泡倍率が3.5倍以上であり、上記塩化ビニル系樹脂(A)が、塩化ビニル樹脂とエラストマー樹脂との混合物、又は塩化ビニル樹脂にエラストマー樹脂がグラフト重合されたグラフト重合体である。また、特許文献1には、上記発泡層が、塩化ビニル系樹脂(B)以外の熱可塑性樹脂を含んでいてもよいことが記載されている。
【0004】
下記の特許文献2には、外径50~180mmの有機高分子パイプと、該パイプの外表面上に配置された発泡ポリウレタン断熱層と、該発泡ポリウレタン断熱層の外表面上に配置されたシースとを備える断熱パイプが開示されている。上記発泡ポリウレタン断熱層は、10~50倍の発泡度を有し、30~60mmの厚さを有し、連続発泡層である。上記シースは、ポリ塩化ビニル又はポリエチレンにより形成されており、少なくとも3mmの厚さを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-059633号公報
実開昭60-24998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1,2に記載のような多層管では、断熱性をある程度高めることができる。
【0007】
しかしながら、近年の地球温暖化により、空調ドレン用管等に用いられる多層管の使用環境はより厳しくなっており、従来の多層管では断熱性が不十分であることがある。
【0008】
また、断熱性を高めるために、従来の多層管において単に発泡層の発泡倍率を高めた場合には、発泡層の気泡が破泡する原因となり、管継ぎ手部分において発泡層の端部から水が浸透しやすくなることがある。結果として、熱交換率が上がり、断熱効果が低下することがある。断熱性が十分に高くない多層管を空調ドレン用管として用いた場合には、内部を流れる液体と外気との温度差に起因して、空調ドレン用管の外表面に結露が生じやすいという課題がある。
【0009】
また、従来の多層管において、単に発泡層の発泡倍率を高めたり、単に発泡層を厚くしたりした場合には、耐衝撃性が低下するという課題がある。
【0010】
本発明の目的は、断熱性を高め、耐衝撃性を高めることができる多層管を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
回転伝達機構
2か月前
丸一株式会社
配管構造
4か月前
個人
振り子式免震装置
今日
株式会社フジキン
配管
1か月前
個人
ネジの緩み防止装置
今日
個人
弁装置
3か月前
個人
ロックナット
2か月前
個人
緩み防止ナット
11日前
個人
リンクプレート
3か月前
株式会社テイエルブイ
排気弁
28日前
株式会社キッツ
管継手
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
マフレン株式会社
自動給脂器
3か月前
株式会社ニフコ
留め具
4か月前
北村精工株式会社
固定具
2か月前
個人
配管用エルボカバー
8日前
日本精工株式会社
直動案内装置
3か月前
横浜ゴム株式会社
管継手
1か月前
株式会社不二工機
電動弁
1か月前
株式会社キッツ
逆止め弁
17日前
スズキ株式会社
防振装置
1か月前
株式会社不二工機
電磁弁
4か月前
株式会社三五
ドライブシャフト
1か月前
株式会社不二工機
電磁弁
8日前
株式会社フジキン
バルブ
9日前
個人
クラッチシェル保護板
1か月前
三和テッキ株式会社
配管固定装置
3か月前
帝人株式会社
衝撃吸収部材
4か月前
株式会社NejiLaw
雌ねじ体
3か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁装置
3か月前
中国電力株式会社
配管接続具
2か月前
鹿島建設株式会社
摩擦ダンパ
1日前
竹内工業株式会社
防振支持具
3か月前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
24日前
トヨタ自動車株式会社
伸縮装置
3か月前
続きを見る